余計な老婆心でございますが、正社員の方はリストラされた経験がある人はほとんどいませんから、されたことがない人に心得を聞いてもあまり役に立たないかと愚考いたします。
人様の回答にけちをつけるのは規約違反でございますが、サラリーマンのときの「人脈を作っておく」はいざ実際に独立しただリストラされただのときはほとんどまったく役に立たないと思っておいたほうがいいです。そのときの世間の「秘技手の平返し」はリストラや独立を経験した人なら誰もが経験していると思います。
さて、ワタクシも元正規雇用の端くれでございましたので、正規雇用であったことと、失業していたこともあった経験も踏まえて申し上げますと「まずは貯金をせよ」ということになります。やはり、世の中お金がすべてとはいいませんが、9割くらいはお金です。
次に「無理なローンは組まない」ということになるかと思います。リストラや失業のリスクを考えたら、マイホーム(マンション購入含む)は「最もやってはいけないこと」です。もちろん、即金で買うなら話は別ですが、普通はボーナス込みのローンを組みます。しかし失業するということは、そのローンが返せなくなるということでもあります。3000万円で購入したマイホームのローンを1500万円払ったところで1500万円で売れるかといったら、その地域が再開発されて急に値段が上がったとか東京都港区物件ではない限りありません。仮に1000万円で売れても住むところは失う、まだ借金がある、という難しい状況となります。
失業に備えるなら、住まいは賃貸、が鉄則です。仮にその家賃が払えなくなったらもっと安い部屋に引っ越せばいいからです。また新しい仕事が今住んでいる場所から離れている場合も引っ越しが容易となります。マイホームを建てたたら青森営業所へ異動。よくある話です。
正社員の身から離れてみると、いかに正社員というのがキツくとも安定はしていたか、またいくら安月給でもボーナスがあるとないとではこんなに違うものか、というのを思い知らされてしまいますが、これは正社員の身である限りはどうしても気づかないものなんですよ。そしていざとなるといかに会社というところが社員も切り捨てるものなのかも。
お礼
具体的に経験談を教えて頂き、どうも有り難うございました。 やはり、何よりもまず、当たり前ですが、「お金」ですね。