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千葉県で二十世紀梨の生産がほとんどないのはなぜ?

二十世紀梨の原産地は千葉県松戸市ですが、現在千葉県で生産されている梨は「幸水」「豊水」「新高」などで、千葉県産の「二十世紀」を店頭で見ることがありません。 なぜ、「二十世紀」は原産地の千葉県で生産されなくなり、鳥取県で生産されるようになったのでしょうか。 また、鳥取県では「二十世紀」のほかの品種の梨も生産されていますか。

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  • rosso2ch
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回答No.1

http://www.hellomatsudo.com/jpn/unchiku/unchiku03.php3 「これぞ20世紀最高傑作」ということで、二十世紀梨と命名されました。 そして全国に知れ渡り、絶大なる人気をもちました。 覚之助の経営する綿果園に苗木の注文が殺到し、現在二十世紀梨の産地として 有名な鳥取県には、同年に苗木が送られたようです。 二十世紀梨の原樹は昭和10年に、国から天然記念物の指定をうけましたが、 昭和19年に本土空襲をうけ、焼夷弾によって被害、昭和22年に残念ながら枯れてしまいました http://www.jan-agri.com/shopping/autumn/20cen_nashi_kurayoshi.html 明治37年、わずか10本の苗木からスタートした鳥取の二十世紀梨は、 今では全国一の生産量を誇る産地として、鳥取県を代表する果物となりました。 http://www.maruka-ishikawa.co.jp/fruits/items002/20seiki.htm 透き通るような黄緑色の皮につつまれ、上品な甘さの中にも適度な酸味を持ち、 昭和50年代まで梨のトップの座を守ってきました。 現在は主役の座を幸水に譲った格好ですが、秋の味覚としての人気は根強く、 青梨としては依然他の追随を許しません。 二十世紀はアジアを中心にアメリカやヨーロッパなどたくさんの国に輸出され、 今ではすっかり定着しています。「ニジュッセイキ」の名称で通用する国もあるほどです。

noname#231574
質問者

お礼

早速に丁寧なご教示をいただき、ありがとうございました。

noname#231574
質問者

補足

http://www.yoichi.co.jp/matsudo-shi.html に以下のような説明を見つけましたので、この質問を締め切りとさせていただきます。 「この梨、味等性質は非常に良いものの、黒斑病に弱いと言う弱点があります。これは、文字通り黒い斑点が実に出来てしまう病気で、当然ながら収穫に大きな影響があります。黒斑病の主な原因は、菌です。このため梅雨時に多く発生します。梅雨にそれなりに雨の降る松戸の気候は、この梨にはあまり合わなかったようです。今のように殺菌剤が無い時代、覚之助氏も、かなり苦労してこの梨を育てていたそうです。ご存じの方も多いと思いますが、現在ではより気候の合う鳥取が、一大産地となっています。もちろん気候だけではなく、鳥取の方々の努力も大きかったことでしょう。」