• ベストアンサー

ハイレゾオーディオについて質問

オーディオマニアではないですが興味があります。ハイレゾオーディオにも興味はあるのですが、そもそも人間の聴覚は歳をとるとともに衰え、私は12Khzが聞こえるか聞こえないかと言うところです。オーディオ評論家や高額の機器を揃えているオーディオマニアはお歳をめした方が多く、物理的に10Khz以下の周波数しか聴こえない人も多いと思うのですが、ハイレゾってそう言う人たちにも意味があるのでしょうか?

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.3

ハイレゾ本来の効果は 22kHz 以上の音が入っているという事ではありません。 実際のところ、楽器が発する 22kHz 以上の音波なんて主音 (音符で示される音階) に較べて数万分の一、数十万分の一という Energy しかなかったりしますので、Microphone Amplifier や Analog Digital Converter の実効 Dynamic Range 内では Pick Up できず、PIck Up 後の機器が発する Noise や歪みでしかなかったりしますし、録音 Studio は 22kHz 以上の音波を正確に収録することを保証する高周波計測 Microphone のようなものは殆ど使わず、Analog 時代から定評のある「良質な音色感」を持つ Microphone を常用しますので、Microphone で音波を電気信号に Pick Up する時点で既に 22kHz 以上の音など考慮されているものではありません。 ハイレゾとは High Resolution (高解像度) の略語であり、高周波帯域 (High Frequency Band) を意味するものではないのです。 Digital Audio は 16bit/32k~48kHz 及びその倍数の Pulse を並べて低周波の音波を形作っているのですが、この Pulse 周波数が高ければ高いほど低周波の音波を形作る Pulse の数が増えて、より詳細で正確な音波を作り出すことができます。 「より正確→より詳細→より高解像度」という目的のために Pulse 発振周波数を高めているのであって、22kHz 以上の音を記録再生できる能力に注目するのはハイレゾを理解する手法としては大きな誤りです。 尤も、現代の DAC (Digital Analog Converter) Chip はその殆ど全てのものが 32k~48kHz の Digital Audo 信号を 64 倍から 756 倍の Pulse 数に変換して処理しており、その処理過程で 16bit/32k~48kHz の Digital Audo Code では表現できない中間 Data を補間していますので、たかだか 2 倍や 4 倍の Pulse 数で記録したものをハイレゾと称したところで DAC Chip から見れば「Normal と殆ど変わらないじゃん(^_^;)」です。 唯一異なるものは DSD (Direct Stream Digital) と呼ばれる 5.6MHz や 11.2MHz の Single Bit Code で記録されている Data なのですが、これは JEITA (Japan Electronics and Information Technology Industries Association:日本電子情報技術産業協会) が規定する「44.1kHz/16bit 以上の Multi Bit Code で表現する Digital Audio 方式」であるハイレゾではありませんので混同しないように。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%e3%83%8f%e3%82%a4%e3%83%ac%e3%82%be%e3%83%aa%e3%83%a5%e3%83%bc%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%b3%e3%82%aa%e3%83%bc%e3%83%87%e3%82%a3%e3%82%aa では 22kHz 以上の高周波ではなく「16bit (96dB) 以上もの広大な Dynamic Range 能力は必要か?」 と言うと、これも疑問が多いところです。 Listening Room で出せる最大音量は地下鉄の Platform で目の前を地下鉄が走り抜ける際の騒音よりも大きな 100dB SPL (Sound Pressure Level) 以上の音なんて近所迷惑な音量が出せない一方で、雪がしんしんと降る冬の真夜中に息を殺して耳を欹てた際でも 50dB SPL 近い室内騒音が残るものですので、Speaker 再生環境では 100dB-50dB=50dB 程度の Dynamic Range しか得られていません。