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どうして幼稚園等を造らないの?
今、待機児童が社会問題になっています。 ただ、どうして「幼稚園、保育所(以下、園という)」等が造られないのでしょうか? 需要があればビジネスになるのが社会です。なのに何故、園が造られないのか説明して頂ける方いませんでしょうか? 先日、ある番組でハードな仕事で離職率が多いといっていました。 でも、ハードな仕事なんか、介護施設、看護士、教員等、皆そうです。どうして園が誕生しないのかが不思議でなりません。 50年前なんか、子供数は今より3倍いたのに、待機児童なんて問題は一切なかったです。 どなたか、ご説明頂けませんでしょうか?
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まず待機児童が増えている理由は、希望者が増えていることが一つ。その理由は、核家族化と共働き世帯が増えたことです。家で面倒を見る家庭が多かったのが、施設に預ける家庭が増えたのです。すでに同様のことを書いた回答がすでにあり、あなたは反論しているので、この回答にも反論したくなるでしょうが、単なる事実なので受け入れてください。 待機児童問題:朝日新聞デジタル http://www.asahi.com/special/taikijido/ もう一つは、希望者の増加に応じて施設を増やせばいいのですが、それが十分には出来ていないからです。 なぜか。誤解を恐れずに言えばビジネスになりにくいからです。現在運営費に対する国や自治体の補助金は、大企業に対しては1/2、中小企業に対しては2/3です。2/3、つまり67%もの補助金をもらってやっと運営しているのが保育所の実態です。補助金が1/2だけだと赤字になりがちなので、大企業は参入しないのです。 しかも補助金を受けるためには定められた施設・設備を用意しなければならず、園児数に対する保育士の数も規定されています。その上保育料も自治体が定めています。つまり、独自に合理化がしにくいし、独自に付加価値をつけて高い保育料を取ることも出来ないのでビジネスになりにくいのです。 さらに補助金2/3のうち、1/3が国の負担、1/3が自治体の負担です。で、認可をするのは自治体です。つまり自治体は認可すればするほど補助金を出さなければならず、支出が増えるのです。だから財政状況が思わしくない自治体には、できれば増やしたくないという自治体もあり、基準を満たしている施設なのになかなか認可を出さないというケースもあります。 簡単に言うと、「ビジネスになりにくいので事業者側が参入・事業拡張したがらないことと、増やすと自治体に金がかかり財政を圧迫しかねないので、自治体が増やしたがらない傾向がある」ということです。 保育所関連状況取りまとめ - 厚生労働省 http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11907000-Koyoukintoujidoukateikyoku-Hoikuka/0000022681.pdf 事業所内保育施設設置・運営等支援助成金のご案内 - 厚生労働省・都道府県労働局雇用均等室 http://www.mhlw.go.jp/bunya/koyoukintou/ryouritsu01/dl/hoikupanhu.pdf
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保育園と幼稚園ではシステムが違いますよ。 幼稚園は定員割れも多いです。時間が短く人気がありません。今のニーズには合ってないんでしょうね・・・ 午前中まで保育とかも多いですし。 保育園は長時間保育で、しつけ等もほとんどやってくれる感じです。 だから待機児童問題は保育園のみの問題です。 50年前は幼稚園で事足りていました。専業主婦も多かったし、子育ては家庭でしてましたから。 >親が面倒みるなんてことは、通常ありませんでした。 どこでそんな風に思ったのかしら?その当時、保育園に預けてフルで働きに出るお母さんなんて私の周りでは誰一人いませんでしたけど・・・理解に苦しみます。
補足
