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エニグマ暗号機の謎とは?
- エニグマ暗号機は第二次大戦中にドイツ軍が使用した暗号機で、3万台も量産されました。
- エニグマ暗号機は反転性という特徴を持ち、原字と暗字の相互変換が可能であるとされています。
- しかし、3万台のエニグマ暗号機のうちの1台でも手に入れれば全ての暗号を解読できるかというと、実際には解読は困難でした。なぜなら、エニグマ暗号機は非常に高度な暗号方式であり、解読が困難だったからです。
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http://www.hummingheads.co.jp/reports/series/ser01/110811.html http://www.benedict.co.jp/Smalltalk/talk-72.htm 他の資料に書かれている内容では、 ・通信を始めるにあたりランダムに通信用鍵を決め、これをコードブックの日鍵で暗号化して送る ・受け取った側が日鍵をコードブックを元に復号し、これを通信用鍵とする ・以降の通信は通信用鍵で暗号化する という手順で通信していたようです。つまり、通信用鍵を使い捨てにしていたと。 これは現在でも使われている手段ですねー。
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詳しくはありませんが、そのWikipediaの記事を見ても3万台が同時に使用されたとは思えないのですが…。 3万台は、使用された延べ台数のことですよね? それに、どんな部隊や潜水艦でも、必ず補給が必要です。1週間ごとなのか2週間ごとなのかは知りませんが、現代の部隊や潜水艦ならいざ知らず、燃料や食料等、補給なしで何か月も作戦行動ができるとはとても思えません。 船舶や潜水艦が長期の作戦で港に寄ることが出来なくても、必ず洋上補給が必要です。 そう考えると、暗号鍵の表を受け取る機会はいくらでもあるのではありませんか? …というのが、素人の素朴な疑問です。
お礼
回答ありがとうございます。 ご指摘のポイント、よくわかります。 しかし、そうだとするとエニグマのシステム自体、他の(連合軍側の)暗号システムとあまり違いが無いように思えます。
- okg00
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「コードブック」はエニグマを通じて送るのでなく、別途に物理的な方法で送信します。 http://www.benedict.co.jp/Smalltalk/talk-72.htm 信頼されている所に信頼されている手段で送ります。月毎にコードブックは更新されるそうなので、使えたとしても最大1ヶ月ですね。 敵にコードブックが渡った事がわかればすぐに変更するでしょうし。
お礼
回答ありがとうございます。 三万台ものエニグマの管理者すべてに間違えなく「コードブック」が届き、そのうちの一冊たりとも敵の手に渡らない時だけ有効に機能する暗号システムだったということですか。
鍵の変更は手渡しの予定表に書かれていたのでは? 予定表の場合は、暗号機だけでなく予定表の入手も必要になります。 予定表を更新する場合は、当然、敵国には手渡しされません。 当時は分散コンピューティングなどありませんでしたから、鍵なしでは解読にも時間がかかったのでしょう。
お礼
回答ありがとうございます。 エニグマを奪取したスパイやパルチザンは当然”予定表”も奪取下と思うのですが、、、、
- okg00
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単純に文字を置き換えるのではなく、一定の法則で置き換える文字を変えていたようです。 ちなみにそのルールを鍵と呼びますが、このルールは一定期間で変更されていたとのこと。 Wikipediaでいうところのプラグボードがそうです。 解読されてしまった時にこのプラグボードの組み合わせを増やして解読されにくくしました。 http://www.hummingheads.co.jp/reports/series/ser01/110811.html
お礼
早速の回答がありがとうございます。 鍵の変更を3万台のユーザーに周知出来るのですから、そのうちの1台を確保した人(敵)にも新しい鍵が伝わるとおもうのですが、、、、。
お礼
コードブックが敵の手に渡れば全てが解読されてしまう暗号システムだったのですね。 なんだか、連合軍が使っていたシステムとくらべて何が凄かったのか分からなくなります。