……だから 70 年代に Audio が急速に進歩した際でも Phono Disc Player や Cassette Deck の実効 S/N 比 (Noise Dynamic Range) は 50dB そこそこでしたし……。 Headphone では聴覚障害を起こす 100dB SPL 以上から耳内血流音に Mask される 30dB SPL 付近までの 70dB 程の Dynamic Range が得られますが、それにしても 96dB ある CD (Compact Disk) の理論 Dynamic Range で充分に Cover できるものですので、実際に問題となるのは CD 等の Source Media 性能ではなく、理想条件下で測定される Catalog 性能価では 100dB 以上なんて数値を謳っておきながら実際には Volume Controller での Floor Noise との比が 70dB にも満たずに Headphone 聴収や Speaker に耳を近付けて細かい音を聴き込もうとした時に Noise に気付いてしまうといったように Amplifier が発する Noise だったりするものです。 Media 制作現場の Pro' 用機器でさえも Amplifier の残留 Noise や歪みが CD Media に付いてしまう程ですので、ハイレゾに含まれる「CD にはなかった Data」の殆どは通過機器間での Noise や歪、或いは演算誤差と言えるでしょう。 実際、Consumer/素人が用いる安価な録音編集機器や再生機器では Normal Mode よりも Hi-Reso' (ハイレゾ) Mode の方が Catalog 性能が劣っていたりする場合も少なくなく、安価な機器では Hi-Reso' にする意味が殆どなかったりします。……そもそも何百万円もかけた High-End Audio Sysytem でさえも CD の再生に苦労しているのに数万円程度の廉価製品で CD 以上の Data をまともに再生できる筈もないことなど、Audio 以外の商品で考えれば直ぐに想像できるのに Audio 界では思考が停止してしまう人が多いようです(^_^;)。……DOHC Twin Turbo で 100 馬力を叩き出す 200 万円の軽自動車が 1000 万円超の大排気量 Sports Car に敵うわけがないし、1000 万円超の市販 Sports Car と言えども F1 Racing Car に敵うわけがないのは誰でも想像が付くでしょうが、数万円のハイレゾ Player で数百万円の Normal CD 再生用 High End Audio System を超える音質が得られるとか総額数千万円とか数億円という Level の System で製作される Pro' 現場の System に近付けるなんて想像する人が Audio 界にいること自体が異常です。 Digital 製品と言うものは Audio に限らず、PC や Digi'Came' でもそうであるように「同じ性能が維持されるのであれば価格は 2~3 年で半値になってしまい、10 年では 1/10 以下の値段に相当する価値しかない」ものになってしまいます。 そんな業界で利益を得続けるためには (実効力があるか否かな横に置いて) 見かけの性能数値を引き上げるしかなく、CD は HDCD、DVD-Audio、SACD 等々……中味ではなく器の性能数値を引き上げてきた歴史があります。 ハイレゾも数万円の廉価製品にまで「見かけの性能数値を上げない事には利益を得られないほど値段の底割れがし始めた」業界が苦肉の策で宣伝をし始めたものであり、古くからの Audio Mania で多くの機器の音を聴いてきた人達から見れば如何程の Merit もないものです。……「Audio 評論家は雑誌に広告を出してくれる Maker の姿勢を酷評すればたちまち雑誌社から干されますので Maker の営利戦略に即した記事しか書かないものである」という事も古くから Audio 評論家の口車に乗せられて散財しまくった苦労を重ねてきた Mania ならば百も承知の事です(^_^;)。 評論家や Mania、或いは実際に Pro' の現場にいらっしゃる方々が高額の機器を揃えている理由は「周波数帯域」とか「Dynamic Range」といった計測特性の善し悪しとは異なる「本質的な音質の善し悪し」をその膨大な実体験に裏付けられた知識や聴感といった感性で判断した結果に因るものです。 高齢の指揮者が 10kHz の音を聴き取れないからと言って Orchestara の指導ができないなんて考える人は居ないと思いますが、Audio 界には 10kHz の音が聴こえなくなると Audio を愉しめないと悲観する人が多いものですよね。……実際には 20kHz の音が聴こえる子供よりも 10kHz の音が聴こえない高齢者の方が遙かに深い領域まで音を愉しんでいるにも拘わらず(^_^;)。 素敵な Audio Life を(^_^)/

