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農機具エンジン回路について
- 農機具エンジン回路についての質問です。PIT UNIT ASSYの交換をしたいが部品販売が終了しており、代替回路を作りたいと思っています。
- 海外サイトで回路図を見つけましたが、サイリスタとトランジスタの間に四角形が描かれており中身が不明です。サイリスタのゲートにパルスが来てA-KがONになった瞬間、イグニッションコイルへ電流を流すのだと思います。
- 回路の電源はマグネトーのみで、バッテリーはなく、ライティングコイルへつながる端子はギボシ端子が遊んでいるとのことです。
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新しい回答もないので、ご参考までに気づいたことをちょっと。 電気・電子回路に詳しいだけではなく、マグネトの知識も必要ですが、私は、接点式の終わる頃にちょっとさわっただけです。 1. パワトラの定格。 古い型式のエンジンですから一般論ですが、当時の小型汎用エンジンのマグネトのコイルL1の一次電圧は300Vほど(特許の例では300-400)、一次電流は4Aほどだと思います。 パワトラは、マグネトメーカーが半導体メーカーに仕様を提示して専用のトランジスタを作っていた、と記憶しています。 NPNトランジスタという単純なものだけではなく、今は、いろんな種類のスイッチング素子があるようですね。 私は、IGBT他新しい素子を使った経験はありませんので、推奨できる知識はありません。 私なら、上記定格を示してコレクタ接地の条件で専門店に選定を頼みますね。 2.パワトラの回路。 特許の回路図2をご覧になりましたか。 フライホイールが回転すると、“自動的に”パワトラが一次コイルの誘起電圧でベース電流を得てオンし、そしてオン状態を持続させているしくみの図です。 バッテリがないのですから、このように作動する回路をつくらねばなりませんね。 この回路図では単純なNPNですが、実際は耐電圧保護回路付きのダーリントンです。 ・オン状態時、次の閉回路ができてL1に一次電流が流れます。 接地 → パワトラC-E → L1 → 接地 ・一次電流が最大値近辺に達すれば、設計上このタイミングが点火時期であって、パワトラをオフします。ピックアップの出力もこのタイミングに合わせています。 一次電流はL1のインダクタンスのために、電圧波形よりも少し遅れて立ち上がります。 電圧が最大になった後、少し遅れて電流は最大となります。 3.回路シミュレータの図を見ました。189mS遅れでSCRをオンできたのですね。 フライホイールFの磁石は2個が1セットで90度間隔です。 Fが1回転で交流波形が現れる期間は、90/360 です。 久しぶりにこんな計算をするので不安です。 エンジン(クランクシャフト)が1回転に要する時間は、 エンジン1200rpm時、1秒間に20回転ですから、1/20秒つまり50mSです。 この内、波形が出る時間は、1/4 ですから 12.5mSです。 L1の電流が流れる期間は、その半分(正または負のみ)の6.25mSですが、最大値に達する時間は多分3-4mSです。 忘れてしまいましたが、始動時の回転数が(実際は回転角速度) 60rpmとすれば、上記のmSは20倍となります。 着火すれば一気にアイドリング回転数になります。 そして、使用回転数まで上げた時点で、「遅れ」回路を(手動で)解除すれば「進角」できますね。 案外、うまくいくかも知れません。 そのためには、L1及びL3の波形、位相を知っておかねばなりませんね。 Fが回転すると、先に正負どちらの波形が出るのか、L3の出る時期はいつかなど、基礎的な情報があれば、「遅れ」の計算もできて、回路設計もやりやすいでしょう。
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- teppou
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No.2,3,5、11です。 いくら考えてもよく分からない回路です。私の能力を超えているのでしょう。 他の方へのコメントに、トランジスタのコレクタがアースに接続されていることを不可解に感じているようですが、回路図を書き直してみてはいかがでしょう。 トランジスタから一次コイルにつながる線を共通線と考えて、アースのシンボル3か所を接続して、コイル2個が直列になり、その接続点からコレクタにつながっているように書き直してみると、見方が変わるのではないでしょうか。 もっとも、私には見方を変えてもやっぱり良く分かりませんでした。
お礼
