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水抜き剤
車のガソリンタンクの水抜き剤ってイソプロピルアルコールですよね。それがガソリンの中に入ると何がおきるんでしょうか?水がガソリンに混ざるようになるってどう言うことでしょうか?化学的に教えてください。 宜しくお願いします
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化学的にということなので・・・。 まず注意して頂きたいのですが、水抜き剤は、確かに『主成分』はアルコールですが、『有効成分』はアルコールではありません。有効成分はアルコール中に少量溶解している界面活性剤です。 水抜き剤の成分を見れば、品種によっては『界面活性剤』という文字が書いてあったり、『イソプロピルアルコール等』という表示になってたりしますが・・。 で、界面活性剤によって、油中の水だまりが数十~数百ナノメートルレベルまで微細分散(乳化)されます。この大きさまで分散すると、粒子のブラウン運動によって、タンク内で水が固着・沈降等が起こらなくなるため、ガソリンと一緒に系外へ排出されやすくなります。これが水抜きの原理です。 この界面活性剤は主に固体であり、通常ガソリンなどには溶解しにくいものですので、ガソリンなどで均一に混ざりやすくなるよう、アルコールで溶解されています(ガソリンで溶解しないのは、製品保管時の危険物取り扱い基準が厳しくなるため) ちなみに、最近の国産車のガソリンタンクは樹脂製がほとんどなので、それほど水による錆は気にしなくても良いですよ~。
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- PREDATOR_2002
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こんばんは~♪ オイラが#1さんの回答にけちつける訳じゃないけど、解説しましょー。 >水がガソリンに混ざるようになるってどう言うことでしょうか?化学的に教えてください。 化学式で回答するの? あと、「水がガソリンに混ざる」と言う表現はどなたがなさったのかな? え~っと、解説は、アルコールが水を「包む」のです。アルコールに包まれた水の固まり(幾つかの纏まった分子)が、ガソリンとの界面を作り、アルコールが外側で中身が水の粒になり、ガソリンと共に、内燃機関まで送られるのだ~。 水と油は諺にも使われるくらいに、仲が悪いので、アルコールで水を「包み込み」、ガソリンとの界面活性作用を促進し、一気に燃焼室で燃やす仕組みなのだな♪
お礼
ありがとうございます
- coeda
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タンクに水が溜まる要因の1つは、結露が挙げられます。タンク内が常に燃料で満たされていれば大丈夫ですが、ある程度燃料を消費すればその分、空間ができて、その空間に湿気が含まれていると、外気温の低下などでタンク内の空気が冷やされると、飽和して余った蒸気分が水滴となってタンクの壁面に付くようになると考えられます。汚いな燃料とか設備からも水が混入する可能性があるみたいです。タンクに水分が溜まると、金属製タンクには、サビの発生したり。車は外気にタンクがさらされていないのと、ガソリンの蒸気を大気に放出しないような処置がされているためか、極端に水が発生することはなさそうです。一般に水と油は混じり合うことはないですが、燃料タンクに水が入ると水は燃料より比重が重いのでタンクの底に沈殿し、走行中の揺れで底をさまよっていて、揺れが強くなると、ドレッシングを振った時のように浮き上がったりしますが、この時に燃料ポンプで吸い上げられるとエンジンまで送られてしまいます。水は燃えないので、ガス欠のような症状が瞬間的に出てギクシャクすることになります。症状の強弱は、中に溜まっている水分の量で異なってきますが、結露で溜まる程度を想定すると、日常使用では気が付かない位のレベルだと思います。その状態で気が付かないとすれば、沈殿した水によってサビが進行する恐れがあります。そのサビがフィルターや燃料パイプを詰まらせることあるとか… 水抜き剤の主成分はアルコールですが、水を溶かし込む作用があります(お酒みたい)。ガソリンに水を入れると分離していますが、水抜き剤を入れてかき混ぜると境界が分からなくなってしまい、こうすることでタンクに混入した水をエンジンに送って燃やしてしまうのが水抜き剤の役目で、単なる水抜き機能でアルコール主体となれば価格は安いらしいですよ。
お礼
詳しく説明していただきありがとうございます
お礼
界面活性剤がミソなんですね!ありがとうございました