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名字の一文字をアルファベットにするのはいつから
漫画家やライトノベル作家がたまに人の名の一文字をアルファベットにするのを何度も見たことがあるのですが誰がいつ頃何の意味で始めたことなのでしょうか。 (例) 「まずは、同業者で先輩のK川センセ、S島センセ、T瀬センセ(五十音順)。お三人方にこの物語を無理矢理捧げます(突き返さないでね。クーリングオフはききません)」 マリア様がみてる 今野緒雪 集英社 この使用例は1998年のものです。まあ、今の時代ではやっていないのかもしれませんが。 先輩作家なら放送禁止用語のようにせず名前を出せば良いのにと思いました。 誰が始めたものなのでしょうか。
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- staratras
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ご質問の趣旨は、S君とかA子さん、またはZ・K氏というように単純に頭文字の英字を使用した人名表記ではなく、K山さんやF田氏(姓)、Y夫君やM恵ちゃん(名)など一部だけを英字に置き換えた人名の表記が、いつごろから使われているかという意味であると理解しました。 明確にいつから誰が始めたものだとは言えませんが少なくとも最近ではなく、相当古くから使われていることは確かのようです。青空文庫で少し探しただけで、以下の用例がありました。(「両国今昔」木村荘八 『東京の風俗』1949年発行所収) …H川がこの日風邪気かなんかで溜りに控へてゐる間太い竪縞の丹前を羽織つてゐたけれども、丹前もくつきりした柄合ひのものを膝のところあたりに一寸引つかける位は、控へ力士の色気になつていゝものだ。H川の丹前姿は顔色も秀れず、襟先きからすつぽりかぶつて、始終シヨボシヨボし、やがて名乗りを受けて土俵に上ると、すぐ相手の藤の里にやられてしまつた。… これは厳密に言えば「人名」ではなく力士の「四股名」ですが、対戦相手は実名です。風邪気味ですぐに負けてしまった気の毒な力士の名前を、少しぼかして述べたい意図があると見られます。ご質問に挙げられた用例と相通じるところがあるのではないかと思います。
- toast5
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「口裂け女の噂」とかと同じで、いつ誰が始めた、と特定できるようなものではなく、この日本社会に深く根ざした謎の何か、が伏せ字を好むのだと思います。例えば「意味のない伏せ字」でググってみると、伏せ字を使う人の心理がいろいろわかりますが、ざっくり言えば 1)おもしろいと思って。 2)トラブルの可能性を排除したい。 のふたつじゃないでしょうか。 1について。私も「おもしろい」というのはわからんでもありません。例えば「ゆうべ和田ア○子が」とか「先日マ○ドナルドで」とか書くのが、なんとなく価値観を共有する仲間にのみ通じる洒落の効いた符牒のように感じて使いたくなる、ということです。かつての職場で同僚が、「イズミヤ」という共通の上司のことを「イで始まってズミヤで終わるヤツがよー」と言ったときは私も爆笑したので、まあ、わかります。2chとかで「厨房」とか「ウpする」とか「ガイシュツ」とか書く心理とも共通するものなのかも知れません。 2について。わずかであってもトラブルの可能性を排除したい、という心理も、下らないと思うのですが、わからんでもありません。「クソ」と書くのは不穏当だし、抗議来るかも知れないから「ク○」にしとこう、とか。 「吉野家」「マクドナルド」などは登録商標なので、公開の場で「吉野家」「マクドナルド」などと書いたら、たとえ批判的な文脈でなくても民事で訴えられる可能性があるのだ、「Y野家」「マクDナルド」なら大丈夫。そんなことも知らんのか、と主張する人だってたくさんいます。言霊信仰みたいなものも働いてるんじゃないでしょうか。まあみなさんとにかくなんでもかんでも「ボカす」のが好きなんですね。その方が無難だと思っている。 ちなみに訴訟大国アメリカで、そんなこと言う人はまずいません(少しはいるのかも知れませんが個人的には聞いたことありません)。アメリカ人の書く小説(やノンフィクション)は日本人の書く小説(やノンフィクション)に比べて、圧倒的に固有名詞が多いです。例えば普通の日本人が「コピーをとる」と書くところを、アメリカ人は「ゼロックスする」とか。「頭痛薬」じゃなくて「バファリン」とか。「ティッシュ」と書かずに「クリネックス」とか。「デパート」じゃなくて「ブルーミングデールズ」とか。日本人なら「彼女は二階でピアノを弾いていた」と書きそうなところを「彼女は二階でYAMAHAを弾いていた」と書くとか。 いちおう慎重に「アメリカ人は」としましたが、もしかすると「日本社会以外には」一般的に、固有名詞の使用を避けるなんて風習はないんじゃないだろうか、という心証を持っております。 ご質問の主旨からはどんどん外れる一方で申し訳ないのですが、企業名や商品名の忌避に関しては、マンガの編集者による事なかれ主義のバカバカしい自主規制(の強要)も大きいと思います。「朝日新聞」を避けて「朝毎新聞」とか、そういうヤツ。そのあたりについては、戦う漫画家佐藤秀峰が何度か発言しています。あ、書き直します。佐藤H峰ね。いや、佐藤S峰か。 >僕の場合、編集者から修正の依頼すらなく、雑誌が出来上がって >みたらセリフが勝手に書き換えられていたり、そのことに抗議すると >「クレームがあった場合に責任が取れるのか?」などと >逆に怒られたりしていました http://ch.nicovideo.jp/shuhosato/blomaga/ar391341 >「マンガで企業ロゴを描いたら本当にクレームは来るのか?」 http://getnews.jp/archives/173454
お礼
ありがとうございます。 なるほど、日本独特の事情もあるのですね。 登録商標は商売に使ったり、関係ない物を関連商品のように売ったら訴えられますが、自分の文章内で使うななんておかしな法律があればそれは憲法で保障された表現の自由を犯しているような・・・。 ごめんね青春!の件は実在の学校を出したからでは無くて、出身者が卑下する・・・というような文脈だったからだと思いますし。 私が挙げた小説の例は(1)だったのでしょうね。
- trytobe
- ベストアンサー率36% (3457/9591)
1980年代に、ワイドショーで芸能レポーターが、芸能人を特定しにくいようにイニシャル(それもなぜか姓・名の順)で紹介するようになり、 そのうちに、全然伏せていない言い方で芸人が遊ぶように H田先輩に殴られた、とかほとんど実名のまま言っているようなものだという使い方を始め、 1990年代には、バラエティー番組で出演者が話した言葉をわざわざ字幕(テロップ)で出すようになり、そのような言い方が テレビの下で文字として・視覚情報として一般人でも使う人が増えて、 という流れで、いたずら心がある人の間では、面白く使われ広まっただけだと思います。 つまり、隠している意味がないじゃないか!とツッコミが入ることをわかった上で、ボケをかましているのです。
お礼
ありがとうございます。
お礼
ありがとうございます。 そう言う意図です。質問が分かりにくくてすみません。 1949年の例もあったのですね。