こんにちは。
ご心配なく。ちゃんと焦げますよ。
他の方のおっしゃるように、「焦げる」という現象は、有機物が熱分解
して炭素含有率の高い物質になる事です。
もちろん、完全に炭素になってしまう事も多いですが、大抵は100%炭素
にまで分解する事はないです。
これが一番よくわかるのは、砂糖を焦がす実験ですね。
昔、お祭りなどで(今もあるかな?)カルメ焼きという砂糖を焦がしたお菓子
を売ってましたが、砂糖が融けてだんだん茶色い液体になっていきますが
あれはいきなり炭素が発生したのではなく、先の方のおっしゃるように
分解して水分子がとれる「脱水」という反応の結果、茶色い物質が発生
した事によります。
当然加熱しつづければ最後は炭素になりますけど。
タンパク質などでは、焦げる時に窒素や窒素酸化物、二酸化硫黄、硫化
水素なども発生する事があります。
真空である事の影響は、化学反応全般に言える事ですが、空気中では
空気の圧力があるので、焦げて気体が発生すると気体の分子が増えますね。
そうすると圧力がわずかですが上昇する事になります。
そういうのを妨げる方向に反応の条件?(平衡といいます)が移動するので
その分焦げにくくなるという事はあるかもしれません。
ただ、この影響は普通の鉄板や蓋をしてない鍋、網などではほとんど
ないと思われます。
密閉された、圧力鍋などだと少し出てくるかな?というレベルです。
ちなみに、ルシャトリエの平衡移動の法則とかいいます。
酸素の影響ですが、別に燃えてるわけではないので、火が出ないという
影響があるでしょうか。
大変楽しいご質問なので、ちょっと余計な解答をしますと、「ほのお」
という現象は無重力ではおこらないのだそうです。
重力により、気体の温度が高くなった部分は軽くなり上に移動する対流
が発生する事で形作られる連続的な発熱、反応システムが「ほのお」な
わけです。
さて、できたお餅の味ですが、焼く以前についてる最中にすでにカチカチ
になってそうですね。
だからウサギさんは歯が丈夫なのかもしれません。
ウサギに噛まれると怪我します。(爆)
お礼
わたしも「還元」という言葉を使いましたが、 酸素がくっつく又は水素が取れる事を酸化、 酸素が取れる又は水素がくっつく事を還元、 と言いますから、 酸素と水素が一緒に取れる場合は還元ではなく「脱水」と言ったほうがいいのかもしれませんねf^o^; でも「還元」というキーワードを使ってくれたおかげで、糸口がみつかりました ありがとうございました
補足
おぉ、こちらこそ目からうろこw(゜o゜)w 炭を焼くときなぜ灰にならないのか常々疑問に思っていたのですが、 あれは酸素を与えず水だけを除く還元だったわけですね 思わぬところで違う疑問も解決しましたd(^o')