何度も申し訳ありません。ありがとうございます。 最初に書くべきでしたが、このPIT UNITが故障した原因は、高熱だと思います。オイルが減った状態に気づかず使用したので、クランクケースが異常に熱くなり、そこにくっついているこのユニットが、長時間、触れないくらい熱くなっていたのです。 3つのコイルの導通と、コイルと思われる特性(テスターのブザーをつなぐと長周期で発振する)は確認しましたので、多分コイルは大丈夫だと・・・信じています。(コイルが壊れてたら泣く・・・) コレクタとSCRのカソードがつながっているということは、「謎ユニット」がベースにかけるベース電位はコレクタより低いということで、Vbe=0.7Vとするとエミッタの電圧は、謎ユニットが出す電圧ー0.7Vということです。(つまりエミッタフォロワ?) Vce(sat)が0.1Vとすると(パワートランジスタならこれより若干大きいでしょうね)、エミッタの電位=ー0.1Vです。実際にはこれでは動作しないので、もっと許容コレクタ損失の大きなトランジスタを使っているのかもしれません。 ということは、この回路が動作するためには、ピックアップコイルではなく、SCRのアノードにつながっているイグニッションコイルの発電を利用しているとしか思えないのですが、私も頭が混乱して、正しいことを言っているのか自信がなくなっています。 こうなるともう私では無理ですね・・・。 遊んでいるランプ用コイルとバッテリーを使って、バッテリー点火方式に改造することを考える事にします。 本当に何度も有難うございました。いままで頂いた回答は非常に役に立つと思います。
補足
誤>SCRのアノードにつながっているイグニッションコイル 正>SCRのカソードにつながっているイグニッションコイル
- kouki-koureisya
- ベストアンサー率79% (182/230)
#8―10です。 #8の補足(27日)を見ました。 ピックアップコイルはこの位置にあるのですね。 ということは、L1と同じ磁束変化を受けることになります。 なるほどと思って再度、回路図を見ますと「Ignition Pulser Coil」とあります。 Pulser とはピックアップコイルの別名です。 メーカーがそれぞれ独自の名を付けており、シグナルジェネレータ(SGと略称)ということもあります。 再度、パーツリストの図を見ますと、確かにピックアップが付いています。 パーツリストの名称がIgnition Coil なので見落としていました。 なお、フライホイルの磁石は2個で90度間隔なのですね。了解しました。 状況がかなり分かってきたのでまとめておきますが、海外サイトの回路図を基にして回路設計するのは困難でしょうね。 この回路図は概略すぎて多くの疑問点があります。私の知識では理解不能です。 1. 海外サイトの回路の動作について。 謎ユニットがパワトラのオン・オフ制御をしている。 オフのタイミングはピックアップコイル信号で決まる。 ところがオンさせるタイミングのトリガーが分からない。 L1の正電圧が立ち上がってきた時点でパワトラをオンし、そしてオン後はL1自身の誘起電圧でベース電流を供給してオンし続ける。(このような回路にしなければならない) ところが回路図が概略すぎてどのように作動するのか、理解できない。 謎ユニットがSCRをオンすると、SCRを通してL1とL3が直列になるが意味不明。 SCRをオフすると、L1、L2両コイルの電流が遮断される。 ではパワトラの役目は何か、不明。 2.「コレクタがGNDにつながっている」ことについて。 この回路図において、接地記号はGNDを意味しておりません。 バッテリがないのですから、バッテリのマイナス電位を接地GNDとするふつうの約束は通用しません。 この接地記号は、エンジン本体を表しており、これは「エンジン本体を基準電位」とするという意味です。 L1もL2も交流(交番)電圧を発生しますから、この基準電位をゼロとして、正になったり負になったりします。 エミッタはL1につながっています。 L1の交流電圧はエンジン本体の基準電位をゼロとして正負に変化しますから、エミッタの電位も正負に変化します。 エミッタが負電位のとき、パワトラがオンしておれば(設計上オンさせておく)パワトラとL1で閉回路が形成され、L1に誘導電流が流れます。 ところが、上記1のようにSCRの疑問があります。 3.パワトラの耐電圧については、当時でも点火回路用に400V品がありました。 (自動車用ではもっと昔から) 4.#10の回答で一箇所間違いましたので訂正します。申し訳ありません。 (誤)上記特許では、ピックアップの微小出力で、サイリスタをターンオフしてします。 (正)上記特許には、ピックアップの微小出力で、サイリスタをターンオン・オフする回路をつくるよいヒントがあります。例えば、SCRの位置。 特許サービスが再開されました。 上記特許の回路では、ピックアップを使用していません。 ピックアップL3の短時間の微小出力では、パワトラを直接駆動できません。 随分、難しいということがよく分かりました。 お役に立てず、すみません。