92128bwsd
質問者

お礼

ありがとうございます。オーディオ論議にありがちなオカルトちっくな話を排除して分かりやすく説明してくださりありがとうございます。特に最後の高齢の指揮者のところ、説得力ありますね。

その他の回答 (10)

  • yosifuji20
  • ベストアンサー率43% (2675/6115)
回答No.11

>>、これがまず全くのウソなわけです。 全くのウソというのは全くのウソです。 CD規格は非常に多くのテストをして、ほとんどの人間がその差を検知できないことを確認した上で決まった規格です。もし理論的に外れた外れたところがあっても、それを検知できるレベルではないことを調べて決まった規格なのでです。 しかもこれは開発時に存在したDACを通じた音声信号で実験したものです。たとえ数学的には厳密に正しくないとしても実用的には全く問題はないと結論付けたのです。 全くのウソであればほとんどの人はそのお粗末なDACとハイレゾの音を聞き分けられるはずですが、そういう情報も見かけない以上、全くのウソではないということです。 ちなみに私が言っているのは同じ録音をハイレゾとCD規格で録音し、それをDAC以外は同じ再生機で再生した場合です。その要素が違えば何が違う原因かは良くわからないからです。

回答No.10

ついでに書いておくと、CDは20kHzまで、というウソがありますw この20kHzというのは、サンプリング定理という数学で保障されているもので、確かにCDには20kHzが再生できるだけの情報が入れられています。ところが世にあるDACというのは、このサンプリング定理にまったく従っていません。まったく従っていないにも係わらず、なんとなくそれっぽい音が出てしまっているので、普通の人はちゃんと20kHzまで再生できていると思い込んでいるのですが、これがまず全くのウソなわけです。 この全くのウソにDACチップメーカーも無関心だったわけではなく、CD発売数年後(今から30年くらい前)にオーバーサンプリング(アップサンプリング)という手法で欠点を補う方法を開発しました。サンプリング定理に従い元の波形を再現するのは無理でも、データとデータの丁度中間点の1点だけを算出するなら、ある程度はしょるけどサンプリング定理に従って計算できるのです。この中間点の算出を3回行えば(2の3乗)=8倍オーバーサンプリングというわけです。 ハイレゾデータというのは、この3回行っている中間点の算出を、ある程度はしょってるけどサンプリング定理に従った計算結果ではなく、正しいデータを最初から記録しておこう、ということです。 ちなみに、この8倍のデータをどうするかというと、やはりサンプリング定理に全く従わない方法で出力しています。ここは全く変わっていなくて、なんとなくそれっぽい音に聞こえるレベルのままであることに注意してください。 なのでHALTWOさんが書かれているように、DACから見たらちょこっと違うデータ(少なくとも1/8は全く同じデータ)を同じように処理するだけってことになるわけです。 あとビット数が増えるというのもありますが、これは0が増えるだけだと思って良いです。本当は桁が増えるのですが、増えた桁のデータが0でも1でも大差がないですから。100万円の買い物をした時に1円安くしてもらっても安くなったと感じないのと似たようなものです。

92128bwsd
質問者

お礼

ありがとうございます。参考になりました。

回答No.9

私も76歳でセラックのSP(ニキッシュ、パハマンなど)からのファンです CDの6.5倍の解像力のハイレゾという宣伝(ヨドバシカメラ)に誘われ、LP時代の名演・ミュンシュ/ボストンのラベル ボレロでビックリして、ソニーA16とハイレゾヘッドホンを買って、ソニーmoraにも入会して、理論的に4万Hzとして希望は1万Hzが老化で聞こえていなくても経験で聞こえる気がして満足しています 印象としては、明るく鮮やかになった気がします 楽器ごとの音がバラバラに鳴っている気がします CDを2000枚も持っていて、死ぬまで触らないモノもありながら、ハイレゾに走るバカ老人を納得して、時々楽しんでいます

92128bwsd
質問者

お礼

ありがとうございます。音楽は理論だけでは無く聴きたい音楽を納得いく環境で聞くと言う満足感も大事ですよね。

  • yosifuji20
  • ベストアンサー率43% (2675/6115)
回答No.8

>>アナログのようにギザギザがない滑らかな音になりますよ。 ここに誤解があると思うのですが、このギザギザは実は高域成分なのです。 たとえば10kHZのサイン波に10個のギザギザがあれば、このギザギザは100kHzの信号が重なっているのと殆ど同じなのです。 従ってこの信号をたとえば20kHzのローパスフィルターを通すと、そのギザギザが消えるのです。 ということはCD規格の信号でもハイレゾでもフィルターを通せばギザギザは関係ないのです。 たとえ電子回路にフィルターがなかったとしも最後に人間の耳というせいぜい20kHz しか通せないフィルターがあるのです。 少し簡単に言い過ぎかもしれませんが、理屈はこうです。 ハイレゾでギザギザが少ない音が耳に届くことはないということです。

