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入院中の病人を見舞いにおいしかける習慣を廃止しよう、という声も多い
- 安静の医療的価値と人間関係に付された価値との間には、明らかな諸語が存在する。患者にとって、安静であることが何より大切であり、病人を見舞うことは矛盾する。故に、明らかなディレンマが存在するわけである。
- 患者にとって安静が何より大切だとする。ほとんどすべての病気や産後の回復が必要であり、見舞う習慣は、時には患者の病状の回復の妨げになるだろう。そこで、安静の医療的価値が重視が置かれる。しかし、その一方安静の医療的価値だけを考えた場合、「ディレンマ」が生じる。
- 私だったら、このディレンマを解消するために、面会時間の規制の見直しをするだろう。患者にとって、安静が確保されることは大切であり、見舞い人がくることにでストレスになる場合もある。しかし、決まった時間の面会の拘束をすることにより、患者の安静は確保され、患者の人間関係を付された価値も失われることはない。また、患者が見舞い来た者によって時間の拘束を強いられることもなくなるからだ。
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元塾講師です。 ジレンマとは通常、ある一人(ひとつの集団)が何かをする際、「AプランをするとXが損なわれ、BプランをするとYが損なわれる。X、Y両方損なわれない方法はないものだろうか?」というようなことであり、今回は「面会をすると患者の回復に支障をきたすこともあるが、全く人に会えない状態もストレスを与え、結果症状が快復していかない。このジレンマをどうしようか」という、患者に内在する二つの要素についてであり、あなたが考える「見舞いに行く側の心理」は今回のジレンマを発生させる要素ではありません。あなたが3段落に書いている「心のケア」と快復行為とのジレンマなのです。 また、問1は院長のコメントであり、多少会話調であるべきです。また問の部分にある 「」を適切 とありますが、これは通常 「」に適切 ではないでしょうか?日本語の「てにおは」に関して違和感があります。 正直、そのジレンマを捉え違えているので問い2に関しては、方向性が合うはずもありません。ただ、文章の構造・書き方に関してのコメントはできるので少しだけ書きます。 まず、最初の段落に「どのような対策が必要なのか」と書かれていますが、これは間違いです。小論文は「最初に結論を書き、その具体例・理由を次から書く」ということが求められ、疑問の提示をして結論を書くようなパターンは求められていません。そのような回りくどい書き方をすれば字数が足りなくなるはずですし(逆に書くと、それが書けているということは何らかの要素がないということになります)、生意気に感じられることもあります。そこはスパッと「~であると私は考えている」などにした方がいいです。最終段落の内容を最初に持ってくるということです。「書いてあるからいいんじゃない」と思われているのであればそれは間違いです。小論文はあくまで試験であり、競技・試技と同じ部分があり、省略してはいけない要素があり、主張内容を先に書くということは、まさにそれです。 他に細かいことを書けば、2段落に「その一方」という言葉が2回出ており不適切です。他の表現にしましょ う。 最終段落の「私だったら」は乱暴な表現です。「私なら」のほうがいいです。また最終段落に面会による「心のケア」のメリットを書くべきです。 ちなみにもう一つの質問にある小論文に関して少し書かせていただくと「知識をあることひけらかしている」文章になっています。知識は「書きたい主張内容にマッチしたものだけで最低限」でいいのですが、あからさまに知識のオンパレードの部分があります。私なら「キュアからケア」への部分で「最近老人ホームに筋トレの器具が置かれ始めている。トレーニングをさせることにより、けがの防止=医療費抑制はもちろん、高齢者も健康な体で生活できるので(鍛えていると寝たきりなどになりにくいので)QOL向上につながっている」などの、ある情報のより細かい内容を書くことによって文章に深みを持たせます。この方法は「書いている内容に近い情報が自分の頭にあるか」が勝負であり、知識の多さがモノを言います。 小粒な情報を列挙しても「知識が浅い」と判断されます。複数の情報各々に自分の知っていることを付け加えているようですが、その付け加えている情報が浅いということです。情報というより、考えれば誰でも書けるようなことしかありません。字数を埋めるためにひねり出したんだと思いますが、ということはそれは「書くべき情報が頭の中になく、同じような内容や書かなくていいようなもので埋めている」と判断されます。 まずは、知識・情報を入れることに専念しましょう。それがないのに書く練習をしても無意味です。優勝する力が全然ないのに優勝スピーチを一生懸命考えるくらい無意味です。
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- akeshigsb
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NO2のものです。 「てにおは」の違和感に関してお答えいたします。「てにおは」は文法的に決まりがあるのはもちろん、文法的に間違いがなくても「普段使わない=表現として不自然に感じる」というものがあり、外国人に日本語を教える際に一番苦労する部分の一つです。文法的な規則ではないので、今回はあなたが書かれた文章のものをコメントしていきます。 1問目 病人を見舞うことは矛盾する …通常「見舞うこととは矛盾する」、「見舞うことと矛盾する」であり、あなたの表記では違和感を感じます。 2問目1段落 病人を見舞う習慣は、ほとんどすべての病気や産後の回復には、安静が何より大切だとする。 …最初の「病人を見舞う習慣は、」があるために文の意味自体が不明になっています。そこがなければ最後の術語と真ん中の主語(部分、以下略)との関係は正しいものであり、最初の主語と術語(部分、以下略)だけの文では意味不明になり、結果最初の主語を抜くことが適切と考えられます。 