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愛着障害とIQの関係性。

岡田尊司氏著書「発達障害と呼ばないで」と言う本の中に、幼少期の愛着形成が不十分だと 「社会性」「行動性」「認知能力」「知能」 等の発達面に影響を及ぼすと言う説明が書かれてありました。 この中で「知能」は愛着障害を持っていると、少なくとも親のIQよりも低くなるそうなのですが、このデーターは医学的にも立証されていますか?

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回答No.2

「医学的に立証」を何によって判定するのか、それも難しいです。 薬理効果のようなことならばメカニズムを解明すれば、立証したことになるかもしれません。 行動傾向とか知能のようなことでは統計的に関連性を示すのでしょうが、その方法では因果関係があるのか、別のことなのかが不明でしょう。 また発達とか、子供の成長過程とその結果のようなことだと、コフォート研究が必要かもしれませんが、そうした研究はなかなか出来るものではないです。 ただ、どこかの医学者、医学研究者、医者がどうこう言ったというようなことならば、いくらでもありそうな気がします。 しかし、乳児期・小児期の愛着とかは、医学の視点で問題にしているのか、心理学や教育学など問題にしているのかも気にする必要があるかもしれません。 医学の範囲の考え方次第ということもあるでしょう。養育問題、子供の成長発達を、医療の場では気にすることも多いでしょう。しかし、臨床医療では、経験則や独自の理論が横行するから、立証は独断、思い込みでしかないかもしれません。 患者や家族も、それで十分だと思っていると思います。 なお、子供は通常、親の手元で生育し心的、知的、運動機能的な面の発達をします。 愛着障害がなにに起因するのかはともかく、子供を養育する親が「この児に愛着障害がある/何かおかしい」と感じつつ育てているのであれば、子供の成育発達支援でもうまくいっていないということでしょうから、その結果としては、統計的に見るならば、言語性検査と動作性検査で、そうではない育ち方をした子供に比べて、高成績を修めることは少なくなって当然でしょう。 相対的に低得点であれば、統計的には、愛着障害があるとされた育ち方をした子供は低IQのことが多くなるハズです。 親の平均がIQ100で、愛着障害があるとされた育ち方をした子供の平均がIQ90なら、「愛着障害があるとされた育ち方をした子供のIQは、親のIQよりも低いケースが多い」ことにはなるでしょう。 それは、愛着障害を持っているからというよりも、成長過程で心身の発達、知的発達が順調にいかなかったからということでしかないように思います。

soramimiclub
質問者

お礼

回答ありがとうございました。

soramimiclub
質問者

補足

>愛着障害がなにに起因するのか 乳幼児期に、子供が親を「安全基地」に出来なかった事が原因です。 http://www.e-heartclinic.com/kokoro/senmon/attach01.html 乳幼児は恐怖や疲れや親と距離が離れたときなどに、親に近づくことにより安全感を得ようとします。 乳幼児はこのような感受性のある養育者との安全な愛着関係を繰り返し体験することにより、他者に対する安全感・安心感を獲得していくと考えられています。 そのため主要な養育者との愛着の形成(愛着システムの健全な発達)は、乳幼児期の最も重要な心理・社会的発達課題の一つとされており、実際多くの実証的研究により愛着の形成が以降の発達に大きな影響を与えることが示されています。 なので愛着形成が上手く行かなければ、その後の発達(心的・知的も含め)に大きな影響を与えると言う事です。

noname#201242
noname#201242
回答No.1

データ立証は分かりませんが、 その本ではなくて岡田氏の他の著作を読んだのですが、愛着障害ゆえにそういう状態になる場合がある、という話だったと思います。 中にはそういうケースもあるから、全部を「生まれつきの発達障害」とは断定できないし、そういう要因で発達が上手く行っていない場合ならば、対処次第で改善するケースもある、というような話であって、「愛着障害があるとIQが低くなる」という、みんながそうなるような言い方ではないと思うのですが・・・・。 「少なくとも親のIQよりも低くなるそうなのですが」というのが何だか断定的な感じがして少し心配になりました。著者は全部がそうだと言っているのではなくて、「中にはそういうケースがある」という考え方だと思います。 愛着障害があってもIQが低くない人もいるし、もちろん発達障害でもIQが低くない人もいますよね。高学歴な発達障害の方も少なくありません。 という前提で、「その中でどうなのか」と考えないと、著者の考え方とは違ってくると思います。

soramimiclub
質問者

お礼

なるほど「中にはそう言うケースがある。」と言う風に捉えた方が良いんですね。 回答ありがとうございました。