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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:WAIS-IIIの結果について)

WAIS-IIIの結果について

このQ&Aのポイント
  • WAIS-IIIという検査を受けて、ADHDの診断を受けました。結果について医師からの説明は不十分で、具体的な得意・不得意がわかりません。転職を考えており、結果を詳しく知りたいと思っています。
  • WAIS-IIIの結果はVIQ 104、PIQ 120、FIQ 112でした。知識や理解、算数などのスコアもあります。語音や記号などもテストされました。
  • 現在、医療事務をしていてミスが減らないため、ADHDの診断を受けました。社会人になる前からおっちょこちょいと呼ばれていましたが、改善しようと努力しています。将来は翻訳やデザインなど経験や知識を生かせる仕事に興味があります。

質問者が選んだベストアンサー

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  • vzb04330
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回答No.2

No.1です。 早速、年齢を補足してくださり、ありがとうございました。 WAIS-IIIは、世界的にも、我が国でももっとも良く用いられている大人用の知能検査です。 発達障害の診断に際しても、WAIS-IIIの結果は、重要な参考資料となりますが、ただし、知能検査の結果だけでは、発達障害の診断はできません。 質問者様ご自身も良くお分かりでいらっしゃいますが、検査の結果は、今後の仕事や生活をなるべく円滑にするような支援や、工夫に活かすことが必要であり、重要です。 その際、長所を活用し、短所は長所でカバーしたり、なるべく負担をかけないで済ませるということが、対応の基本方針となります。 1.結果の⾒⽅ 1)IQ、群指数(⾔語理解、知覚統合、作動記憶、処理速度の4つの指標) これらの指標は、いずれも、ある年齢群の中で平均的な成績を取ったとき、100になるよう設定されています。 90~109の範囲が「平均」とされ、理論的には、この範囲に50%の⼈が含まれるよう作られた相対的な数値です。 また、110~119は「平均の上」、120~129は「高い」とされます。 2)下位検査 単語以下、組合までの個々の検査は、「下位検査」と呼ばれ、平均的な成績をとったときに10点になるように換算されます。 IQと同様に、8~12の範囲が「平均」で、ここに50%の⼈が含まれます。 なお、個々の下位検査の結果には、影響する要因がたくさんあります。 今回は、ネット上の質問サイトでのご相談で、私自身も数値的な結果しか拝見していませんので、個々の下位検査の結果について述べるのは控えておきます。 ご諒解ください。 2.IQから⾒た知能⽔準 質問者様のFIQ(full scale Inteligence Quotient:全検査IQ)は、112(誤差範囲を考慮に入れますと、90%の確率で108~116の間に真の値が入ると考えられます:解釈のとき本来は、この誤差範囲を考慮に入れる必要がありますが、説明が煩雑になりますので、以下では割愛します)。 質問者様の全体的な知能の高さは、「平均」~「平均の上」にあるといえます。 ⾔語的能⼒を示すVIQ(verbal IQ)は、104、視覚-運動的能⼒をみるPIQ(performance IQ)は120でした。 PIQの方が、VIQよりも、統計学的に有意に高くなっていました。 視覚-運動的な能力の方が、言語的な能力よりも高いと考えられますが、最近は、VIQとPIQの区別はあまり重視されなくなり、むしろ群指数で測定される認知能力を重視します。 3.群指数から⾒た能⼒ 群指数は、IQとは異なり、もう少し細かい認知的な能⼒を評価したものです。 それぞれが表している能力は、次の通りです(なお、それぞれの末尾に示した[]内の下位検査から群指数が成り立っています): ・⾔語理解(vebal comprehension:VC)……⾔語理解と⾔語表現の両⽅を含む、⾔語能⼒の⽔準を⽰します。言語的な知識の多さも含みます[単語、類似、知識]。 ・知覚統合(perceptual organization:PO)……視覚や、視覚-運動に基づく知覚や認知能⼒。とくにものとものとの関係を捉えたり、細かい部分を全体にまとめて理解する能⼒を⽰します[絵画完成、積木模様、行列推理]。 ・作動記憶(working memory:WM)……情報や、刺激を数秒~数分の短時間、記憶に留めておき、さらに、それらの情報に基づいて、計算や思考など⼼理的作業をする能⼒。ここでは、主に聴覚的な短期記憶に基づいています[算数、数唱、語音整列]。 ・処理速度(processing speed:PS)……⼼理的作業のスピードや、視覚的な短期記憶、視覚的な作動記憶の能⼒を意味します[符号、記号探し]。 まず、質問者様の群指数の結果は、WMの96から、PO・PSの116まで、20の差がありましたが、いずれも「平均」から「平均の上」の水準にありました。 