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中国人の茶に対する意識について
- 中国人は茶を健康食品としての意識が高いかどうかについての質問です。
- 日本人に比べて中国人は茶をどれだけ意識しているのか、その差異について知りたいです。
- 茶が中国では元々漢方薬として使われてきたが、現代の中国人は茶を健康食品として意識しているのか知りたいです。
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中国・台湾で合計8年ほど暮らしていた者です。 漢方の陰陽、熱寒といった考えは、中国の人たちには当たり前の常識として身についています。日本人の場合、食事の際の食材の組み合わせの陰陽など普通の人は考えませんが、中国の人は自然とそれを考えています。上海ガニを食べると必ず食後に生姜湯を飲みます。それは、甲殻類が体を冷やすから、暖める生姜を摂取するわけです。ビールを常温で供するのは、つめたい飲み物は体に悪いと認識されていたから(最近はつめたいビールのおいしさが勝っているようですが)。中国の人と食事に行くと、食材毎の熱寒のバランスをかなり真剣に検討して注文しています。日本人は烏龍茶は油を流してくれるからと手放しで効能を喜びますが、中国人は、確かに油を流すが、それがいいことなのか?と疑問を呈します。あくまでも全体のバランスのなかで位置づけて考えているのです。 お茶の場合、緑茶<烏龍茶<紅茶の順に発酵度は高まりますが、烏龍茶の中でも発酵度によって(産地の別等の要因も入ってきますが)、お茶の種類が細かく分かれています。どのお茶を美味しく感じるかで、その人の健康状態の傾向も分かるといいます。日本ではお茶でそこまで考える人はいないでしょう。中国の漢方はそれだけ深く、人々に生きる知恵として浸透しています。 また、日本では水代わりにお茶を飲みますが、中国では最近まで普通の人が水代わりに飲むのは白湯でした。だから、お茶を飲む際は日本人より明確な目的意識や飲む理由がありました。 だから、スーパーでお茶っぱの買い物をする際も、食堂で料理を注文する際も、漢方の陰陽・熱寒、体質傾向等を考慮するのが当たり前なのです。 日本人がスーパーで食料品であれ、お茶であれ、買うときに、そこまでのことは、何も考えていないでしょう。トクホとか健康食品とか銘打たれた特定の商品について、商業主義的キャッチフレーズの効能書きにあおられて、サプリ感覚で購入摂取することがあるというだけ、自分で全体のバランスを考えることもせず、すごく薄っぺらで浅いと思います。 まとめると、中国は、漢方の陰陽・熱寒のトータルバランスを考えて、普通のお茶も購入している。日本は、普通のお茶を購入するときは何も考えず、トクホとか健康食品として販売されている商品をサプリ感覚で購入摂取することがあるだけ、ということになると思います。
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No.2,3です。 リンクを貼りましたが、 なんでお茶がひろまったのか 歴史をさかのぼって 見たほうがいいと思いました。 本当になんにもなかったんです。 だから健康を意識したり する余裕もなく、お茶しか ないものだと思っていました。 スーパーもあまりなく、 あっても富裕層しか行けないような、 一般庶民には夢でした。 プーアル茶とか菊花茶とか いろいろありますが、旅行者向けと いう印象があります。 緑茶みたいな 茶っ葉を買ってガラスの便に入れて 学校や職場にもって行ってました。 あれだれ油が多い食事で 太らないのは確かにお茶を大量に 飲むからもあると思います。 あとは甘いものがなかったのと、 食べものが豊富ではなかったのです。 歴史をさかのぼれば 何でお茶を飲むように なったかや、お茶に対する 意識が分かると思います。 冷たいものは昔は贅沢品でした。 冷たいものを飲まないのは 身体のためと、 冷やす冷蔵庫や洗濯機などが よほどのお金持ちではないと 買えなかった名残なのでしょうか? 売店などで飲みものを買うときに 「冷たいのか、常温か」訊かれるのです。 冷えた飲みものは常温より 高く売ってました。 暑いときは冷たいほうを 飲みたがってました。 中国はお茶というイメージがあると 思いますが、スープも 奥深いかも知れません。 今でこそ、スーパーや レストランに行くのは普通かも しれませんが、80年代くらいまでは そんなことはなかったのです。 話は逸れますが、2000年くらいかな? サントリーが発売したペットボトルの烏龍茶が 中国で大ヒットしていました。 