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疑問。アメリカ軍の捕虜になって窮状から脱した?
第二次世界大戦。 最期は「特攻」「玉砕」と考えていた日本軍の中にも 捕虜になって生きて帰ろうと思った方もいたはず… さて疑問 アメリカ軍の捕虜になると どういう待遇を受けていたのでしょうか? 実際の元兵士の証言や本などあれば 教えてください。
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毎度どうも。 ちょうどそんな質問者さん向きの本がありますよ。「日本軍と日本兵 米軍報告書は語る」って本です。新書版でお手頃です。 http://www.amazon.co.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%BB%8D%E3%81%A8%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%85%B5-%E7%B1%B3%E8%BB%8D%E5%A0%B1%E5%91%8A%E6%9B%B8%E3%81%AF%E8%AA%9E%E3%82%8B-%E8%AC%9B%E8%AB%87%E7%A4%BE%E7%8F%BE%E4%BB%A3%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E4%B8%80%E3%83%8E%E7%80%AC-%E4%BF%8A%E4%B9%9F/dp/4062882434/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1425976707&sr=1-1&keywords=%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%BB%8D%E3%81%A8%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%85%B5+%E7%B1%B3%E8%BB%8D%E5%A0%B1%E5%91%8A%E6%9B%B8%E3%81%AF%E8%AA%9E%E3%82%8B 著者も「アメリカの大本営発表だよ」と断ってはいますが、しかしそうとはいえこういう資料を残しておくところが米軍らしいところですね。 日本軍では「捕虜になってはいけない」と教育していた手前、「もし捕虜になったら敵軍に対してどう振る舞うか」ということは(考えてみれば当たり前ですが)まったく教えませんでした。 だから、捕虜尋問のノウハウを持っていた米軍からすれば、日本兵から情報を引き出すのは簡単だったようです。なにしろ当の兵士が「どこまでは喋ってよくても、どこからは喋ってはいけないか」を知らなかったからです。また、日本に帰ると殺されるか、あるいは捕虜になったとわかったら家族が不名誉だと村八分にされるから日本には帰れないと思っていた人も多く、そんな人たちは「これからはアメリカで生きていかなければならない」と思っていたので「どうせアメリカで生きなければならないなら、アメリカに積極的に協力すれば『こいつは使えるやつだ』と思われるかもしれない」と思って米軍に積極的に協力した人も少なくなかったようです。 あと、「悲惨な物語の書」として有名な「最悪の戦場に奇跡はなかった」という本があります。 http://www.amazon.co.jp/%E6%9C%80%E6%82%AA%E3%81%AE%E6%88%A6%E5%A0%B4%E3%81%AB%E5%A5%87%E8%B9%9F%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%8B%E3%81%A3%E3%81%9F%E2%80%95%E3%82%AC%E3%83%80%E3%83%AB%E3%82%AB%E3%83%8A%E3%83%AB%E3%80%81%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%AB%E6%88%A6%E8%A8%98-%E5%85%89%E4%BA%BA%E7%A4%BENF%E6%96%87%E5%BA%AB-%E9%AB%98%E5%B4%8E-%E4%BC%9D/dp/4769820194/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1425977282&sr=1-1&keywords=%E6%9C%80%E6%82%AA%E3%81%AE%E6%88%A6%E5%A0%B4%E3%81%AB%E5%A5%87%E8%B9%9F%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%8B%E3%81%A3%E3%81%9F この本の最後の部分は米軍ではなく、連合軍(英軍かオランダ軍だったかな?)の捕虜収容所時代のことが書かれていますが、敗戦後の武装解除に伴う捕虜収容所でしたからお互いにもうのんびりしていたとは思うのですが、「楽しかった修学旅行」みたいな書き方になっています(そもそも著者はプロの物書きでないだけに割と能天気な書き方をする人ですけど)。日本へ引き揚げることが決まったら、日本は敗戦で食べ物も仕事もないのでみんな帰るのを嫌がったという場面は吹かざるを得ないですね・笑。 またもうひとつ補足をすれば、これまた定番の「ペリリュー・沖縄戦記」がありますが。 