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待機児童は何故減らないか?
待機児童は1万5千人居ると言われています。 全国に保育所のキャパシティーは12万人と言われており、新しい保育所ができる度に新しい需要が生まれ待機児童は新規保育所開設で補え切れていないというのが現状のようです。 今までは株式会社が参入できなかったのができるようになったり、改善の道は広がっているのですがまだまだのようです。 保育所が監視されていないと担保されないと言うことからこれまでは行政が護送船団方式で指揮を執ってきたこと自体は悪では無いと思うのですが、監視が行き届かないことから対応が遅れているというのも現実かと思います。 以上をふまえて待機児童は何故減らないか、皆さんのご回答をお願いします。
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教科書的な回答をすれば、待機児童の大半は0~2歳児で占めています。3歳児以降は幼稚園がありますのでサポートできているものの、2歳以下は保育所しかないためというのがひとつ。 0~2歳児の育児については、やはり3歳児神話と呼ばれる「3歳くらいまでは家庭で育てないと…」という言説が社会に根強いというのも一因だと思います。実際地方では保育関係者で荒れ乳児保育を強く否定する人も一部におりますし、乳児・低年齢児保育は人件費がやたらかかる一方、コストカットが即質の低下につながりかねませんから、その意味で行政等関係者の動きが鈍くなる側面は否定できません。 「待機児童」の捉え方についても議論は尽きませんし、新規開設により需要を掘り起こしていることや、保育園以外の託児環境の未整備等の既出回答も含め、総合的に入り組んだ問題であることは間違いなさそうです。
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- tuntun07
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潜在的な待機児童(例えば預ける場所がなく仕方なく仕事をやめている人は待機児童に含まれませんし、認可外施設に通っている人も含まれません。)は、実際カウントされている数の数倍~地域によっては数十倍はいます。 また、保育施設を新設したところで、入所するほとんどはこの待機児童に含まれない人たちです。だから待機児童は減らないのでしょう。 一つには、不安定労働者の増加により共働きを強いられる人が増えてきた、というのもあるかと思います。女性の社会進出が増えた(これ自体は良いことですが)のに保育園以外の託児環境が整っていない(例えばアメリカで主流のベビーシッターは、日本では数も少なく費用も圧倒的に高いです)ことも挙げられるでしょう。 殊に子持ちの女性は、子どもの風邪やらですぐ休む…ということが必要にもかかわらず、それを認めない社会の現状が、フルタイム預けられる保育園以外の託児環境の発達を阻害しているのかな、とも思います。 世の中の何でもアメリカに右に倣えしている日本が、どうしてこの件だけそっぽ向き続けているのかなと不思議でなりませんよ。子持ちがもっと誇りを持てる世の中にならない限りは、少子化なんて収まるはずもありません。
- usapy07
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安くて良い施設に人気が集中するからです。 高くて悪い施設でも文句無く入所すれば 待機児童は確実に減ります。
お礼
明快なご回答ありがとうございました。 待機児童も施設を選ばなければ、利用できる施設はある、ということですね。 参考にさせていただきます。