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尾瀬のCO2
質問です、僕は学校の総合で尾瀬の環境について調べているのですが、尾瀬のCO2についての情報が見つかりません、誰か尾瀬のCO2の量を知っている人いますか。
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尾瀬のCO2に関するデータ、少なくとも系時変化がわかるようなものはないと思いますよ。もっとも、森林地帯におけるCO2データである方が稀ではないでしょうか? なぜ、ないかというと、測定してもあまり意味がないからです。CO2が問題になっているのは、地球規模で見て濃度が上昇しているということであって、局地的な問題ではありません。CO2濃度は、風向、風速、逆転層の有無、日照時間、季節、湿度などにより、大きく変化します。森林地帯では、光合成が盛んに行われるので、その変化量も大きくなります。したがって、ある一点だけのデータを集めても意味がなく、継続して調べることでようやく傾向がわかるかなという程度です。ちょうど、「尾瀬の気温は何度」かと聞くのと同じことです。今日の10時に8度あったというデータだけでは意味がなく、日変化や月変化などがわかり、はじめて意味あるデータになります。CO2の測定は、ガス検出管を用いて行いますが、継続して調査をしたという話は聞いたことはありません。また、CO2の自動測定機という装置も聞いたことありません。これに対して、COやNOxやSOxは健康被害につながることもあり、自動測定装置が開発されて継続的にデータの収拾が図られていますが、これは、大気汚染が心配な場所に関してです。この装置がもし尾瀬にあったとしても、交通の要所の鎌田になるでしょう。 国内でCO2の測定を行ったのは、北海道苫小牧の国有林で森林のCO2吸収量を推定するための作業としてくらいだと思います。 なかなか、思いもつかないところに目をつけたのは、良い発想だと思います。ただ、尾瀬の環境について、何を目的に、どのようなデータを調べればいいか、先生に相談してみるといいでしょう。