http://www.amazon.co.jp/%E3%83%9A%E3%83%AA%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%BB%E6%B2%96%E7%B8%84%E6%88%A6%E8%A8%98-%E8%AC%9B%E8%AB%87%E7%A4%BE%E5%AD%A6%E8%A1%93%E6%96%87%E5%BA%AB-%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%B8/dp/4061598856/ref=pd_bxgy_b_text_y スレッジ氏が書いているのですが、日本兵は負傷兵を助けようとする米兵を意図的に狙い撃ちし、また米兵の死体を凌辱したこともあったので、彼ら米兵も「絶対に日本兵の捕虜はとらない」と誓い合っていたそうですよ。それがどういう意味なのかは、ご想像のとおりです。日本兵の捕虜が異常に少ないのは、そういう事情もあったようですね。
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- mm058114
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日本兵は、敵の手に落ちそうなったら自決せよと教えられていて、捕虜になった時の事を教育されていませんでした。 鬼畜米英と思っていたが、思いのほか人間的に扱われたと感じた。 ルーズベルトは、ただ生かせておけば良い様な発言をしたらしいです。 捕虜収容所長の方針で、良くも悪くも正反対に変わったそうですが、現場の兵に人間関係ができると、食料、嗜好品の差し入れもあった様です。娯楽も許されていたところもありました。 ただ、イエローモンキー、リメンバーパールハーバーの思いが兵士達に多く、戦場で投降兵にも銃撃を行い、バンザイ突撃により生存者なしと報告したとの証言も出てきています。 その証拠に、情報将校が、もう少し日本軍の情報が知りたいと懸賞金を懸けたところ、捕虜がゾロゾロと必要以上に出てきたそうです。 そう考えると、生きのびたいと思った人々も少なくなかったと思われます。 本は、正確な情報を持っていなく、申し訳ないですが、 酒巻少尉の本なんか有名ですね。 また、アメリア軍ではなく、オーストラリア軍ですが、カウラ関係の本は、たくさん出ています。 アメリア軍とオーストラリア軍では、大同小異ではないでしょうか。
お礼
なるほど 参考になりました 酒巻少尉の本調べてみます ありがとうございます。
- whaihansei
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戦後ほどなく生まれのシニアです。 話は色々あるようです。 ジョリーの映画を含めきりがないのではないでしょうか。 最も身近な沖縄戦も、色々な視点があるようです。 サイパン戦に関する米国従軍記者のレポートを紹介します。 相手側からの視点ですが、客観的ではないかと。 (サイパン戦:ガタルカナル島のような攻撃の要衝とは異なり サイパン島は守備の要衝。 B29の発進基地となった。) http://homepage1.nifty.com/ktymtskz/saipan/saipan2.htm 直接のお答えになっていませんが、より参考になるのでは ないかと思われます。 日本兵の捕虜以前の状況(捕虜が出ない)、また戦場の一般人の 運命も(恥じて自決も)知ることが出来ます。 (独軍によるソ連軍・市民への行為(往復行われた)、ソ連軍に よる捕虜兵の扱い、ベルリンでの市民への行為など、質量ともに 阿鼻叫喚な情報は幾らでもあるようです。 こちらにも関心を寄せたらいかがでしょうか。)
お礼
ご紹介いただいたページ 読ませていただいております。 ありがとうございます。 他のドイツ軍、ソ連軍などの捕虜に対する扱いも 調べてみます。 参考になりました!
- あずき なな(@azuki-7)
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帰りたいと思って捕虜になった人は居ないようです 不本意にも捕虜になり自決出来きずに終戦…と言うのが多かったようです 日本軍は捕虜を虐待して後々問題となりましたが アメリカは捕虜の扱いに対する条約に批准していましたから人道的に扱ったようです ルーズベルトは「捕虜には食べ物は与えてもよい、ただしタバコや嗜好品は与えるな…彼らは昨日まで諸君の敵だった事を忘れてはならない。捕虜の扱いはそれ以上でもそれ以下でもない」と兵士たちに訓示しています 実際捕虜になった元日本兵の証言はいくつかあります 「軍では捕虜になれば辱めを受ける と教えられましたが実際は米兵は友好的で食料も与えてくれ 色んな話を聞かせてくれた、自分は本当に捕虜なのか?と思う程だった…敵として戦っている同士とはとても思えなかった」と述べています
お礼
ありがとうございます
補足
ありがとうございます この動画はあまり信憑性がないということかな? https://m.youtube.com/watch?v=xHfi3odCiTA
お礼
ありがとうございます 3冊ともかなり興味深い本ですね アメリカの大本営発表、そういう見方もあるのですね 2冊目の日本に帰ることになったらというくだりも 皮肉めいていて、なるほどなと思いました 当時の日本人でもアメリカに行けば思想は変わったのでしょうね 特に3冊目は気になる内容です。 読んでみようと思います!