第1文 待機児童は保育園のみの問題ですか?勿論、費用のこともあるでしょうが・・ けど、幼稚園でも3時頃、園児のバスが送ってくれるでしょ。 そうすると、其の分仕事できるわけです。待機すること思えば幼稚園を選択すると思いねぇ~。 だから保育園のみの問題でもないとおもいますが・・ 第2文 私の時代は、そんな家庭いませんでした。
- lucky1267
- ベストアンサー率44% (449/1019)
補足いただいたので。 >それは今も昔も同じでは? 50年前は不足してなかったですよ・・ 確かにそうだと思います。 でも50年前と現在とでは全然違うんです。 関係ありませんが、お医者様と看護師さんも足りないですよね? 確かに高齢化が進み、子供の数は減っています。 でも、大人になった方々が「保育士」「幼稚園の先生」を職業として選ばないんです。 実際保母さん、保父さんの数は減少するばかり。 冷静に見ても50年前と現在を比べるのはナンセンスなんです。 学校も教員不足で講師や非常勤が増えています。 それが残念ながら実情なんです。
補足
どうして園の仕事を選ばないんですか? 大変な仕事は相談内容にかいたとおり他にも沢山あります。 非常勤でも教える人材が減っているわけではありません。 非常勤も教える人であり、それで学校は運営できているんです。 非常勤にするのはコスト削減でしょう・・
昔、待機児童がいなかったのは母親が人に子供を預けて働く事がいいとされる時代ではなく、子育ては親がちゃんとしていたからでしょう。 幼稚園の先生はモテます。男性は自分の子供をちゃんと育ててくれる女性と結婚したいですから。 そういう男性は仕事と子育ての両立なんて望んでいません。だから離職率が上がるんだと思います。 園を作るとなると、お金や人もいるし・・・騒音問題など周りの理解も必要です。 それにドンドン少子化に拍車がかかってますし、今後の見込みや採算が合わない気がします。 正社員の男性が増えて、子育て世代の女性が働かないで子育てに専念出来た方が本当は理想だと思いますけど・・・ 世の中おかしな方向に行ってますよね。子供産むだけ産んで人に育ててもらうみたいな・・・
補足
違います。 親が面倒みるなんてことは、通常ありませんでした。 園は教育の場です。子の事を思うなら皆行かせます。 他の子との調和ということもあります。
- eroero4649
- ベストアンサー率32% (11074/34518)
おやおや、ちょっと前に新聞などで大きく取り扱われたのですけどね。 なんでも、「作ろうとすると地元住民の反対運動が起きるから」だそうですよ。騒音条例っていうのがあります。45デシベル以下じゃないとアカンという規制です。これは「どんな音でも45デシベル以下じゃないとダメ」って決まってるんですって。 そして、ご存じのように子供っつうのは興奮すると奇声をあげる生き物です。特に未就学児はそうですね。泣きゃあ泣きわめくし、楽しければそれはまた興奮して高い声をあげます。子供の声は危険が近づいたときにすぐ親に聞こえないといけませんから、「うるさい」と感じる(だから気づきやすい)ヘルツの音なんですよ、これが。 いくら部屋を閉め切ったって、登下校はするわけでしてね。そら元気一杯だわな、子供たちはな。 そういうのが「うるさくて静かな環境を乱されるから嫌だ」と反対する人たちが多いんです。特にジジババに。 「子供なんてのは元気一杯の存在です。大目に見てあげたっていいじゃないですか」といっても、こういうジジババはいうことを聞かないのです。「そんなもんは知らん。ワシャもう子供は小さくないから知ったことではない。なにもここに作ることはない。ヨソで作れ、ヨソで」といわれるそうですよ。 だから今、この騒音規制から子供の声は外そうという動きが自治体を中心に出ています。 >でも、ハードな仕事なんか、介護施設、看護士、教員等、皆そうです はい、例に挙げられたどこの業界でも、現在深刻な人材不足に陥っております。まず介護施設は「本当はもっと収容することができる建物だが、スタッフがいないので受け入れられない」という施設が続出しています。病院も同じ。特に日本では体制が遅れている救急医療は24時間体制でハードなので、ますます人材不足です。平日日勤だけで済む個人病院なんかに有資格者が殺到するのです。 