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メンデルスゾーン名言「旅を思い出すことは~」の出典
Web上で、ドイツの作曲家”フェリックス・メンデルスゾーン”の名言として「旅を思い出すことは、人生を2度楽しむこと」を知りました。 良い言葉だなと思い、その言葉が書かれている原著や、原文を知りたいのですが、見つけることができません。 どなたか、英語かドイツ語の原文と、出所やメンデルスゾーンがどのような状況でその言葉を残したのか、あるいは出典となる本などを知っていましたら、教えていただけないでしょうか。
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たぶんこのまま回答がつかないと思いますので、以下のことをお知らせします。 インターネットの日本語のサイトに出ている名言には、怪しいものがたくさんあります。この名言もずいぶんたくさん引用されていますが、どのサイトにも全く出典や説明がなく、誰か一人の誤った記述が、孫引きなどで広まった可能性もあります。たしかにメンデルスゾーンは、旅また旅の人生を送っているので、このようなことを言った可能性は否定できません。しかし、ドイツ語や英語で書かれた名言集サイトをいくら探しても、このような名言は掲載されていません(これと違う言葉なら、三つ四つ出てきます)。本国ドイツで知られていないものが、なぜ日本でだけ広まっているのか、疑問に思います。ドイツ語で書かれたメンデルスゾーンの伝記や、旅先からの書簡集のドイツ語原文で「旅」「人生」その他の単語を検索しましたが、それぞれの単語はたくさん出ても、この言葉と似た文章はついに出ませんでした。 これまでも、名言に関する質問をたくさん見てきました。日本でソクラテスやプラトンの名言として紹介されているものでも、欧米の名言サイトに一致するものがなく、出典と推測される文献を検索しても、結局見つからないことがほとんどです。先日も、ドイツのことわざの原文が知りたいという質問がありました。日本語で書かれたサイトを見てみたところ、どこもドイツのことわざとしてあったのですが、なかなか見つからず、外国のサイトでの詳細な調査の結果、結局イタリアのことわざだったことがわかりました。つまり日本では、出典を全く確認していなかったり、勝手に書きかえられたりしている名言がひとり歩きしている例がかなり多いということです。 メンデルスゾーンが旅に明け暮れ、若くして亡くなったことを考えると、死の直前などにこのような言葉を残したとしても不思議はありませんし、もし本当なら知りたいと思いますが、真偽のほどは、少なくともネット検索では不可能なようです。メンデルスゾーンに特に詳しい人がいて、関連文献をたくさん読破していれば、あるいは知っているかもしれませんが、難しいですね。申し訳ありませんが、そういう方の回答に一縷の望みを掛けつつ、私の回答は以上で失礼します。