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問題のDOUKAH WHISKYとは?
- 本日のNHK朝ドラ「マッサン」で、マッサンの作ったウィスキーが完成し、出荷されることになりました。
- ウィスキーの名前は「ドーカーウィスキー」(DOUKAH WHISKY)と名付けられ、問題が起きています。
- 最近はローマ字の表記が正しくないという声があり、北海道や東京の表記にも変化があるようです。
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No.3への補足を拝見しました。 私はNHKの関係者でもなければ「マッサン」の脚本家でもありませんので、なぜそのような名称・表記に決定したのかは知りませんし、私の意見もただの推測です。 ただ、質問者さんがおっしゃる表記の「正しさ」は、あくまでも現代の公文書における規範であって、実際の商標との兼ね合いなど事情のあるフィクションにまで及ぶものではないということ、また脚本家やスタッフは「正しい表記を知らずに」誤ったのではなく、あえて「正しい」表記から「ずらした」のではないか、と言いたかったのです。 >・「ドウカー・ウィスキー」は竹鶴政孝の「ニッカ・ヰスキイ」をドラマのためにもじった品名なのだから、実際にあるウィスキーの品名と抵触する恐れがあるなら、たとえば、ホッカイ・ウィスキー(英語あるいはローマ字表現なら、Hokkai Whisky)とするとか、抵触しない品名を選べばよい話ではないでしょうか? それこそ、どこまでモデルを想起させるかとの兼ね合いではないですか。 ニッカが「大日本果汁」の略から来ていることは知られていますから、「ホッカイ・ウィスキー」では、モデルとなったニッカの名称由来を想起することは難しいでしょう。 モデルが「大日本果汁」→日果(ニッカ)、であれば、ドラマの「北海道果汁」は「北果」か「道果」になるでしょうね。ホッカイ・ウィスキーでは「果汁」の部分が出せません。 で、「北果(ホッカ)」ですが、検索してみると、実在の会社名・団体名に「北果(キタカ)」、「北菓(ホッカ)」の名称・通称のものがすぐ見つかります。まあ、北海道以外でも「北」が付く地名に関係していれば、いかにもありそうな略称ですよね。 ちなみに「北海(ホッカイ)」は、実在の会社名にあります。食品や酒類の企業・ブランド名にあるかどうかは知りませんが、いかにもありそうな名称で、フィクションに使うにはちょっと危険だと思います。 とりあえず、ざっと検索した感じでは「道果(ドウカ、ドーカ)」と重なりそうな会社名は見当たりません。「道果」は「みちはか」と読んで別の意味がありますから、あまり会社名には使われないのかもしれませんね。 モデルをある程度想起させたい、でも実在の商標との混同は避けたい、そしてローマ字でも実在の商標との混同も避けなければ……ということで、道果→ドウカ、DOUKAH、という「正しくない」表記をあえて採用したのではないかと思うのですが。 >・それから、ローマ字についても、戦前ローマ字がどのくらい日常頻繁に使われていたかよくわからないので、時代考証が必要でしょう。 「日常頻繁に」の程度がわかりませんが、戦前と戦後では義務教育でのローマ字の位置づけが違いますから、単純な比較は難しいでしょう。 ただ、高等教育を受けて外国語を学んでいた人にとっては、日本語をアルファベット(=ローマ字)で表記することに抵抗はなかったでしょうし、ウィスキーのように外国の商品を取り扱う会社であれば、ローマ字表記は当たり前のことでしょう。 例えば立教大学は、現在ではRIKKYOと表記しますが戦前はRIKKIO表記だったそうで、時代によってローマ字の規範や主流派は変わります。戦前は、ヘボン式、日本式の他に、いろいろなローマ字表記が試行されていました。 「モデルがあるフィクション」であり、現代とは表記規範が違う時代が舞台だということも考慮に入れて、「いろんな事情による苦肉の策としても、実際にはDOUKAHはおかしいよね~」くらいに受けとめれば良いのではないでしょうか。
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- kifimi