教員も特に小学校ではシャレにならないレベルだそうで、教育関係者に知り合いがいますが、「特に小学校教諭は倍率が低くて本来採用すべきではない人も採用せざるを得ない」ということですよ。ストレスから心が折れてしまう教師も続出していて、前述のように本来は不採用になるはずの人も採用されて教壇に立つものの、結局指導力不足で例の「学級崩壊」になってしまい、それで本人も心が折れて出勤できなくなり、ますます人が足りなくなる、のスパイラルだそうで。 子供と老人を支える社会的インフラの根幹をなすところで、奇しくもどこでも深刻でシャレにならない人材不足が起きているのです。介護報酬や年金などの問題もあって、彼らの待遇を良くすることもなかなかできません。 >50年前なんか、子供数は今より3倍いたのに、待機児童なんて問題は一切なかったです 一切なかったわけではなく、社会問題になるほどではなかっただけです。当時と今の違いは、まず核家族化が進んで家族で面倒を見てくれる人がいなくなったことがあります。サザエさんを考えてみてください。サザエさんがいなくても、タラちゃんの面倒は祖母であるフネさんやよく考えると叔父、叔母であるカツオ君やワカメちゃんが(すべてはできなくても)見てくれます。私が子供の頃だった40年くらい前でも、子供は割と友達同士じゃ出入り自由だったので友達のところに転がり込んでもいいし、たいてい友達の家の親も気にもしませんでした。サザエさん(原作)でも、家の前を通りかかったカツオ君に友達が「(端午の節句で)しょうぶ湯があるから入っていきなよ」と声をかけ、カツオ君は当然のように友達の家のお風呂に子供たちだけで入ります。いま、そんな家はどこにもないでしょう。 また専業主婦が減りましたから、預ける先も必要となりました。母親が働くのがけしからんというのなら、父親ひとりでも家族を食べさせていけるだけ20代、30代の男性の給与を上げないといけないですよ。50年前は経済成長の時期だったので、サラリーマンは頑張っていれば年収は右肩上がりに増えていった時代でした。
補足
第1文 それは昨今の問題であり、それが建設しない理由とは思えません。 そんなことが理由なら何も園だけではないでしょう。学校と名の付くもの全てがそうなります。 第2文 他も人手不足でも、それで建設できない環境ではないでしょ。 第3文 50年前は、全くありませんでした。 核家族っていっても、その分、児童の数が昔の1/4ですからね・・ それが理由とするには説得力に欠きますわ。
- abccadaido
- ベストアンサー率25% (2/8)
テレビや新聞で報道されていますが 都市部では園児の騒ぐ声が騒音で反対する住民も 多く建設を中断したり裁判ざたになっています。
補足
それは昨今の問題であり、それが建設しない理由とは思えません。
- lucky1267
- ベストアンサー率44% (449/1019)
確かに増やしたいですね。 ただ増やしても人員の確保ができないのでは?という問題があります。 やみくもに増やして一時話題になった事故や虐待が起こらないとも限りません。 資格も必要ですし、難しいですね。
補足
それは今も昔も同じでは? 50年前は不足してなかったですよ・・
- ImprezaSTi
- ベストアンサー率26% (534/1995)
そう簡単には増やせません。 開設の場所のネック、で、もっともネックなのが保育士の給料。勤務内容の割りに安いので、成り手が少ない。増やしたいけど増やせないのが実情です。
補足
そんなことは、起業するには当然付いて回ることです。 福祉事業所でも同じことです。けど福祉事業所は園よりはるかにおおいでしょう。
お礼
主張の根拠としてリンクがあったので非常に説得力があります。 要するに共稼ぎの数が増えているから園を利用する子供数が増えている。 一方、その数の85%は都市部であり用地確保等が容易ではない。 結局、共稼ぎ数が増えたのが最大の理由です。 何故か?派遣等で生活が安定せず、結果、収入も安定しない。 だから、共稼ぎが増える。 結局、その原因を作ったのは政治です。100%政治が悪いってことですよ。 「安倍政権は、17年度末までに40万人分の保育の受け皿を増やす考えだ。」 これは見ものですぞ!これが実現出来なければ、自民党政権もたいしたことはないです・・