- ベストアンサー
【鉄道】シンプルカテナリとコンパウンドカテナリ違い
鉄道の架線にはシンプルカテナリの区間とコンパウンドカテナリの区間が ありますが、どのように使い分けているのでしょうか? 新幹線等、高速な列車が走る区間にシンプルカテナリが使われていたり、 私鉄や在来線にもコンパウンドカテナリが使われていたり、 とくにスピードが速いからコンパウンド、遅いからシンプルというわけでもなさそうです。 コンパウンドのほうが優れているのであれば、ワイヤとステーを一本足すだけなんだから 全部コンパウンドにすればいいし、 思っている以上にコストがかかるのなら無理にコンパウンドにすることもないでしょうし。 どのように使い分けてるのでしょうか?
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
あまり詳しいことはわかりかねますが、高速運転という要素の他に「高頻度運転」で使い分けていることもあるようです。 新幹線でも東海道・山陽新幹線はコンパウンドカテナリですが、九州新幹線区間になるとシンプルカテナリになっています。 東海道新幹線区間は、おそらくは5分おきぐらいに新幹線電車が走ってくるでしょうし、山陽新幹線区間は300キロ運転をしているのでコンパウンドカテナリを採用、九州新幹線区間だと15分から30分おきぐらいの運転で、最高速度も260キロなのでシンプルカテナリ、のように思います。 コンパウンドカテナリとシンプルカテナリの接続部分(セクション?)がどうなっているかは少し気になりますが…
その他の回答 (2)
- Tacosan
- ベストアンサー率23% (3656/15482)
ちなみに.... JR東海は, 東海道新幹線で (全部ではないが) 旧来のヘビーコンパウンド架線に代えてヘビーシンプル架線にすることを表明しています. ねらいとしては ・信頼性向上 ・コストダウン の 2点を挙げています. コストはコンパウンドに比べトータルで 2割ほど安くなるんだとか.
お礼
回答有難うございます。
- こげ まぐろ(@koge-magu)
- ベストアンサー率59% (1010/1693)
首都圏の私鉄で電車運転士をしております。 >鉄道の架線にはシンプルカテナリの区間とコンパウンドカテナリの区間がありますが、どのように使い分けているのでしょうか? 在来線と新幹線とでは、張力も線の違うので別のモノとして捉えて頂きたいのですが、 その路線の速度によって使い分けます。 コンパウンドカテナリ⇒高速で離線しにくい・高速度の路線。 シンプルカテナリ⇒経済的。 ・・・この使い分けになります。 高速度でない在来線で、コンパウンドカテナリにする必要はありません。 企業ですから過剰投資はしません。 新幹線の本線の架線はコンパウンドカテナリになります。 ただ、線の太さや張力は、在来線のモノとは異なります。
お礼
回答有難うございます。
お礼
回答有難うございます。 京阪本線、樟葉駅がちょうどコンパウンドとシンプルの境目ですが テンションバランサが設置されていました。