92128bwsd
質問者

お礼

ありがとうございます。音楽はわから無くてもわかりやすいお話です。

noname#214123
noname#214123
回答No.7

もちろん10khz以下の人でもハイレゾが本当に意味のあるものであれば 違いはハッキリと判るはずです。 ただ、現段階のハイレゾ音源をブラインドテストして 違いが分かる人なんて本当にいるんでしょうか。 もともとハイレゾは、高音を伸ばすのが目的じゃないですよね。 アナログのようにギザギザがない滑らかな音になりますよ。 っていうのが売りだったように思います。 いつの間にか高音がうりになってしまったように思います。 昔のブラウン管TVも液晶になる直前は、 同じ画質、同じ画素でも、機械的に補正して、 ギザギザした画面でも滑らかにみえるようになりましたよね。 あれの音楽バージョンだと勝手に解釈しております。 正直、「ハイレゾ対応アンプ」や「ハイレゾ対応スピーカー」 「ハイレゾ対応ヘッドホン」・・・なんてありますが、 CDが登場する時にでてきた「デジタル対応」と同じくらい 意味がないものだと思っています。 昔の装置で聴いても違いがわからなければ、 ハイレゾの意味がないと思います。 ハイレゾ対応というのは「DAC」だけの話だと思っています。 そのDACがやたらと小さくおもちゃみたいです。 ただ単に「再生することだけはできますよ」っというレベルだと思います。 せっかくハイレゾの音が本当に良くても、DACで音をダメにしている気もします。 数万円のスピーカーやレシーバーに「ハイレゾ対応」マークが貼ってあり、 高級機種に「ハイレゾ対応」マークなんてみたことないです。 それと、昔録音したものを192khz 24bitで売りだしたところで、 ハイレゾって言えるかどうか疑問です。 それだったら、もうっとくに昔からCDプレーヤー側で 192khz 24bitにアップコンバートするものもハイレゾですよね。

92128bwsd
質問者

お礼

ありがとうございます。参考になります。

  • John_Papa
  • ベストアンサー率61% (1186/1936)
回答No.6

こんにちは。 過去出質問も参考にしてください。2つの回答に重要なことを書いたつもりです。 http://okwave.jp/qa/q8985360.html

92128bwsd
質問者

お礼

ありがとうございます。拝見しました。

  • sirasak
  • ベストアンサー率27% (348/1287)
回答No.5

ハイレゾは高解像にするにはサンプリングを細かくして波形を正確に再生する目的ですが、 そのためには音の波形を正確に再現するにはアンプでおなじみの直流から無限大周波数までが必要です。 人は大音量でも20kHzまでしか音としては聴けませんが、140dBもの巨大高音量があると、音でなくて感じることが出来るそうで、それを発展させて音が正確に再生できるかも?と思うのがハイレゾの始まりと思いますが、 音の周波数はLOG対数グラフで表示することが多いので、オクターブバンドで11に分けると20kHz~40kHzは11バンド中のたった1つのバンドと思う人が多いのですが、 比例リニアグラフで表示すると20Hz~40kHzまでで、 0~20kHz、 20kHz~40kHzまでに2分出来て、ハイレゾに必要な20kHz~40kHzまでが半分も占めている事実にびっくりします。 このように超音波まで再生すると巨大なデーターが必要になります。 CDなどでは圧縮しているので小さく出来ますが、ハイレゾにすると約6倍以上は大きなデーターになります。 人間の聴覚は歳をとるとともに衰え、私も10kHzが聞こえるか聞こえないかと言うところで、 ハイレゾってそう言う人たちに意味はないです。 聴こえないのですからCD位のデーターで十分視聴できるのです。 YouTubeで8kHz~15kHzをカットした動画を出しましたが、元のとの差が分かったと言う人がいません。 昔から評論家はメーカーにお世話になっていますので不利になることは書きません。 これがオーディオ界をややこしくしているのです。 PCで簡単に測定できるように科学が進歩したので測定結果を発表して真実を追究しているところです。 ハイレゾを研究している人ではハイレゾは眉唾ものとの批評が多いのが事実です。 メーカーが真実を出さないのでユーザーが迷っているというのが現状と思います。

92128bwsd
質問者

お礼

ありがとうございます。オーディオメーカーにお世話にならないでやっていけるオーディオ評論家はいないものですかね。私のような素人は、オカルト的な話も著名な人が言うと信じてしまいそうになるし、オーディオマニアの中にも信じている人がいますね。私にわかることはマニア同士の意見が食い違うことがあるので、すべてが正しいわけではないと言うことくらいです。

  • yosifuji20
  • ベストアンサー率43% (2675/6115)
回答No.4

下記の記事を読むと、CDの開発時に高域はどれだけ再生できれば十分かと大がかりな実験が行われて、結論は16kzで十分ということだったそうです。 その後も追加の実験があるようですが、本当に特異な聴力を持った例外的な人以外は、20kHz以上は聞き分けられないとのことです。 ハイレゾは高域だけの話ではないとの説ですが、音声信号の分解能は高域の周波数成分で決まります。CDが20kHzまで十分再生できるということは、ハイレゾでも20kHzまでの分解能は同じであるということです。分解能というきめ細かに聞こえそうな要因は20kHz以上の成分のことかもしれないが、それはどちらにしてもほとんどの人間には聞こえないのであってもなくても意味はないのです。 という理由で私はCDで十分という説を支持します。 高域再生はどこまで必要か? http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/highlimit.htm

