表現の自由とは？

質問

法にて定められている表現の自由とは、法令等により、その事柄に関する一切の表現を禁じられている場合にのみ該当するものだと主張している人がいましたが、本当でしょうか？

回答No.1

ms1434 · ベストアンサー

結論から言えばケースバイケースとしか言えませんね。

日本国憲法に以下の通り記載されています。

第21条
１　集会、結社及び言論、出版その他一切の表現
　　の自由は、これを保障する。

２　検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、
　　これを侵してはならない。

法律で最高ものは憲法です。
それ以外の法律は、わかり易くいうのであれば、補足条文
とでもいえばいいでしょうか・・・
憲法で補えない部分を細かく規定したものがその他の法律
と考えればわかり易いかと思います。

ですが、表現の自由とはいえ、たとえば公共の放送機関
が放送禁止用語などを設定しているのは、与える影響度
が大きい為、自粛をしているからです。
公序良俗に反する行為を行い、その際に生命、財産など
が脅かされる場合、いくら憲法で表現の自由が・・・
と主張したところでそれはとおりません。

これも憲法で保障されています。

第13条
　すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及
　び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福
　祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の
　尊重を必要とする。

答えになってないかもしれませんが・・・

ちなみに直接このときにこの言葉を言ってはいけないと
いう法律はありません。

お礼

質問があまりにも漠然としていたにもかかわらず、的確な回答を有難うございます。アドバイスを参考にしつつ、さらに考えてみようと思います。

回答No.2

businesslawyer

表現の自由は憲法で保障されている人権の一つでありますが、絶対的なものではなく、表現の自由を重視しすぎて別の人権を侵害することは許されません。例えば、最近話題になった、田中真紀子さんの長女の記事が、その長女のプライバシーを侵害するとして、販売差し止めの仮処分がされ、抗告されて、まだ結論は出ていませんが、この場合、「表現の自由」という「人権」と「プライバシー権」という人権のどちらが優先されるのかということですが、ケースバイケースだと思われます。そして、一般に、憲法で保障された人権等を、他の法律で制限する場合に、その法律が憲法違反かどうかがよく争われるのであり、憲法で保障された表現の自由について、別の法律が無いと保障されないわけではありません。

お礼

非常に分かりやすい解説を有難うございます。アドバイスを参考にしつつ、さらに考えてみようと思います。