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ボクサーから転向したレスラー

表題の件、自分が知る限り大阪プロレス所属のゼウス選手しか知らないのですが、 他にもボクサーからプロレスラーに転向した選手っているのでしょうか? また、こうした例が少ない理由としてはどういうことが考えられますか?

みんなの回答

  • uniquepro
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回答No.2

まず近代・現代に限ればボクシングからプロレスへの完全転向はほとんど無理だと思います。特に日本人でプロレスに即対応出来る体を作れるボクサーが皆無。 前後しますがなぜ可能性が低いのか。心・技・体すべてにおいて、ボクシングとプロレスでは何一つ共通点がないから、という事です。 ボクシング・ボクサーにとって何が重要か。それは何といっても「決められたルールの下で勝利すること」です。それはもちろん階級もそうですし、時間・用具など、あらゆる制限があります。その代わり、求められるのは勝利のみです。ボクシングやその他の格闘技にある「勝者総取り」の思想で表せます。 ※もちろんファイトマネーは敗者も受け取れますが、そこに名声や次のより高い地位の扱いというものは与えられません。 一方のプロレスは、必ずしも勝者にのみ名誉が与えられるわけではない。というより、プロレスで最も偉大なレスラーとは、 「勝者を勝者たらしめることが出来る敗者である。」 プロレスの試合で、ただ勝った負けたなどというのは、あまり重要ではありません。プロレスにとって相手を倒すことが決して1番手の目標ではないからです。まずレスラーに重要なのは、相手の繰り出す技をいかに数多く受け止めるか。某TV番組で”リビングレジェンド”天龍源一郎が素人から受けた素朴な疑問で、 「なぜプロレスラーはチョップをよけないの?」 「避けたら負けなんです。」 プロレスラーに必要な要素としては、相手の技を受け止めるだけの、あらゆる格闘技の中でおそらくトップクラスといえるほどの「打たれ強さ」が必要になります。殴られたら殴り返す、これはチンピラのケンカです。一方プロレスでは技を放つ側へのチャント(かけ声)がかかるのはむしろ珍しく、技を受けて耐えるとチャントが起こり、ダウンすると名前連呼で大声援が贈られる。プロレスファンによる「プロレス最強説」の由来はここで、またアンチプロレス(または格闘技ファン)にとってプロレス=弱い理由付けもここです。 ボクサーがなぜプロレスに向かないか。まず「勝つことが重要ではない」という世界に入った瞬間にまず混乱します。勝つか負けるかという至極単純な世界から、いかに派手に負けるか、自分もケガせず相手もケガせず勝つか。あらゆる格闘技からプロレスに転向する例はあるものの、その成功例が転向する数に比べて少ないのはこれが理由です。 まして日本のボクサーには、純然たるヘビー級ボクサーはいません。体が重いのが重要ではなく、相手の技を受け止めるための「緩衝材」になる皮下脂肪を付けていられるボクサーが日本にいない、ということです。 一方、元々プロレスの起源に「ボクサー」もいたアメリカンプロレスや(元々リングもプロレスとボクシングは同じものを使っていた時代もあり、1つの興行でボクシングとプロレスを開催したこともあり)、他競技からの転向組が比較的多数存在するメキシコ・ルチャリブレには、プロボクサーからプロレスへの完全転向はある程度数が存在します。その中でもボクシング・プロレス両競技で最高の成績を収めたとするなら、 「動くアルプス山脈:プリモ・カルネラ」(205cm、120kg) ※ボクシングではかつて最重量の世界王者と呼ばれ、プロレス転向後のギミックはアンドレ・ザ・ジャイアントにも影響を与えたとされています。 ボクシングでも当時最高峰の世界ヘビー級王座を獲得し(今ほど団体管轄がなかった時代)、プロレス転向後もNWA世界タッグ王座、欧州版世界ヘビー級王座などを獲得。当時世界最高権威とされたNWA世界ヘビー級王座戦では、ルー・テーズやフレッド・ブラッシー、バディ・ロジャースとも戦い、日本で力道山とも戦っています。ボクシングから純プロレスへの転向組でこれ以上の成功例は今のところ世界にもありません。 もちろん、数試合の契約ということでプロレスに参戦したボクサーは日本人でも何人もいるのですが(どの団体も単発興行の客寄せにはピッタリ)、王座戦線に加わってプロレス興行(サーキット)に参加した元ボクサーは、おそらく日本人ではいないと思われます。 ※質問者様の出したゼウスについては、はたしてプロボクサーとして認めていいものかどうか。確かにライセンスは得たのでプロなのでしょうが、結局4回戦ボーイとして1試合(判定負け)こなしただけでプロレス再転向。プロレス的に言うなら「ギミックの練り直し」で期間をおいただけ、と見なされても仕方ない(実際アメリカWWEではわざわざ他格闘技に転向させることをギミック変更の要素に使っている)。

回答No.1

当該人物は、ボディビルダー、プロレスラー、プロボクサー、そして、再び、プロレス復帰という経歴。 だから話が逆で、もともとは、レスラーが重量級ボクサーに転向したということ。 日本人の有力ボクサーは圧倒的に軽量級が多いので、100kg前後以上の体重が必要なプロレスラーへの転向は困難。