2問目2段落目 たしかに、患者にとって安静が何より大切だとする。 …「だとする」という表現は「仮定・条件」が前にあるときに使うものであり、「たしかに」という一定の認定の意味がある言葉との併用には不自然さというより語彙の性質上使い方を間違えています。「たしかにから大切だ。」がいいです。 ほとんどすべての病気や産後の回復が必要であり …「ほとんどすべての病気や産後には回復が必要であり」がいいです。「や」が結んでいるものが「ほとんどすべての病気」と「産後の回復」なのか、回復すべき「ほとんどすべての病気」と「産後」かなのかの限定も不明です。おそらく後者を想定して書かれていると思いますが、それにしても「産後には回復」のように「の」の部分は「には」のほうがいいです。 安静の医療的価値が「重視が置かれる。」 …「重視される。」でいいです。「置かれる」のは「重き」であり重視には使いません。 最終段落 決まった時間の面会の拘束をすることにより、患者の安静は確保され …これでは「あらかじめ予定されていた(決められていた)面会時間を拘束(面会させなく)する」という意味になります。他の文面から察するに「(面会)時間を制限することにより、安静もしっかり確保する」として、後ろの部分(患者の安静は確保され)をカットした方がいいです。 患者の人間関係を付された価値も失われることはない。 …「失われることはない」という断定表現でもかまいませんが、「~にくい」のほうが今回は適切です。多少規制はするはずであり、価値は多少失われるであろうと考えるのが妥当だからです。 前回、「てにおは」という表現を使いましたが、これは「そうした助詞の使い方が不自然である」という意味だけでなく、「通常日本人が使う表現ではない」も含めて書きました(詳しく書くべきでした、)。また「お」は「を」にすべきでした(単純なるミスです)。
お礼
丁寧に、ありがとうございました。よく、分かりました
- tekcycle
- ベストアンサー率34% (1839/5289)
その問題が過去問であって、今練習をしているのであれば構いません。 しかし、それが実際あなたに課せられた入試問題であれば、あなたはカンニングをしていることになります。 ここの運営は バ カ ですから、その辺りの配慮がまるでできません。 過去問か、実際の入試問題か、明記してください。 もう一つの質問も同じです。 学校側がネット検索して、カンニングが無いか調べていることもあるかもしれません。 それと、書き方。 問題がどこまでで、あなたの回答がどこからどこまでなのか、きちんと明記すべきです。 こういう配慮ができない人に小論文は無理では。 また、もう一つの質問を見る限り、小論文の練習以前に、現代文の基礎演習を積むべきかと思います。 出口の「好きになる現代文」や、同じく中学生向けの問題集や、その他「やればきちんと実力が身につく」中学生高校生向けの教材をすべきです。 何らかの教材をやれば良いわけではありません。やれば実力が身につく教材をやらないと、いつまで経っても実力は上がりません。現代文はここが怖いところです。 それと、看護の学校と言ってもピンキリですので、どのレベルかも調べて書いた方が良いでしょう。
お礼
はい、国立の過去問です。
- High_Score
- ベストアンサー率25% (45/176)
1 院長の話を併記する理由は、現場の声を知りたいからです。現場ならではの読み手が興味を引きそうな話を書くべきです。例えば 「面会時間を超えて話し続け、容態が悪化した例もある。大切な人を心配する気持ちは判るが、短時間で切り上げて欲しい」読み手への要望 「ストレスや過労で入院した患者に、職場の人が来て業務の話を持ち込むこともある。治療に支障を来たすのは明らか」極端な例の紹介 「当院では面会時に予定時間を尋ね、患者本人の了承を得てから病室に通してます。」対策の紹介 2 ケアはキュアと同じくらい必要なものである、と論じているのに後半では必要な筈のケアを時間制限しようとしてます。「患者のためになるなら、バンバン面会させればいいじゃん!」と誰もが思うでしょう。習慣と治療のジレンマだから問題視されているのであって、ケアと治療を比較してしまうとジレンマとして成立しません。時間制限とケアの対立問題をどうするか追加すべきです。 例 ~のようなジレンマがある 対策として時間制限が挙げられる(既に多くの病院で導入済なので、これだけでは弱い) 時間制限する際のリスクとしてケアの不足が懸念される そこで私は○○のような対策をとればケア不足が解決すると考えている ・・・要は医療の現状を踏まえた上で、新しい風を吹き込みたいとの意思を書くべきです。量としてはもちろん○○の内容が8割、前半部は2割でいいです。 ○○は思いつきでもいいから自分で考えるべきです。現状では何処でもやってないような夢でもいいでしょう。帰国子女なら海外でどうやってるか調べて紹介してもいいでしょう。あなたの強みですよ。
お礼
はい、ありがとうございました。とても、参考になりました。
- hpsg
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1の回答についてだけ。問題文章は何かの記事だと思います。その視点から。 あなたの回答だと院長談話は記事本文の焼き直しで、「」内に入れるのは不自然である。これだと院長談話の情報を記事に入れる必然性が無い。取材した記者が院長談話の抜粋で記事本文を書いてしまったという体になるが、そんなスペース無駄遣い記事は不採用になるはず。 あなたの回答は百文字以内の短い中に「ディレンマが生じる」「ディレンマが存在する」と有るのもスペースの無駄で、記者はそんな下手なインタビューのまとめ方はしない。 記事に入る識者談話記事は、問題の背景あるいは影響を解説するとかで、かつ『ディレンマ』という単語自体は使わずにディレンマについて語って頂いた文章が多くないですか?
お礼
はい、ありがとうございました。
お礼
はい、ありがとうございました。日本語の「てにおは」に関して違和感があります とは、どういう意味ですか?