お礼
お役にたてずなど、とんでもありません。 ここまでお付き合いいただき感謝の極みです。 回路シミュレータで、遅角回路を作る所までは出来ました。CとRを並列に入れたものを、ゲートにつなげばタイミング遅れで、SCRをONできます。しかし、トランジスタの役割はいまだ不明のままです。 コレクタがGNDに接地ということは、エミッタはコレクタより低い電位で動作するのでしょうね。 コレクタ接地ということは = エミッタフォロワということなのでしょうか? ベース電圧(おそらくマイナス)がそのまま(-0.7Vされて)コレクタに出力されるのでしょうか・・・。コレクタにつながっている負荷はコイルということなのでしょうね。 私の頭ではついていけませんでした。 本当にありがとうございます。ひらめいたらまた教えてください。
補足
訂正します 誤>ベース電圧(おそらくマイナス)がそのまま(-0.7Vされて)コレクタに出力されるのでしょうか・ 正>ベース電圧(おそらくマイナス)がそのまま(-0.7Vされて)エミッタに出力されるのでしょうか・
- teppou
- ベストアンサー率46% (356/766)
No.2,3,5です。 再び海外サイトの回路図を検討してみました。 トランジスタは、マグネトーの一次電流を遮断する働きをする物だと思います。 マグネトーの一次コイルとトランジスタで回路を作り、そのトランジスタをSCRと謎ユニットの回路でON-OFFしているのだと思います。 当然逆電圧がかかります。通常のトランジスタの逆耐圧は、5V程度ですので、特殊なトランジスタを使っているのか、謎ユニットの回路の中にベースの逆電流を阻止するダイオードが入っていると逆耐圧が高くなるのか、(私の知識範囲を超えています)何にせよ自分で回路を組む時には何か対策をしなければならないでしょう。 他の回答者の方も書いていますが、回路の動作を推定してみますと、トランジスタのベース電流とSCRと謎ユニットの駆動電流は微小と思われますので、ピックアップコイルから取っているのでしょう。 ピックアップコイルの電流でトランジスタをONにし、下記のサイトのゲート回路のような回路でタイミングを取り、SCRがONになると、トランジスタがOFFし、マグネトー2次コイルに高電圧が発生するということだと考えられます。 ただこういう単純な回路では、点火タイミングは、回転数が高くなると少し進むだけで、高負荷低回転の場合などに対応できませんので、そのあたりの工夫が必要だと思います。 SCRゲート回路の一例 http://www.sist.ac.jp/~a-nakata/gijyutsu/SCR.pdf オシロ用の点火電圧プローブは、コンデンサにオシロの入力抵抗・容量が並列に入りますので、fが高くなると値が小さくなると思いますが、波形の各部の比が重要なので問題ないと思います。高圧コードの容量など分かりませんし。 少しずつ実験してみるのがよいのではないでしょうか。
お礼
再再々度の回答感謝いたします。 点火タイミングと回転速度の関係は、上手に考慮しなくてよい仕組みにする必要がありますね。 敏腕の技術者が作った回路とエンジン設計ですから、私のような素人が解析するのは無理があるのかもしれません。 少し行き詰ってしまいましたが、良い刺激となる回答を本当にありがとうございます。 現代のコンピュータ制御の回路なら、ある意味簡単なのでしょうが、限られた条件で動作を実現するのは、本当の職人でないと無理なのでしょうね。 SCRで1次電流を流した後に、トランジスタでOFFにしているのでしょうか。
- kouki-koureisya
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続きです。 「特許電子図書館サービス」が、あいにくメンテナンスのため現在停止中です。 29日には開きますから、特許番号検索で「富士重工業の特許番号 公開 平成10年141190号」を見てください。昨日見たときは電源に関して詳細に説明されていました。ただし、この特許の回路では、ピックアップを使用していません。 「特許電子図書館サービス」 http://www.ipdl.inpit.go.jp/homepg.ipdl 考え方は、 1. フライホイール回転中にパワトラをオンすると、L1にはL1自身の誘起電圧で誘導電流が流れる。つまり、電源不要。 