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No.1です。補足拝見しました。 まず、ローマ字表記およびカタカナ表記の「正しさ」についてですが、質問者さんのおっしゃる「正しい表記」というのは、公文書における正しさです。 日本語の表記については、内閣告示や文化庁の指針という形でガイドラインが示されていますが、実は揺れも大きく、指針にすら「原則として」と書かれています。つまり例外も許容する余地がある、という意味です。 日本語の表記、特に外国語との関係で表記に揺れの大きいローマ字やカタカナ(カタカナの歴史は古いですが、現代では外来語の表記に使われることが多いので)の使い方については、先にいろんな使い方が試行錯誤されて、その中からある程度定着したものを、公文書での表記ルールとして示す、という、いわば「後追い」のやり方です。つまり、時代によってはその「正しさ」が変化する可能性もあります(実際、昭和21年の「現代かなづかい」で許容されているものが、現代の教育現場ではNGになっている例もあります)。 もう一つ考慮するべきなのは、「マッサン」に登場する会社名や商品名は、架空である必要がある、ということです。現実の商標名と万が一にでも重なることがあっては困ります。 現実世界の公文書ではホッカイドーが規範で、ホッカイドウは俗な表記(あえて「誤り」とは言いません。実際に使われていますから)だとしたら、ホッカイドーの表記をドラマ内で使うと、現実世界の商標とかち合う可能性があります。架空のドラマのせいで、現実世界と衝突が起きてしまっては意味がありません。 表記規範の「正しさ」を追及するよりも、理解できる許容範囲内で「あえてフィクションの表記にする」配慮のほうが大事なのではないでしょうか。
補足
>「マッサン」に登場する会社名や商品名は、架空である必要がある、ということです。 ・「ドウカー・ウィスキー」は竹鶴政孝の「ニッカ・ヰスキイ」をドラマのためにもじった品名なのだから、実際にあるウィスキーの品名と抵触する恐れがあるなら、たとえば、ホッカイ・ウィスキー(英語あるいはローマ字表現なら、Hokkai Whisky)とするとか、抵触しない品名を選べばよい話ではないでしょうか?わざわざ「ドウ」という「正しい」片仮名表現に抵触するかもしれない品名を選ぶ必要はないでしょう、ということです。 ・戦前の、昭和のはじめごろというのは、片仮名は今と違って外国語用だったわけでなく、広く使われている仮名で、(尋常)小学校で子供たちがまっさきに習う仮名だったんですね。このときの、使われ方かどうだったかという、時代考証が必要ですね。私の疑問は現代の片仮名の使い方からの批判です。昔はこのような使い方をしたというのであれば、それはそれでよいことになることを付け加えておきます。 ・それから、ローマ字についても、戦前ローマ字がどのくらい日常頻繁に使われていたかよくわからないので、時代考証が必要でしょう。このドラマでは、ウィスキーの名前がローマ字(英語)で、Doukah Whiskyと先に決まって、あとでその片仮名表現がドウカーウィスキー(あるいはドウカー・ヰスキー)となることがわかることになっています。
- ryo_ Deathscythe(@Deathscythe)
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Uは「う」なんだからドーカー なら「どおかあ」となりUではなくOだと思う。 「どぅーかー」なのか?と思った。
お礼
この「マッサン」のモデルになった人が竹鶴政孝で、「ニッカ・ウィスキー」の創業者なんですよ。ですから、脚本を書いた人は「ニッカ」をモジって、「ドーカー」としたのですよ。日本の「日」の代わりに、北海道の「道」からとったのです。ですから、「ドゥーカー」ではおかしいし、Doukahでは、英語読みをすれば、ダウカーと読むのが近いでしょう。
補足
