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ヒルズ族は、どうやって稼いでいるんですか?
ITコンサルタントみたいな職種で、成り上がっている人がいます。 六本木ヒルズに住んでいたり、羽振りのいい生活をしていたり・・・。 そして、その様子を自身のブログやFacebookに掲載していますが、 この人たちはどうやって稼いでいるのでしょうか? 一過性の要素が強い気がしますが、 そこまで大儲けできる仕組みを知りたいです。
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- eroero4649
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最近あまりそういう人たちは見かけませんから、かつてのITバブルの頃のヒルズ族について説明します。 あのITバブルのときは、投資をする人たちもITってのがなんだかよく分からずに投資していたんですね。当時の森首相が「IT事業」を「IC事業」と言い間違えていたのは有名です。 例えば、光通信という今でこそそこそこにIT系の会社があるのですが、かつてこの会社が「ITベンチャーの旗手」なんてもてはやされていた頃、その実情は単なる「携帯電話の販売代理店。しかも(当時業界のガリバーだった)NTTdocomoを取り扱えない会社」だったのです。社長がポンポン景気のいいことをいって実態がないまま株価が高騰を続けていたのです。だから「バブル」だったのですけどね。 当時のITベンチャーの錬金術はこうです。上場したITベンチャー企業は、手元のマネーで他企業を買収します。そして「買収した企業とコラボレーションしてこのようなビジネスを始めます」とアナウンスし、そのタイミングで自社株を分割するんです。例えば、IT系企業が10代向けのアパレルメーカーを買収します。そして、「中高生向けの服をIT技術を使ってケータイでネット販売します」という発表をするんですね。10代向けアパレルがケータイネットに参入するとなったら、まずはとりあえず株価が上昇するのは間違いないわけです。 ほいで株価が上昇したところで分割化した株の一部を市場に売却すれば、結構な資金が手に入ります。そしてその資金を元にしてまた別の企業を買収して規模を大きくすると、株価はさらに上昇し、いわゆる「時価総額」はじゃんじゃん上がるのです。その買収した企業も資産ですからね。帳簿上は右肩上がりなわけですが、内実は自転車操業です。ITバブル崩壊でこれで倒れた人たちが死屍累々。その後、リーマンショックがまたあったわけです。 さて、そうやってブイブイいわせていたIT紳士たちはそのお金でヒルズの部屋なんかを購入したわけですが、バブルが崩壊すると当然資産は差し押さえられるわけです。ヒルズの部屋も債権者に渡して自分はもっと住める場所に移ります。 債権者は借金の担保としてヒルズの部屋を手に入れるわけですが、例えば2億円の部屋を手に入れても、貸していたお金が5億円なら、3億円の損になります。それはチトマズいというのもあるんですね。また、債権者が複数いて、売る、売らないで話がまとまらないこともあります。そういう「ややこしい物件」でも、誰かに貸せば家賃100万円でも住みたいというやつは出てくるわけです。売る場合は売却金額で揉める債権者たちも、家賃の取り分を出資比率に合わせて分配する、なんて場合だったら売るわけではない(自社は損金を出さなくていい)し、とりあえず家賃収入は入ってくるわけですから、反対する理由はありません。 しかし住んでくれるなら誰でもいいというわけにはいかないので、不動産屋さんを通さずに債権者の紹介、つまり「○○さんの紹介なら住んでもいい」みたいな話で入ってくるわけです。 で、世の中には少々景気が良くて、相当に見栄っ張りな人はいくらでもいますから、「お前、ヒルズ族の住人にならないか。家賃は月100万円だけどな」なんて話がくると喜んで飛びついて「俺もヒルズ族の仲間入りだ」なんてなるわけです。 また、そういうことでヒルズ族になるような輩には、大きなお金は動かしているが、自己資金はほとんどなくて、ほとんど借りた金だ。なんて人もザラにいます。例えば「年商10億」なんてエバっていても、年間の支払いも10億円だなんてね。10億円売り上げても、10億円支払っていれば手元に残るお金はゼロでしょ?ひどい場合は売上10億円で支払いが12億円だなんてこともあるのです。でも、一昨年の売上が6億、昨年の売上が8億、なんていうことなら「年間20%ずつ売り上げが伸びていて、来年の予想売上は15億」なんて言い方もできますから、それならお金を貸してくれるところもあるんですよ。はっきりいって銀行なんてそんなもんです。 で、そういう人たちが一番恐れるのは、「あいつの資金繰りが苦しいらしい」と噂になることです。そうするともう貸してくれなくなったり、あるいは「ぼちぼち借金を返してくれ」なんていわれるのです。返せといわれても、手元に資金がないから「じゃあ担保を貰っていきます」なんていういわゆる「貸しはがし」に遭うとあっという間に倒産しちゃうのです。 だから、自分はいかにもお金を持っているようなフリをしてヒルズに住んだり、高級車を購入したり、あるいは会社のCMをばんばん流して景気がいいように見せかけるということもよくある話です。 六本木ヒルズの管理会社はあの森ビルですが、中の人から聞いた話ではなく、又聞きですが森ビルでも「あそこは担保で抑えられている物件だなー」と感づいているところがあるそうです。頻繁に住人が入れ替わる部屋があるそうで。 その「順番」で入った人が「俺もヒルズ族だぜ」と住んでいるときにFacebookやブログに自慢するのかもしれませんね。それが仮にたった半年間の住人に過ぎなかったとしてもね。
- trytobe
- ベストアンサー率36% (3457/9591)
金持ちっぽい人が身につけているものや飲み食いしているものを見て、 あの人たちの生活の一部でも体験してみたいと、アクセサリーやファッションやインナーやレストランやグッズやシャンプーに金を払うと、 それが、最初にみた写真で会食していた人たちの本業だったりして、写真をアップするだけで商売繁盛の宣伝になる、 という時代が来ているのです。 その一端がバレそうになったのがペニーオークションのやらせブログで、それに荷担した人が今、息を潜めているのは、そういうインスタグラムなどでの他の商売のプロモーションの邪魔にならないよう、ネガティブな人間は顔を出すな・映り込むな、という面が大きいのです。