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共産主義とチンギス=ハーン
とあるテレビの歴史番組で、「ソ連を中心とした共産主義化の波がモンゴルにも押し寄せ、チンギス=ハーンの名前は口にすることも禁じられたが、その後の民主化運動により、モンゴル建国の英雄として尊厳を取り戻した(うろ覚えですが、内容はあっています)」と言っていたのですが、共産主義化によってチンギスが悪者にされる理由がいまいちわかりません。共産主義とチンギスハンは、どう関係があるのでしょうか? よろしくお願いします。
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- oska
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>共産主義とチンギスハンは、どう関係があるのでしょうか? あくまで、「武力で支配した地域の英雄は、排除する」と言う事です。 英雄を求めると、この(現在過去を問わず)英雄を中心に「独立・抵抗運動」が始まりますからね。 現在では、中国を考えれば理解出来ますよ。 「自治区=武力で支配・奪った地域」を意味しますから、自治区と言っても何ら自治権はありません。 チベット自治区では、ダライラマの名前を口にする事は死を意味します。 確か、ダライラマの肖像画・写真を持っているだけでも、公安から拒否出来ない招待状が届きます。 ※反乱独立分子と看做される。 モンゴルの場合も、同じ事。旧ソ連の支配下から開放され、真の独立国家になったので自由になったのです。 ただ、中国モンゴル自治区では未だに原則禁止ですよ。 チベット自治区(チベット国)・新疆ウイグル自治区(東トルキスタン国)・モンゴル自治区(モンゴル国の一部)では、未だに特定の英雄を公にする事は死を意味します。 余談ですが・・・。 日本ユニセフの宣伝広報担当であるアグネス・チャンさん。 ※国連ユニセフが親善大使と任命しているのは、黒柳徹子さん一人。 何故、この3自治区の子供たちに救いの手を与えないのでしようかね? 日本ユニセフでは、集めた募金の25%を「売上・儲け」として会計処理しています。 この1%でも、3自治区の悲惨な子供の為に使って欲しいものです。
- titelist1
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モンゴル軍はヨーロッパに進軍し、チェコのプラハ城で負けて進軍が止まったのです。その東側は全てモンゴルの支配下です。そしてその地域に居座ったのです。多くの男が殺され、その地の女はモンゴル人の子を産んだのです。モンゴル人との混血でないと社会的に認められなかったからです。モンゴルのことをタタールと言いますが、その状態をタタールの頚木と言ったのです。頚木とは牛の首に掛ける木枠で、支配状態を頚木にたとえたのです。 ソビエトのゴルバチョフの顔を思い出してください。彼はグルジア出身ですが、西欧人の顔ではなくモンゴル人との混血の痕跡が顔に現われています。その意味でロシア人は濃淡はあるがモンゴルとの混血人なのです。モンゴルに支配されなかった西欧人はロシア人の血は汚いと言って蔑んだのでした。 共産主義によって強大化したロシア人はモンゴルに攻め込み同じことをやって仕返しをしたのです。共産主義とチンギスハンが似ていることろは世界征服の思想であったことです。
- kamobedanjoh
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ソ連共産党の思想の誤りです。 共産主義という思想そのものが、過去の歴史からの学びによって成立したのであり、過去の思想を批判することは構いませんが、歴史上の人物を抹殺しても何の自慢にもなりません。 中国でも、孔子の思想である儒教が盛んに批判され、孔子自身の評価も持ち上げられたり落とされたり、文化大革命の前後には、自分たちの思想のみが唯一の正義であるとされました。それ以外の思想は全てが資本主義や修正主義、共産主義の敵対者と見なされ、歴史的文化財までも破壊されるなど、紅衛兵が暴れ回りました。今では孔子も自慢の種、共産主義者では無かった魯迅や中山も尊敬の対象となっています。 チンギスハーンの時代があったから、今のヨーロッパもロシアもあり得るので、彼の存在がなければどんな世界が待っていた事か? マルクスレーニン主義の時代があったから、今のプーチンロシアが成立したのです。 レーニン像を引き倒すことで、歴史が書き換えられるものでは有りません。 唯物弁証法の基礎さえ理解できていなかった証拠とも云えます。
- tanuki4u
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参考 共産主義を守れ! では、ドイツに勝てない(ロシア人を鼓舞できない)事に気づいたスターリンは、大祖国戦争と対独戦争を名づけました。 大祖国戦争というのは、共産党指導部の中では 共産主義の祖国=ソ連 と位置づけられ 実際のロシア人の中では わがふるさとロシア と位置づけられた。便利な言葉です、大祖国戦争。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E7%A5%96%E5%9B%BD%E6%88%A6%E4%BA%89 「ナポレオン1世をロシアが打ち破った戦いは、ロシアでは「祖国戦争」と称される。ソ連当局はこれをなぞらえた呼称でナチス・ドイツとの戦争を呼ぶことで、戦いにあたってロシア・ナショナリズムによって国民を鼓舞しようとした。」以上引用 これがロシア人一般人民への説明 「ソ連時代の辞書学においては、「大祖国戦争」とはソビエトの共産主義とドイツのナチズム(ファシズム)という二つのイデオロギーの間の闘争であり、最終的にソビエトの共産主義システムがファシズムに打ち勝ってその優位性を示したとされる[1]。」以上引用 これが、共産主義としての公式見解
- tanuki4u
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共産主義とは関係ありません。 ロシアの敵(かつての支配者) あるいは、旧ソ連を構成していた共和国共通の敵(かつての支配者) ということです。
共産主義に限らず、多くの宗教・思想・支配者においても そうなのですが、『この考え方(存在)が唯一絶対だ』と する場合、その思想よりも『偉い存在』があるのは害悪 以外の何物でもありません。 つまりこのモンゴルの事例場合、共産主義を唯一絶対と するために、チンギスは存在してはいけないのです。 このようなことは、別にモンゴルだけの話でも、共産主義 だけの話でもありません。支配者や宗教が入れ替わるときに、 以前の英雄・思想が晒されるのは歴史上でごくごく一般的に 発生してきた話です。