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株、ダウと投信の関係について教えて下さい
ずっと株、ダウが上がっているのに、買おうと思う毎月の分配金が 多いいくつかの投信の基準額は、逆行して下がっているものが多いです。 1・・一般的にこれはどういう傾向にありますか。単純に人気 がないということでしょうか。 2・・資産は減っていないようですが、増減とは関係ありませんか。 3・・投資には向いてませんか。
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二回目です。 ノーロードでも、ノーロードでなくても、いずれにしても信託報酬は重要です。そもそもロードとは入り口で払う購入時手数料のことで、これはゼロが基本。毎年払う信託報酬も、0.5%付近が基本です。手数料は低ければ低いほど良いのです。経費情報は、目論見書の最後のページに書いてあります。隠したい情報なので、最後の方にひっそりと書くのです。目論見書は、最後のページから読むと良いです。 分配ゼロの投信にも、株モノ、債権モノ、不動産モノなどなど、いろいろあります。貴方の年齢、投資期間、資金力、精神力、などを考慮して、自分にあったバランスを自分で考える必要があります。教科書的知識では、投資期間が長い人は株、投資期間が短い人は債権、にそれぞれ重点を置くのが定石です。 「将来のために毎月か年に何回か多い目の分配金が入ると、「年金の足し」には株よりも良いと思っています」との事ですが、これは正しくない。分配金は、利益ではないのです。貴方が投資したお金が、ぐるっと回って貴方に帰ってきただけなのです。ようするに、貴方の財布のお金を、貴方が自分のズボンの右ポケットに移す。その右ポケットのお金を、また財布に戻す。これと同じ現象です。「財布→右ポケット」のお金の動きが初期投資であり、「右ポケット→財布」のお金の動きが分配です。お金がぐるっと回っているだけです。利益ではない。貴方は自分の金を散歩させただけです。よって「年金の足し」にはなりません。 貴方は、(1)なるべく分配回数が多いもの、(2)分配金が多いもの、(3)特別分配金となり非課税のもの、(4)買い値より3割前後上がれは売る、(5)長期間保有したら売り値が買い値の下わずかならマアマア、と五つの条件をおいていますが、残念ですが全てが貴方の資産を減らす効果しかない。 (1)分配回数が多いもの、について: 分配回数が多い投信は、手数料が高いのです。無分配は手間いらずですが、分配には手間がかかります。よって手数料が高いのです。分配ゼロが、最も手数料が低い。手数料が低い方が、貴方の利益は増える。よって無分配が最良です。 (2)分配金が多いもの、について: 投資するためにお金を出したのに、そのお金が投資をやめて貴方の財布に返ってくる。これが分配です。投資をしたいのであれば、分配金はゼロが良い。分配回数はゼロ、分配金額もゼロです。 (3)特別分配金となり非課税のもの、について: 非課税なのは、貴方が出資したお金だからです。貴方の財布のお金を、ズボンの右ポケットに移し、そのお金を財布に戻しただけ。そもそも最初から貴方のお金であり、利益では有りません。利益ではないので、そもそも税金が発生しない。ようするに、自分の銀行口座からお金だ引き出したのと同じ効果です。自分のお金を受け取っただけですから、税金が発生するはずもありません。分配はゼロでなければならない。 (4)買い値より3割前後上がれは売る、について: 良い投資は、永遠に上がり続けます。大切なのは「これから上がるか?」であり、「買った時の値段は幾らだったか?」ではありません。買った時の値段は忘れましょう。30%上がった時にふと立ち止まり、更に上がると考えるのならば保持し、明日から下がり始めると考えるのならば売りです。大事なのは「将来にどうなるか?」であり、「買った時から○○%上がった」ではありません。 (5)長期間保有したら売り値が買い値の下わずかならマアマア、について: アメリカのSP500株価指数(日経平均株価のアメリカ版)は、1969~2014年に88倍のリターンを生んでいます。ようするに、年間10.47%です。45年間なので、1.1047の45乗=88倍です。長期間保有したら、金持ちにならないといけません。