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「崇の下」とは?
→公園の尽きるところから、地面は崖になって下り、崇の下に鉄道線路がある。電車の走り過ぎる音だけが、ひびいてきた。彼の三階の部屋からも、崖の下の国電の車体を見ることはできない。← 以上(→←)は、或る芥川賞作家の作品からの引用です。 さて、文中の「崇の下に」の「崇」の読みと意味を教えてください。まさか、「崖」の誤植ではないですよね?
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その「まさか」でしょう。
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noname#224207
回答No.2
「たかのした」or「たかみのした」と読ませたかったのでしょう。 崖の端で見晴がよく、空間が広がっている光景を同時に表現したかったのでしょう。 「崇」は常用漢字での読み以外に慣用的に、あが(める)たか、たかし、たかむ、す、などと読まれます。
お礼
やはり、そうですよね。 引用したのは、講談社版「現代の文学 19」(1973年発行)の中の吉行淳之介「星と月は天の穴」の第四章からでした。(ちなみに、第十三章では「いまも、公園には人影がない。丁度、崖の下を走り過ぎてゆく国電の音がひびいてきた」という記述があることを、その後知りました) 調べてみると、講談社版「星と月は天の穴」(1970年)、新潮社版「吉行淳之介全集」(1998年)における「崇の下」に相当する部分は「崖の下」でした。 ありがとうございました。