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動材質について教えてください。
硫黄系極圧添加剤を含む油に純銅・青銅・リン青銅・黄銅の4種を漬けて3ヶ月様子見たら純銅とリン青銅だけ1日で真っ黒になってボロボロになりました。硫化銅になるなら全部黒くなると思うのですが、青銅と黄銅は全く変化がありませんでした。なぜ2種だけ反応し2種は反応しないのか教えて頂けると助かります。よろしくお願いします。
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- trytobe
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それぞれの金属の品位や表面仕上げ(表面積に影響する表面粗さと酸化物や不動態皮膜の除去具合)にもよるのでしょうが、 もともと、銅は硫化物に弱いのが大前提としてあり、 銅および銅合金の腐食と防食について http://www.jalos.jp/jalos/qa/articles/005-084.htm りん青銅の酸化#3859054 【OKWave】 http://okwave.jp/qa/q3859054.html 硫化物によって銅がやられるよりも先に、合金になっている金属(黄銅では亜鉛、青銅ではスズ)が先に反応しやすく犠牲になってくれて、それ以上反応が進まないような壁(不動態皮膜)を作ってくれた、という可能性が高いかと思います。 銅 - Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%8A%85 不動態被膜 銅合金 - Google 検索 http://www.google.co.jp/search?q=%E4%B8%8D%E5%8B%95%E6%85%8B%E8%A2%AB%E8%86%9C+%E9%8A%85%E5%90%88%E9%87%91 不動態 黄銅 青銅 リン青銅 - Google 検索 http://www.google.co.jp/search?q=%E4%B8%8D%E5%8B%95%E6%85%8B+%E9%BB%84%E9%8A%85+%E9%9D%92%E9%8A%85+%E3%83%AA%E3%83%B3%E9%9D%92%E9%8A%85 リン青銅については、青銅のスズが硫黄などと反応するのにリンが邪魔するのか、直接銅が反応するのをイオンなどの状態で促進するのか、など確実な反応式まではわかりません。そのため、単純に素材の表面仕上げで表面積が広かったり(反応する面積が広かったり)、もともと不動態皮膜ができて反応しにくくなっていたサンプルだけが生き残ったのかもしれません。