一方、4つの群指数の間で、統計的な有意差を調べますと、VC、PO、PSの3つの間には差は認められず、WMだけが他の3つより有意に低い結果となりました。 したがって、群指数で調べている認知能力の高さは、いずれも平均かそれ以上で問題はありませんでしたが、4つの認知能力の間のバランスを欠くところがあるという結果でした。 WM(作動記憶)は、上の説明にも書きましたが、主に聴覚から入る情報を短時間、記憶にとどめながら、その情報を使って、計算、思考などの心理的作業をする能力を意味しています。 「人に言われたことがなかなか覚えられず、知識はあるのにささいなミスが減らないこと」は、このWMの相対的な弱さが関連していると考えられます。 「耳からの記憶が弱いこと」も、どうようです。 なお、群指数のうち、VC(言語理解)と、PS(処理速度)の2つにつきましては、それぞれを構成する下位検査の評価点にバラツキもなく、まとまっていました。 それ故、今回のVC=112、PS=116という結果は、質問者様の言語理解や、処理速度の能力を的確に、安定して測定したと考えられます。 それに対して、知覚統合(PO)は、116という結果でしたが、これを構成する下位検査の評価点は、かなり差がありました。 すなわち、絵画完成は17ととても高かったのに対して、積木模様は12と平均的(質問者様の下位検査評価点の平均が11.8でした)、行列推理は9と低くなっていました。 知覚統合の能力のうち、視覚的な情報だけによる認知は得意であるのに対して、視覚的情報に基づいて考える(推理する)ことは、あまり得意ではないかも知れません。 また、作動記憶(WM)についても、算数と語音整列は、11とほぼ平均でしたが、数唱は6とかなり低くなっていました。 算数と語音整列は、作動記憶の定義通り、耳から入った情報を短時間記憶しながら、計算や、並び替えなどの心理的作業を行います。 これらの評価点は11と平均並みでしたが、数唱のように、いくつかの数列を繰り返したり、逆から言ったりするという比較的単純な作動記憶の課題が苦手であるという結果でした。 この結果だけからでは、その理由は明らかではありませんが、機械的な、意味のない記憶は苦手でいらっしゃるのかも知れません。 4.IQ、群指数の結果のまとめ 1)質問者様の全体的な知能の高さや、群指数で測定している認知能力の高さは、いずれも、「平均」~「平均の上」にありました。知的能力、認知能力は、他の方と比べても同じか、それよりやや高いものといえます。 2)しかしながら、群指数では、作動記憶が他の3つよりも有意に低く、バランスを欠く面が認められました。これが、これまでお困りだったことに関連していると考えられました。 3)群指数の結果について詳しく見ますと、言語理解と処理速度の2つは、質問者様の能力を的確に測定していたと考えられます。したがって、質問者様の言語能力(理解、表現)や、言語的な知識の量、また、心理的作業のスピード、視覚的な短期記憶能力は、いずれも平均かそれ以上のものがあるといえます。処理速度の高さは、ある作業に習熟すれば、それは一定の速さを持って遂行できる能力があることを示しています。 4)それに対して、知覚統合では、視覚的な情報だけによる認知は得意であるのに対して、視覚的情報に基づいて考える(推理する)ことは、認知に比べれば得意ではない可能性がありました。また、作動記憶についても、一般的にその能力は高いものの、機械的な、意味のない内容の記憶は苦手でいらっしゃるかも知れません。 以上が、WAIS-IIIの結果から考えられる質問者様の知能、認知能力の特徴です。 ただ、これはあくまでも、検査の数値的結果に基づいて解釈したものですので、質問者様ご自身の実際の特徴とは異なっているところもあるかも知れません。 良く吟味して頂き、「思い当たるところがある」のでしたら、ご自身の認知的な特徴とお考えください。 お書きになっている質問文を拝読しますと、もともといわゆるADHDの傾向はお持ちだったように思われますが、苦手なことについてはいろいろと工夫なさって乗り越えてきていらっしゃいますので、今後も、ちょっとした工夫で対処できることは多いと思います。 大人の方の発達障害や、ADHDの方がどういう工夫をすれば良いかなどをまとめた一般向けの本もたくさん出版されていますので、ご覧になるとよろしいかと思います。 最近では、スマホのカメラや、録音機能などだけでなく、アプリでも使えるものがけっこう出て来ているようです。 職業選択につきましては、認知的な特性も配慮はなさった方が良いと思いますが、ご興味や関心、これまでに学んでこられたことなども活かしていただいた方が良いように思います。 「絵を描いたり見やすいレイアウトを考えることが得意」という点につきましては、群指数よりもう少し細かい分析をしてみますと、上に書きましたこと以外に、「モデルの再構成」「視覚運動の協応」など、視覚的、空間的な能力の良さもお持ちのようですから、これらの能力を活かす道もあるかも知れません。 いずれにしましても、得手・不得手が大きい面がありますので、最初に書きましたように、長所を活用し、短所は長所でカバーしたり、なるべく負担をかけないで済ませるという基本をお忘れにならないでおやりくださいますように。 以上、ご参考まで。 