2. 誘導電流が最大値になったとき、パワトラをオフする。 最大値を検出するのが謎ユニットの役目。しかし、特許でも内部回路は非公開。 自作の場合は、ピックアップがありますから、この信号を利用すればほぼ最適の点火タイミングを得られるはずです。 上記特許では、ピックアップの微小出力で、サイリスタをターンオフしてします。 パワトラのオフ時間やサイリスタのオン時間は無視してOKです。 ただ、信号波形のどの部分を利用するかが重要で、信号の立ち上がり部、立ち下り部、判定電圧値で点火タイミングは大きく変動します。信号電圧はフライホイールの回転数によりますが、判定電圧は1V程度でよいのではないでしょうか。 まずは、とにかくエンジンがかかって、アイドリングできればよいのですから。 3. 進角・遅角させるには、エンジン回転数を演算しなければなりません。入力信号がピックアップだけでは粗雑すぎると思いますが、工夫してみてください。期待しています。 なお、公開特許ですから紹介はできますが、特許内容に関する問い合わせについては、私は回答できかねます。
お礼
特許の文書は非常に難解と言いますか本来目的の勘所を得難いところがありますが、サイトが再開しだい見てみたいと思います。私の読解力では難しいかもしれませんが・・。
- kouki-koureisya
- ベストアンサー率79% (182/230)
#8です。 ピックアップコイルは、もともと点火タイミングを検出するものです。 交流電圧をつくる小さな発電機のイメージです。 交流といってもきれいな正弦波は不要で、「ピックアップコイル波形」で画像検索すると多数ヒットします。 例えば、「FZ750とVIVIO の○○な話」 http://blogs.yahoo.co.jp/fz7501fm1985/archive/2012/5/13 ピックアップコイルのしくみはどこのメーカーも似通っているので、そのエンジンのピックアップコイルの波形も多分似ていると思います。 このブログの例では、波形の正パルスの立ち上がりを点火タイミングとしています。 この波形では、電圧がピークから減少するときは緩やか、ピークに向かうときは急です。 ただし、コイルによっては、ピークから減少するとき「急」なものもあります。 急な部分を点火のトリガーとすることが重要です。 そのエンジンのピックアップコイルの波形をオシロか何かで確認しておかねばなりませんね。 波形処理については、「ピックアップコイルの波形処理」で検索すればヒットします。 例えば「さんぺいの新米バイク屋日記」 http://blogs.yahoo.co.jp/natuget/8335296.html >ピックアップコイルが発するパルスが点火タイミングを示すのなら、何とかなりそうな気がしたのですが、バッテリーがなく、電源もピックアップコイルから得ないといけないので、行き詰っているのです。 マグネト独特のやり方があります。 何十年も前のことなので、しかもマグネトは専門外なので、すぐには思い出せません。 調べてみます。
補足
低回転のエンジンですから、バイクほど点火タイミングはシビアではなさそうなので、適当でもよさそうな気がします。 オシロの接続はまだやっていません。まだ、オシロを屋外に持ち出すのをためらってしています。 しかし、ピックアップコイルが出力しそうな回路を作ってシミュレートしてみていますが、うまくいきません。 ↓現在の私の落書きです。 http://www.fastpic.jp/images.php?file=7649086256.jpg
- kouki-koureisya
- ベストアンサー率79% (182/230)
出発点に戻って考えてみます。 この回路図ではコイルL3(ピックアップコイル)がありますが、現物のマグネトには、ピックアップコイルがないのでしょう? パーツマニュアル38~39ページに記載の特装品3マグネト(電子点火装置PIT)が正しいとすれば、ピックアップコイルはありませんね。 現物の配線は、PITユニットに2本入っているだけです。 1本は、ストップスイッチを経てIGコイルから、他の1本は直接IGコイルからです。 これから推定すると、2本は、IG一次コイルの両端につながっているようです。 昔のことでかなり忘れてしまいましたが、初期の無接点式マグネトの回路では、一次コイルの誘起電圧が「ある値」に達したとき、一次コイル電流を遮断するという方式がありました。 ただ、ロビンエンジンで実用化されたのかは知りません。 特許を調べると出てくるはずです。 回路は簡単ですが、個人が実験で「ある値」を決めるのは困難でしょう。 「ある値」に達したときが点火時期です。 エンジン始動に適した点火時期とエンジンの高出力を得ることができる点火時期は、相反していますから、最適値を決めるのは難題です。 さらに一次コイルの誘導電流が最大値近辺で遮断するようにしなければ、高い二次電圧(プラグに供給する電圧)を誘起できません。 PITユニットは、おそらく点火時期を一段だけ進角または遅角させるしくみをもっているでしょう。 なお、消しゴムサイズであれば回路の一部は専用IC化されていると思います。