92128bwsd
質問者

お礼

ありがとうございます。こう言う回答も待っていました。ハイレゾの視聴コーナーに行ってじっくり比較をさせてもらったところ確かに従来のもの(と言っても128Kbps程度のMP3ですが)と比べて聞こえなかった音が聞こえたりしました。後でよくよく自分の耳年齢を考えれば、それは高い音が聞こえたのではなく、音源がきちんと別れて聞こえたと言うこと。それにハイレゾが寄与しているのかどうか。CDレベルの音質でも私には同じように聞こえた可能背はあります。

回答No.2

はじめまして♪ 人間に聞こえない超音波を記録再生するのがハイレゾの目的ではありません。 同じ1kHzの信号でも、より細かくサンプリングし、より正確にデジタル化し、記録再生を行う、と言うのがハイレゾに求められた部分です。 コマーシャル的には、数値化できないクオリティーに言及しても難しいので、単純な数値の違いで良さをアピールしていて、そのため勘違いしている人も少なくなかったりします。 例えば、通常のCDからデータ変換し、フォーマットとしてはハイレゾに成る事で、ハイレゾ音源が出来た、と考えている人もいます。 でも、本来のアナログ信号からすでに間引かれたデータを、単なるデジタル演算でオリジナルのアナログ音に戻せるわけではなく、これらはオーバーサンプリング、アップサンプリングと呼ばれ、高級CDプレーヤーでは内部で昔から行われている事を、データファイル化しているに過ぎないのです。 音楽という芸術の、僅かな変化を感じ取るには、聴力が良いだけではダメで、知識や経験に基づいた高度な感性が求められます。 まるで、視力は少し悪いが、写真や絵画の鑑賞評価に能力が高い人が居るのと似ていますね。 経験が多くは無い若い人にとっては、超高域の量的変化でハイレゾの違いを感じ取れますし、経験豊富な年配の方には低域から高域全般の質感の違いとして違いを感じ取れるのでしょう。 まぁ、音楽の内容自体は同じなので、些細な違いを気にし無い、というのが一般大衆ですけれどね。 (そもそも、1999年に次世代CDとして今で言うハイレゾの製品化(DVD-Audioと、SA-CD)が実現しました。ご存知の通り、全く普及しなかった。。。残念)

92128bwsd
質問者

お礼

ありがとうございます。素人考えでCDのサンプリングレートでもアンプで足りない部分をうまく補完できているものと思っていましたがそんな簡単な話ではないのですね。 またハイレゾの良い音を理解しようとすると、理屈ではなく良い音をたくさん聞くことが必要と言うことですね。

  • Prome_Lin
  • ベストアンサー率42% (201/470)
回答No.1

私も、もう60歳を過ぎ、かなり耳は衰えていると思いますが、ハイレゾは、音がいいと思います。 まず、高音だけの問題ではありません。 CDを含め、デジタル音源は、時間を区切って音の情報を記録しています。 そのため、階段のような音構成になり、本来、連続している部分が、いきなり、情報が変わってしまうのですが、ハイレゾは、その区切りの時間がCDなどより短いので、よりアナログに近い、なめらかな音になります。 それから、高音の問題も、よく言われるように、バイオリンの聴こえる部分だけを取り出すのと、聴こえない高音部分(倍音)もいっしょに聴くのとは、間違いなく、音の「質」が違います。 興味がおありでしたら、倍音について調べてみてください。 私は、まだ、少ししか持っていませんが、ハイレゾ音源の曲を、ソニーのウォークマン(ハイレゾ対応)と、ソニーのヘッドホン(ハイレゾ対応)で聴くと、広がりなどが、全然違います(同じ曲で比較してみて)。 ただ、高額なコンポなどは私も欲しいのですが、ハイレゾを楽しむためには、ある程度の音量が必要で、そうなると、ご近所のこともあるので、なかなか心ゆくまで、楽しめそうに無いので、二の足を踏んでいます。

92128bwsd
質問者

お礼

ご丁寧な説明ありがとうございます。”倍音”調べてみます。

関連するQ&A