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無呼吸と心臓病の関係

少し前から、睡眠時無呼吸症候群が話題になっています。 無呼吸によって心臓病や高血圧のリスクが高まるとよく言います。 これは恐らく睡眠時に血中の酸素濃度が低下することによるものだと思います。 しかしよく考えてみると、ランニングや筋トレなどの運動でも、同じように体内の酸素濃度が低下します。 これらは逆に、心臓や筋肉の働きを強くします。 両者は体内の酸素が不足するという点では共通しているのに、 どうして前者は心臓病につながり、後者は逆に心臓を強くするのか、と疑問に思いました。

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回答No.2

成程御尤もな疑問ですね。共に問題共有し 医者ではない石頭でつらつら考えますと、 夜眠ってるときは副交感神経の支配下にあるためではないかと。 末梢神経は「自分の意思で動かすことが可能である体性神経」と 「自分の意思ではコントロールが不可能である自律神経」の二つに分けることができます。 この中でも、自律神経はさらに交感神経と副交感神経の二つに分けられます。 なお、交感神経と副交感神経は「それぞれ反対の働きをする」と考えれば良いです。 交感神経 運動をしている時、私たちは興奮している状態となります。 この時、心臓の拍動数は早くなり、汗が分泌されるようになります。 このように、体を活発に活動させる時に働く神経が交感神経です。 交感神経は「闘争と逃走の神経」と呼ばれています。 闘争として相手と戦う時、体は緊張して心臓の鼓動は早くなり、血圧が上がります。 相手をよく見るために瞳孔は散大し、呼吸は激しくなります。同じように、 自分を狙う相手から本気で逃げる時も体は興奮した状態となります。 体が活発に活動している時を想像すれば、 交感神経が興奮した時の働きを容易に想像することができます。 交感神経を興奮させる神経伝達物質として、 アドレナリンやノルアドレナリンがあります。 これらのシグナルが受容体に作用することで、血圧が上昇して瞳孔は散大します。 一方、副交感神経はいかに 「副交感神経は交感神経の逆の働きをする」と考えれば良いです。 交感神経は運動時などの興奮した時に活発となるのに対して、 副交感神経は体がゆったりとしている時に強く働きます。 例えば、食事中は気分を落ち着かせて食べるのが基本です。 睡眠中も同じように体を休めている状態です。 このように、食事中や睡眠時など体を落ち着かせている時に強く働く神経が 副交感神経です。 例えば食事をしている時、胃酸がたくさん分泌されて腸の運動は活発になります。 副交感神経が興奮することにより、食物の消化に関わる機能が活発になります。 また、副交感神経は交感神経と逆の働きをするため、心臓の機能は抑制されます。 副交感神経とムスカリン受容体 副交感神経は神経伝達物質の一つであるアセチルコリンによって興奮します。 このとき、アセチルコリンが作用する受容体をムスカリン受容体と呼びます。 副交感神経が興奮するには、アセチルコリンによってムスカリン受容体を刺激する必要があります。 ○ 交感神経と副交感神経の違い 神経系の種類 機能・働き 交感神経 ・アドレナリン、ノルアドレナリンが作用する ・運動時など、体が興奮している時に働く 副交感神経 ・アセチルコリンが作用する ・食事中や睡眠時など、体がゆったりとしている時に働く 睡眠時はレムグラフが示す深い眠りが多いほど、同時に呼吸がが止まって 心臓に酸素が行かない時間がトータルで長くなり、ショック死になることもある。 実はガンより怖いのです。お互い気を付けたいですね。

kc1210yone
質問者

お礼

副交感神経が優位な状態で酸素不足になると危険であるということですね。 本音を言えば、そのメカニズムも知りたいですが、やはり生き物の体は不思議ですね。 ありがとうございました。

その他の回答 (2)

回答No.3

「睡眠時無呼吸症候群」は、睡眠中に、舌の根部が喉に落ち込んで気道を塞ぐのが原因です。 酸素不足のため脳の疲労回復も出来ず、他の臓器にも悪影響します。 お困りなら中核病院等での「睡眠相談」をお薦めします。

kc1210yone
質問者

お礼

自分は無呼吸ではないです。 ありがとうございます。

  • rokutaro36
  • ベストアンサー率55% (5458/9820)
回答No.1

酸素を栄養だと考えてみてください。 鍛えるには、通常よりもたくさんの酸素(栄養)を必要とします。 運動をして、一時的に、酸素不足になりますが、 体に取り入れている酸素の量は、通常よりも多くなります。 しかし、睡眠時無呼吸症候群でも、酸素不足になりますが、 それは、取り入れる酸素の量自体が、通常より少なくなるからです。 なので、戻っても、普通に戻るだけ、 鍛えるだけの量の酸素を取り込むことはないのです。 具体的な数字でイメージしてみましょう。 通常の酸素状態を100とします。 運動した場合、取り込む酸素は、150になったとします。 しかし、必要量が200なので、一時的に酸素不足になりますが、 運動を止めると、必要量は、100に戻ります。 しかし、150を取り入れる呼吸をつづけるので、 不足分を補っても、しばらくは、 通常生活に必要な量以上に酸素が多い状態が続き、 この小さな積み重ねが、体を鍛える原動力となります。 睡眠時無呼吸症候群の場合、必要量は100なのに、 取り込める量が50に減ります。 これによって、酸素不足が生じます。 回復しても、100に戻るだけで、不足したことによるダメージを 回復するための100以上の酸素を取り込みません。 なので、小さなダメージが累積して、ついに、病気となります。 このように考えると、わかりやすいのでないでしょうか。

kc1210yone
質問者

お礼

なるほど、筋トレではなく無呼吸の場合、酸素の不足による損傷を回復するだけの酸素を取り込むことができないということですね。 ありがとうございます。

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