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光電効果って、いわゆる金属光沢の原因でしょうか?
光電効果って、いわゆる金属光沢の原因でしょうか?
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違いますね。 どうしてそのように思われたのでしょうか。 金属に関わる電子の振る舞いがもたらす現象だから、でしょうか。 【光電効果】 光の性質のひとつである、粒子性を証明する切っ掛けとなった現象。 光電効果は様々な物質で起こり、その物質が持つ電磁波に対する特定の「固有振動」のような値があり、それよりも高周波の電磁波が入射した際、そのエネルギーに起因する電子(光電子)がその物質の表面から叩き出される現象のことです。 身近な所では、ソーラーパネルなどの動作原理です。 【金属光沢】 簡単に言えば、特定の金属に電磁波が入射すると、金属の自由電子がそのエネルギーを受け高エネルギー準位となった直後、すぐに元のエネルギー準位へ戻る際、受けたエネルギーを特定波長の電磁波として放出することで発生するものです。 この際に自由電子が放出する電磁波の周波数は決まっており、それが、金属が種類により金色、銀色、銅色などの発色をする原因にもなっています。 「金属光沢」とは言いますが、白川英樹博士が発明しノーベル賞を受賞された、伝導性高分子は、所謂プラスチックでありながら「金属光沢」を発します。 まとめると、光電効果は、光の持つ性質と物質の相互作用によって起こり、金属光沢は、伝導性に関わる電子と電磁波の相互作用によって起こる物理現象のことです。 なので、両者は全くカテゴリ違いの物理現象です。
お礼
なるほど! 金属に光を当てると光電子が飛び出すのが反射なんだ! って勝手に勘違いしてました! 勉強になりました、ありがとうございます