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アロマテラピーの精油の学名、種小名

アロマで使う精油の学名や、属名、種小名って、分かりやすく言ったらなんですか??名前をこんなに分けて、どういう意味があるんですか? 調べても小難しくて理解できないんです。

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回答No.1

精油(エッセンシャルオイル)は、植物が産出する揮発性の油のことを言います。 その原料となる植物には、同類のものが多数あるのが一般的です。 ダーウィンの進化論を取り上げるまでもなく、元は一つでも年月が経てばいろんな種類に分化していきます。 従って、同族の植物でも栽培地や気象条件が異なると、それぞれに特徴が変化しています。 そうすると、ある精油商品を一定の品質で安定的に製造しようとする場合、原料となる植物は厳密に選択する必要があります。 そこで、その植物を他の植物とは区別して使用しなければならないのです。 その区別をするために、万国共通の名前をつけることにしたのが、「学名」が存在する理由になります。 「学名」とは、生物(植物と動物)の世界共通の名前です。 植物の学名は「国際植物命名規約」に基づいて、ラテン名で記載されることになっています。 一つの植物種を表すには、「属(genus)+種(species、種小名ともいう)+命名者(author)」の形で表されます。命名者名を除いて、二名法と言われます。 つまり人間の名前でいえば、「属名」が「苗字」に当たり、「種小名」が「名前」の関係になります。 系統的に近い“親戚一同”は、同じ苗字を持つ(同族)ということです。 具体的な植物で説明しますと、 「ラベンダー油」は、“ラベンダー(Lavandula angstifolia)から得られた精油である”、との定義がある規格があったとします。 そして、同族のラベンダーにも、スパイクラベンダー(Lavandula latifolia)、ラバンジン(Lavandula xintermedia)、フレンチラベンダー(Lavandula stoechas)等もあるのですが、いずれも「種小名」が異なりますので上記の定義に対しては、当てはまりませんので原料としては使えないことになります。 お分かり頂けたでしょうか。

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