某電力会社の配電線工事を請け負う電気工事会社を経営する者です。
まちがいなくそれは電気の引込線ですか?
電気の引込線であればそれは電力会社の所有物になりますので、電力会社に苦情の電話をして移設してもらって下さい。
通常そういう電気使用に関する申請があれば電力会社社員もしくは委託工事会社社員が現地を確認し、実際の現場に合った工事を設計するための書類を作りに来ます。
その際に近隣の住宅等様々な設備に対して法規に沿った工事施工ができるように充分配慮するので、どうしても近隣の土地の上空通過を避けられないような場合、土地所有者の了解を得られなければけして無断ではそういう事はしません。
一般の電気工事会社が引込線取付金物等を隣地等にはみ出して施工しているような場合も電力会社は無断で他人の敷地上空を通して引込線を架線する事はありません。
低圧の引込線だと必ずしも電力会社の配電線工事を委託されてる電気工事会社が施工するわけではありません。
一般の電気工事会社でも電力会社から引込線工事の施工委託を受けているところもあります。
そのようなところでは工事施工と共に自社で工事図面を書いて電力会社に提出するだけのものなので、例え何らかの障害物からの離隔距離が確保できなくても、例え無断で隣家の敷地上空を通過させてでも工事施工するようなところもあります。
しかし大抵は電力会社による竣工検査が行われるので、その段階で引っ掛かる事がほとんどです。
ですがそういう不良工事を平気でやってしまうような業者は嘘も平気でつきますので、借りたとか許可貰ったとか言ってる可能性もあります。
とにかくお近くの電力会社の営業所に電話して現地を確認してもらい、何らかの対策を講じてもらって下さい。
あと電力会社の引込線での話は個人間での話と違ってA No.1の人が言うような権利とかはこういう場合には全く発生しません。
電線の敷地上空通過程度の場合は正式な書面でのやり取りはしません。
電力会社の電線の場合はNTTと違って何かあった際にはすぐに移動して対応する事になっているからです。
仮に敷地上空通過を認めるなら、貸すのは個人で借りるのは電力会社なので口頭での約束でも必ず守られます。
例えその引込線の行き先の家の住人が何を語ろうが、電力会社の所有物に対しては何ら権利を主張する事はできません。
土地所有者が認めていない無断通過ならば電力会社が即刻移設改修します。
しつこく言いますが、電力会社所有の引込線であれば他人の敷地上空を通過させる事に権利などありませんし、その事に時効などありません。
お礼
ご回答ありがとうございます。 皆さんの意見を参考に親戚で検討したいと思っています。