その後の「マッサン」を見ていたら、カタカナで、「ドウカーウヰスキー」とありましたね。これもおかしいね!カタカナで、「ドウ・・・」という表現はあるのでしょうか?カタカナにはひらがなにはない「ー」という伸ばす字(記号)があるので、たとえば、神道なら、シントウではなく、シントーと書くし、野球選手Ichiroは「イチロー」であって、「イチロウ」とは表記されません!ローマ字でも、「・・ou・・]という表現はないんです。野球選手でいえば、ウエハラ「コージ」で、Kojiでであって、Koujiではありません。
- kifimi
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なぜDOUKAHという表記にしたのかは、NHKに確認しないと真相はわからないでしょうが、単純に考えれば、DOKA(あるいはDOHKA)の表記ではなにか支障があったのではないか?という可能性が考えられます。 試しに”Doka Whisky”で検索してみたところ、この名称の海外メーカーが存在するようです。これはまずいでしょう。 Dohkaの場合はわかりませんが、日本国内外に同じまたは類似の商標があるのかもしれません。 そこで、実在の商標とかぶらないように、DOUKAHという、いわば架空の表記をあえて使ったのではないでしょうか。
お礼
Doka Whiskyというのが存在するんですか?そうなら、回答者さんのおっしゃるとおりかもしれませんね!それにしても、DOUKAHでは、英語読みにしたとき、ドーカーではなく、ダウカーと読みそうです。英語のわかる「マッサン」と「エリー」がいながら、そんな変な名前にするというのは物語の進行上からもおかしい!
補足
回答No2さへの補足コメントでも書いたのですが、このごろはローマ字だけでなく、カタカナも正しく書けなくなっているんですね。このローマ字であらわされたウィスキーはカタカナで書くと、ドウカー・ヰスキーだそうです。カタカナでは、「ドウ」という書き方はないんです。北海道は平仮名では「ほっかいどう」かもしれないが、片仮名では「ホッカイドー」だし、鈴木「一朗」選手は、イチロウではなく、「イチロー」なんですね。つまり、片仮名には平仮名にはない「ー」という伸ばす字(記号?)があり、伸ばすために、「う」は使わないということです。
お礼
いろいろコメントありがとうございました。意見は出尽くしたと思いますので、締め切りたいと思います。
補足
>モデルが「大日本果汁」→日果(ニッカ)、であれば、ドラマの「北海道果汁」は「北果」か「道果」になるでしょうね。ホッカイ・ウィスキーでは「果汁」の部分が出せません。 私の文では、「たとえば」と書いたように、例を挙げたにすぎません!「ホッカイ・ウイスキー」にしなさい、と主張しているわけではありませんよ。それに、「北海道果汁」だって、フィクションなのだから、これを先に決める必要だってないんです。あとで、ウィスキーの名前が現実にある商品名と抵触しないように、「なんとか」果汁の段階で名前を選べばよいだけの話です。 >現代とは表記規範が違う時代が舞台だということも考慮に入れて、 ですから、当時はそういう使い方をしていたのならそれでよいが、と書いているでしょう。それなら、それでよいが、カタカナの使い方、ローマ字の使い方に関してNHKあるいは脚本家は「時代考証」をちゃんとしたのでしょうか、と言っているのです。 しかし、ローマ字でDoukah、片仮名でドウカーだとすると、ちゃんと時代考証して当時のことを考えてこの文字を選んだようには見えない!それどころか、英語なら、ダウカーに近く発音されるだろうし、何度も書いているようにローマ字としても片仮名としても正しくない! NHKといえば、「早急」を「さっきゅう」と読むことにこだわっているし、「ラ抜き言葉」は使わないとか、言葉にたいして厳格なはずです。片仮名、ローマ字に関してもこの厳格性を守ってほしいのです。 余談ですが、立教を昔はRikkyoではなく、Rikkioと書いていたというお話ですが、東京もTokyoではなく、Tokioと書いていたんですね。(トキオという歌手グループがありますが、たぶん名前はここから採ったんでしょう。)なぜだかわかりますか?英語には「キョー」とか「リョー」という発音はないのです。英語のネイティブは東京はトキオと発音するし、京都はキオト、(司馬)遼太郎はリオタローです。ですから、Rikkioの方が英米人の発音により近い書き方なのです。