国債がデフォルトすると、紙切れになるのですか
アルゼンチン、ギリシャ、プエルトリコなど、国債のデフォルトがニュースとなることがあります。そこでいつも不思議に感じるのですが、国債というのは何の担保もないのでしょうか?ある日「金庫にあるお金では返済に足りません」と言われたら、いきなりその国債はゼロ円の紙切れになってしまうのでじょうか?
たとえば社債なら、お金返せない=倒産で、会社に残ってる資産を競売にかけたりして、とにかくいくらかは債権者に返ってくると思います。つまり、「返すお金がありません」となっても、債務・債権が消滅するわけではない。
しかし、国債のデフォルトの場合は、デフォルトしても国が消滅するわけじゃなくて、
そのまま運営され続けるから不思議に感じてしまいます。「返したいけど、返すお金が今月はもうないんですぅ~」と債務者(国債を発行した国)が言った瞬間に、債権(国債)が紙切れになって、債務・債権関係が消滅してしまう?そんなことがあっていいのでしょうか。
たとえば私が、「プエルトリコ国債第100回」という国債を100億円分買ったとします。何年かして50億円回収して、今後50億円+利息を受け取るのを楽しみにしていたとします。
しかし、ある日プエルトリコ政府が「金庫にお金がありません。というか正確には、いろいろ出費があって、第100回の国債の返済にあてるお金がないんです」と宣言したら、いきなり私は50億円+利息を失って、それで一切の関係が終わってしまうのでしょうか。そして例えば、第100回国債の自分は紙切れになったけど、第101回国債の人は無事に今後も返済を受けられる、とかいうこともありうるのでしょうか。
国債の知識がないので、何か前提が間違っているかもしれませんが、ご存知のかたがおられましたらご教示いただけますと幸いです。ちなみに私は、個人で株や先物をやる程度で、ただ好奇心から質問しております。
お礼
ご回答いただきまして、ありがとうございます。