目標は、最低でも10年間で2倍(年7%くらい)です。 今現在貴方がどういう商品を購入しているか不明ですが、良い商品とはいえないモノをセールスマンに買わされたように感じます。金融機関のセールスマンは、自分らの懐に入る手数料だけを考えています。彼らは投資家のことをカモくらいにしか思っていません。ですから、投資を考える時には、セールスマンは無視して、自分で作戦を立てる必要があります。 最後に、小生お気に入りの商品をご紹介します。VTSAX(信託報酬は0.05%)とVTIAX(同0.14%)です。前者は、アメリカ株・全業種・全サイズです。後者は、非アメリカ株・全業種・全サイズです。両方ともに、購入時手数料はゼロ、留保額もゼロ、分配もゼロです。前者は直近の10年間で2.25倍になり、後者は1.66倍です。ちなみに、小生はVanguardの従業員ではありません。 「10年間で2倍なんて凄い!」と思うかもしれませんが、手数料が低い投資信託で、分配ゼロで、長期に投資すれば、10年で2倍はいつものことです。10年で二倍なので、20年で4倍です。現に1969~2014には88倍になっています。これが普通なのです。 健闘を祈ります。
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- Crusadess
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こんにちわ。麗らかな春の日に、手短にお手伝いします。 基準価額を無視することから始めましょう。 たとえば、株価指数に連動する投信があるとしましょう。今日の株価指数が100で、明日に110に上がったとします。上昇率は10%です。この指数に連動する投信に貴方が10,000円投資したら、この10,000円は次の日には11,000円になります。 指数が10%上がり、それに伴い貴方の資金も10%上がる。単純な計算ですね。 もし、貴方の投信が500円を分配したら、貴方の11,000円分の持分は、10,500円に下がります。ようするに、株11,000円・キャッシュ0円(合計11,000円)から、株10,500円・キャッシュ500円(合計11,000円)になっただけです。基準値が下がった分、キャッシュが増える。だから損をしたことにはなりません。分配金の分だけ、基準値は下がるのです。 以下はとある投信の目論見書ですが、5ページ目に分配金と基準価額の関係が記されています。「分配金が支払われると、その金額相当分、基準価額は下がります」と明記されています。 http://www.shinkotoushin.co.jp/fund/pdf/118224/118224_AT1.pdf ようするに、基準価額は無視するが良い。10,500円+500円と、11,000円+0円は同じです。大事なのは、総額で幾らなのか?です。 なお、投信選びで重要なのは、コストです。購入時手数料(入り口で払う)はゼロ、信託報酬(毎年払う)は0.5%前後、留保額(出口で払う)はゼロ、が基本です。分配金のある投信は、往々にして手数料が高い。最も手数料が高いのは、毎月分配です。 投資で稼ぎたかったら、分配はゼロが基本です。 健闘を祈ります。
お礼
詳細にありがとうございました。 ノーロードでも(ノーロードだから?)、特に毎月の信託報 酬が一番のネックでしょうね。 稼ぐためにとお奨めの分配金ゼロの投信は、株式を長期保 有するようなものなのか、何か大きな相違点はありますか。 将来のために毎月か年に何回か多い目の分配金が入ると、 「年金の足し」には株よりも良いと思っています。 これを前提に自分では下記が理想と思うのですがいかがでし ょうか。 1・・なるべく分配回数が多いもの 2・・分配金が多いもの 3・・これらではあまり上がることは期待出来ないような ので、買値よりわずか下でウロウロしていて特別分配 金となり非課税のもの(買い値より1円でも上だと税金 がかかるなら大きな負担ですね) 4・・万一、買い値より3割前後上がれは売る 5・・長期間保有したら売り値が買い値の下わずかならマア マア
お礼
再度詳細なご説明とアドバイスをありがとうございました。 お気に入りの商品、さすがに信託報酬が少ないですね。 この経費だけは以前より気になっていました。 分配金がある注目していたものとは雲泥の差です。