yagimememe
質問者

お礼

vzb04330様、丁寧かつ分かりやすいご説明ありがとうございました。 大変感動いたしました。 ご解説いただきました検査結果と自分自身のいままでの経験を重ね合わせてみると、思い当たる節が思いのほかありました。 一対一だと理解できるのに全体説明になると内容が頭に入ってこなかったり、興味のないことだと集中できなくて散々失敗したり、テストの日にちの聞き間違いで単位を落としかけたり、ものの置き忘れが多かったり…。 貸してもらったものを一瞬でなくして怒られたことも小学生の時の苦い思い出です。わざとではないがゆえに怒られたときはとてもショックでした。 途中でなにか別のことをはじめてしまって本来締切が近付いているものを片づけ忘れることもしょっちゅうです。 その一方で話が頭に入ってくれさえすれば理解はできるし、本を読めば内容もわかるので、私のできること、できないことを周囲に理解してもらいずらい状態が続いていました。 みなさんできることのレベルに目が向いているので、できないことができない理由がわからないようでした。なぜあることはこんなにできるのに、そんなささいなことがいつまでたってもできるようにならないのか、と。そして、結局手を抜いているとかやる気を出してないという方向に私の理解が進んでしまうようです。 また、人の言葉の裏や空気が読めず、夢中になると周囲も見えなくなってしまいがちでPDDの傾向もあると医師に伝えられています。そのためか、周囲の期待を裏切るようなことをしてしまった時に言われる何気ないひとことがナイフのように心に突き刺さり、激しく落ち込むことも多々ありました。 もっとやる気をだせばできる、努力すればできるという言葉がとてもつらかったです。 ですが、こうやって結果をみると、できることはできるし、できないことはできないことでうまく付き合っていくしかないなと思いました。 大学では医療系の資格をとり、一度は大学院まで進学して研究の道も志してみたのですが、不注意の傾向がめだっている今、人の命に関わるような仕事はとてもじゃないですができるような気がしないなというのが正直なところです。どんな苦手なことでもがんばればできるようになるというモットーでひたすら憧れだけで苦手な分野に挑み続け邁進してきた人生でしたが、ある意味ちょうどいい転機かもしれませんね。 発想が既存の枠にとらわれず自由、行動力がある、形の細かいところを修正するといったところは割かし他人に評価してもらえていたことだったと思うので、なんだかもったいない気もしますが、今までの経歴にとらわれず新しい道を探っていこうと思います。 自分自身も楽しんで、かつ何かしらのかたちで社会に貢献できるような人生を今後送っていきたいです。 ほとんど自分の身辺整理のようなお礼コメントになってしまいましたが、見ず知らずの私にこのような丁寧な解説をインターネットでしてくださった先生に大変感謝しております。 本当にありがとうございました。 お忙しいかと思いますが、どうぞお体ご自愛くださいませ。

その他の回答 (1)

  • vzb04330
  • ベストアンサー率74% (577/778)
回答No.1

心理士です。 結果の解釈をするのに、質問者様が、この検査をお受けになった時の年齢が分かれば、その方が、VIQとPIQの差や、群指数(VC、PO、WM、PSの4つ)の間の差を判定する作業が正確にできます。 ご支障がなければ、年齢をご教示いただければ幸いです。

yagimememe
質問者

補足

おはようございます。 ご回答ありがとうございます。 大変うれしいです。 当方25歳、女性です。 よろしくお願いいたします。