まさに逆輸入のような? 砂糖入りと、砂糖なしの 二種類あって、砂糖入りも売れてました。 日本人は烏龍茶に砂糖を入れて 飲むことはしませんよね。 不思議です。 お茶に塩をたくさん入れて ゆで卵にする 茶叶蛋 (cha ye dan) 美味しかった。 茶叶蛋を知らない中国人はいないと 思いますよ。 このようにお茶をつかった 料理もあるということで。 茶叶蛋的做法大全_茶叶蛋的家常做法_茶叶蛋怎么做好吃 http://m.xinshipu.com/zuofadaquan/1111/ 美味しいですよ。レシピが あったので貼りますね。 中華風煮卵(茶蛋) by 月の輝き http://cookpad.com/recipe/485928 参考になれば幸いです。
お礼
度々ありがとうございます。 色々知らないことを教えていただきました。 数年前中国行ったことがあり、 スーパーやコンビニがたくさんあったので、 町は日本と変わらないなと思ったのですが、 80年代はまだ貧しかったのですね。 歴史を少し勉強してみます。 茶蚕美味しそうですね。 簡単そうなので今度自分で作ってみます。
No.2です。こちらが参考になると 思いますよ。 中国茶の歴史・中国茶講座 http://www.uloncha.com/chanorekisi.htm 日本中国茶普及協会 - 古代~唐代(中国茶の歴史一~三) http://www.china-t.org/modules/pico/index.php?content_id=11 お茶の起源について http://www.seasontea.jp/ocha_ni_tsuite/ocha_no_kigen.html
お礼
ご回答ありがとうございます。 参考になりそうな資料ですね。 一通り読んで歴史を学ぼうと思います。
詳しいとはいえませんが、 住んでいました。 茶しか飲むものがなかった だけです。覚えていませんが。 水は有料、甘いジュースは 当時はあまりなく、あっても 高い。 あとは朝、豆乳を飲むくらいで 他になかった記憶があります。 ヨーグルトもびっくりするくらい 酸っぱくて泣いた記憶があります。 大人になってから行ったら ダノンのヨーグルトや 便に入った甘いヨーグルトや ジュースがたくさん売っていましたが。 菓子もウェハースしかなかったので いまだにウェハース食べれません。 とにかくお茶しかなかったです。 緑茶でした。 いまは分かりませんが。
- kia1and2
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中国と日本のほうが健康食品としての側面が強い茶文化は、かなり無理なこじつけ発想ですね。 日本のお茶って、緑茶、麦茶、に紅茶くらいしかなく、それぞれが微妙な味わいの差に勝負してきただけで、頭が痛いーそれならこれ、食欲がないーそれならこれ、下痢をしたーそれならこれ、眼がつかれたーそれならこれ、など各家庭には15種類くらいのお茶が。食事中に飲むお茶は、油を分解させて体内に残させないお茶なので、デブにならない効果はありますね。 微妙な味文化では、日本が勝っていますが、健康食品としては、根がないですね。それに、日本では、道端に生えている雑草(薬草)を煮て飲むなどしている人は、見たことなしです。
補足
ご回答ありがとうございます。 少し、誤解が生じたようです。 日本では、今、茶が健康ブーム(流行)です。 中国では、伝統的に茶は健康食と知られています。 すると、流行なので日本人は茶が健康だと 頻繁に「考えてしまう」「意識してしまう」。 一方、中国人にとっては、茶は健康だと当たり前(常識) なので、わざわざ健康だと「意識しない」。 そういう風に考えたのです。 日本と中国の茶文化自体を比べてるわけではないんです。 比べているのは、茶文化に対する最近の意識です。 説明が難しいです。。。^_^; 他の中国人の人にも聞きましたが、日本語での 説明がなかなか分かってもらえませんでした。 もし、意味が分かったらまた教えてください。 謝謝(私はこれくらいしかできません、、、)
お礼
詳しいご回答ありがとうございます。 私の言葉足らずの部分も意味をくみ取ってくださりありがとうございます。 とても勉強になりました。 茶を含め、食と健康は中国人にとって切り離せないものなのですね。 日本での最近の健康サプリブームとは性質が違いますね。 とすると、中国人から見たら、茶をダイエットに利用しようとする 近年のブームは、「今さら」という感じかもしれませんね。