お礼
回答ありがとうございます。 >ピックアップコイルはこの回路図ではコイルL3(ピックアップコイル)がありますが、現物のマグネトには、ピックアップコイルがないのでしょう? 海外サイトの回路図は、この型式のエンジンの別のマニュアルから抜粋したもので、同じものを示しています。型番および部品番号確認しています。また、分解して現物を確認していますので、間違いありません。 ピックアップコイルが発するパルスが点火タイミングを示すのなら、何とかなりそうな気がしたのですが、バッテリーがなく、電源もピックアップコイルから得ないといけないので、行き詰っているのです。 おっしゃる通り、PIT UNIT内に描かれた四角形は、専用ICだと想像します。これをディスクリートで作りたいと思ったのですが、なかなか難しいですね。。PIT UNITは内部が樹脂で固められていて中身がわからない状態です。 (もし、このエンジンがバッテリー搭載していれば、話は非常に簡単で、マイコンでも何でも自由に好きな回路を組むことが出来て、点火タイミングもプログラム次第で自由自在なのですが)
補足
ピックアップコイルは既に内蔵されていました。 この写真の奥に取り付けられた黒い樹脂部分がピックアップコイルです。 http://www.fastpic.jp/images.php?file=1242262811.jpg 海外サイトの回路図のシルエットは裏から見た図になっています。
- LCR707
- ベストアンサー率70% (95/135)
No.4です マグネトーのコイル電圧を直接比較したのでは、回転数が低い場合は点火しないし、回転数が上がるとどんどん早いタイミングで点火してしまいます。 コイル電圧を V = V0ωsinωt とすると、t=0 からこれを積分すれば Va = V0(1-cosωt) となって、外側のωが消えます。 このVa が一定電圧V1に一致する時刻をt1とすれば、 cosωt1 = 1 - V1 / V0 = 一定 となり、ωt1 も一定となるので、一定のクランク回転角で点火するようになります。
お礼
回答ありがとうございます。 数式で理解するのには時間がかかりそうですが、タイミングパルスが来た時に点火ではまずいのでしょうか。
- Nebusoku3
- ベストアンサー率38% (1466/3827)
No1です。 Flywheel部分は 発電機、イグニッション、を兼ねた機能を持っています。 エンジンをかけようとして回してやれば、右下のコイルでタイミングパルスを発生し、PITユニットでイグニッションの1次側を制御し、2次側の高圧を発生させるものです。 ではタイミングはどのようにして作られるかと言いますとタイミングパルスを受けた PITユニット内でまずトランジスタがタイミング入力のある電圧値で ON し、更にある電圧値でサイリスタが ONします。 サイリスタが ONした時点で トランジスタは OFF しますので、 トランジスタが ON してからサイリスタが ON するまでの 短い期間が イグニッションのタイミングとなります。 消しゴムの中ではそのタイミングをとっているだけ(単なる抵抗の組み合わせ)の可能性があります。 トランジスタのON]電圧 約0.7V と サイリスタのON電圧 約0.9Vの違いを利用しているのかもしれません。 電圧の発生などの確認にはオシロスコープが最適ですが、2次側では壊れてしまう恐れがあります。 単にスパークの火花を本体との間で確認してみるなどで可能かもしれません。 あるいは壊す覚悟で簡単な 放電点灯の電球(ネオン球など)を制限抵抗つきでつないでみるなど。 原理的には原付のイグニッションと似ています。 ご存知のように原付の中にはバッテリーをはずしてもエンジンがかかるものもあります。 つまり、自己発電しているのですね。 参考になればいいのですが。
補足
回答ありがとうございます。 > サイリスタが ONした時点で トランジスタは OFF しますので、 トランジスタが ON してからサイリスタが ON するまでの 短い期間が イグニッションのタイミングとなります。 > トランジスタのON]電圧 約0.7V と サイリスタのON電圧 約0.9Vの違いを利用しているのかもしれません。 正にこのあたりが鍵になりそうですね。少し時間をください。考えてみます。
