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幽問側胃切除術ビルロート1法の合併症について
胃ガンの幽門側胃切除術後のビルロート1法合併症に 逆流性食道炎があるとおもうのですが なぜ噴門を切除していないのに逆流がおこりやすいのでしょうか 噴門は胃液や内容物が食道へ逆流しないようにしているのですよね 幽門の方を切っているから胃の下側ががばがばなのはわかるのですが。。 あとこのビルロート1法の再建法が他の再建法よりも術後貧血の発生が少ない理由と他の再建法よりも縫合不全を起こしやすい理由を教えてください。
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- rokutaro36
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(Q)なぜ噴門を切除していないのに逆流がおこりやすいのでしょうか (A)噴門は、食道から食物が降りてくると開いて…… というのが一般的な説明ですが、それだけではなく、 ゲップや胃の内容物を吐く場合にも、開きます。 つまり、胃からの刺激でも開くのです。 胃を切除することによって、このバランスが崩れるのです。 つまり、胃からの刺激で噴門が開きやすくなるのです。 (Q)ビルロート1法の再建法が他の再建法よりも術後貧血の発生が少ない理由 (A)鉄は十二指腸で吸収されるからです。 BII法では、食物が十二指腸を通らないので、鉄が吸収されにくい からです。 (Q)他の再建法よりも縫合不全を起こしやすい理由 (A)十二指腸には、胆管・膵管の開口部があるので、 十二指腸を動かすことは難しい。 なので、BI法では、残胃まで十二指腸を無理に伸ばすことになり、 他の方法に比べて、吻合部に緊張がかかりやすいからです。
- Oubli
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逆流性食道炎というより、膵液や胆汁の逆流による症状が多いのではないでしょうか。結局は胃液分泌をふやし、逆流性食道炎になることもあると思ますが。 また貧血についてはビタミンB12の吸収に関連する内因子が関係し、胃部分切除であるビルロートI法は胃全摘よりは悪性貧血の発生が少ないですが、他の胃部分切除術と比べて異なるとは思えません。 生理的にはルーY等の方がよいのですが、ひとつの弱点は将来、ERCPのような胆膵系の検査が困難になるということですかね。その点ではビルロート1法は問題ありません。