- teppou
- ベストアンサー率46% (356/766)
No.2,3です。役に立たない回答をたびたびすみません。 まず、マグネトーの二次側にオシロのプローブを直接接続してはいけません。 高圧波形観測用のプローブは、高圧コードの外側をクリップして、コンデンサでアースに落とし、高圧コードの容量とコンデンサの容量で分圧し、コンデンサの両端の電圧を測定するようになっているようです。 本を紹介しておきます。 オシロスコープ 鉄道日本社 http://www.jidosha-kogaku.co.jp/mechanics/view/18/%E5%AE%9F%E8%B7%B5%E5%9F%BA%E7%A4%8E%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%BB%EF%BC%92%E3%80%80%E3%82%AA%E3%82%B7%E3%83%AD%E3%82%B9%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%97 前の回答にも書きましたが、この本のシリーズは実際的でよい内容だと思います。ちょっと高価ですが。 数冊所持していたのですが、処分してしまいました。 電子回路がご自身で設計できるようですので、外部電源を使う方法もありだと思いますが、マグネトーは交流発電機でもありますので、外部電源の電流とマグネトーの電流がお互いに流れないようにしないと、最悪どちらかを焼損することがありうると思います。 最終段のトランジスタのみ、マグネトーの電流を流す回路にする必要があると思います。 マグネトーは、交流発電機ですので半波の間のみ回路を作動するようにすれば、電源に関してはさほど難しくはないと思いますが。
お礼
再再度のご親切な回答有難うございます。 私も勉強不足で、唯一分かったことは、ハードルが高そうなことだということです。 コンデンサで降圧するその方法自体も忘れかけていました。1/2πfC で計算すればよいのですね。(ただしクランクの回転数が変わるので、fは一定ではない???) ↑(添付画像追加)現時点での、私の疑問を画像に描いてみました。 コレクタがGNDにつながっているトランジスタの意味が分からないこと。 「謎ユニット」は、SCRへのゲートONをするパルスを出すのだと思いますが、ゲートをONにした時SCRを流れる電流の電源はやはりピックアップコイルが発電したものなのでしょうか・・・。 一朝一夕にはできそうにないことが分かりました。 それにしても、いろいろ教わって刺激になります。本当にありがとうございます。
- LCR707
- ベストアンサー率70% (95/135)
マグネトーのコイル電圧は、エンジンの回転数に比例して増加します。 コイル電圧が0Vの所から、抵抗とコンデンサでその電圧を充電し、それがある一定電圧V1になるまでの時間をT1とすると、T1はエンジン回転数に反比例します。 つまり、T1の位置は、常に一定の回転角度になるので、そこを点弧角とすることができます。 パルスの発生は、そのT1で1次コイルに電圧を与えるのではなく、電圧0Vの位置からずっとコイルを短絡しておいて、T1でOFFにすれば、2次コイルに高電圧が発生します。
お礼
回答ありがとうございます。 ピックアップコイルの出力がある一定の電圧に達したところをタイミングとすれば良いのでしょうか。
- 1
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お礼
重ね重ね本当にありがとうございます。 点火タイミングの計算をしていただきありがとうございます。 前に描いた回路の画像は、まだ何もつけ加えていない状態です。ピックアップコイルが発するパルスに似たような波形を作ってみただけです。(でも、ちょっと違いましたね。) 189mSはシミュレーション開始からの経過時間です。 SCRを遅れてONにするために積分回路とダイオードを入れるとゲートが遅れてONになりますが、そのような方法で良いのかはわかりません。回転数が変わると変化してしまいますね。 このシミュレータはブレッドボード感覚で手軽に試せて便利なのですが、部品の選択肢が限られています。 LTSpiceで書き直して見ようかと思ったのですが、SCR自体が入っていなくて、モデルをどこからか探してこないといけないようです。そのSCRのモデルも何を選んだらよいかわからない状態です。 そもそも求める動作がわからないのに回路を描くこと自体無意味ですよね。悪あがきして行き詰りました。
補足
教えていただいた事を理解できるようじっくり時間をかけて考えてみてみたいと思います。 ぜひ来年使用するシーズンまでに、なんとかしたいと思います。