• 締切済み

微分方程式論について

微分方程式論について (1) 関数族{f_n|n=2,3,...} f_n:[0,1]→R f_n=(n^2)x (0≦x≦1/n) f_n=-(n^2)x+2n (1/n≦x≦2/n) f_n=0 (2/n≦x≦1) このとき、{f_n}はいかなる関数にも一様収束しないことをε論法で示せ (2) f:R×R≧0→R f(x,y)=√yと初期値問題 dy/dx=f(x,y) y(0)=0・・・(*)について (1)f(x,y)はyに関して局所リプシッツ連続ではないことをε論法で示せ (2)定数c≧0に対して、関数 y_c:R→R≧0 y_c(x)=0 (x≦c) y_c(x)=1/4(x-c)^2 (x>c) は(*)の解であることを示せ (3) Gronwallの不等式{f,g,uは区間I上の連続関数でg(x)≧0とする} u(x)≦f(x)+∫_(x_0→x)g(t)u(t)dt (x>x_0) ⇒ u(x)≦f(x)+∫_(x_0→x)g(t)u(t)exp{∫_(t→x)g(s)ds}dt (x>x_0) を示せ。また、f(x)が非減少関数 ⇒ u(x)≦f(x)exp{∫_(x_0→x)g(t)dt} (x>x_0) を示せ (4) 初期値問題 dy/dx=y y(0)=a についてPicardの逐次近似法により、解を具体的に構成せよ ただし、y(x)の定義域については考えなくてよい これらの解法を教えてください! わからなくて困っています…

みんなの回答

  • muturajcp
  • ベストアンサー率78% (508/650)
回答No.1

(1) n≧2となる自然数nに対して f_n:[0,1]→R 0≦x≦1/n→f_n(x)=(n^2)x 1/n<x<2/n→f_n(x)=-(n^2)x+2n 2/n≦x≦1→f_n(x)=0 と関数f_nを定義する 関数族{f_n|自然数n≧2}が ある関数fに一様収束すると仮定すると 1>ε>0となる 任意のε>0に対して ある自然数n_0が存在して n>n_0となる任意の自然数nと 任意のx∈[0,1]に対して |f_n(x)-f(x)|<ε/2<1/2 だから m>n_0となる任意の自然数mに対して |f_m(x)-f(x)|<ε/2<1/2 だから |f_m(x)-f_n(x)|≦|f_n(x)-f(x)|+|f_m(x)-f(x)|<ε<1 ↓ ∀m>n_0,∀n>n_0,∀x∈[0,1]→|f_m(x)-f_n(x)|<ε<1…(a) となるが 一方 この自然数n_0に対して n=n_0+1 m=n^2 x=1/m とすると 0<x=1/m=1/n^2<1/n<1 m>n_0,n>n_0,x∈[0,1]だから(a)から |f_m(x)-f_n(x)|<ε<1…………(b) f_m(x)=f_m(1/m)=m^2/m=m f_n(x)=f_n(1/m)=f_n(1/n^2)=n^2/n^2=1 だから |f_m(x)-f_n(x)| =|m-1| =|n^2-1| =|(n_0+1)^2-1| =k(k+2) ≧3 これと(b)から |f_m(x)-f_n(x)|≧3>1>ε>|f_m(x)-f_n(x)| となって矛盾するから 関数族{f_n}はいかなる関数にも一様収束しない (2) f:R×(R≧0)→R f(x,y)=√y dy/dx=f(x,y),y(0)=0……(*) 1) 任意の正数ε>0に対して y=0 z=1/(4ε^2) とすると √y=0 √z=1/(2ε) |f(x,y)-f(x,z)|=|√y-√z|=|y-z|/|√y+√z| |f(x,y)-f(x,z)|/|y-z|=1/|√y+√z|=2ε>ε |f(x,y)-f(x,z)|>ε|y-z| だから f(x,y)はyに関して局所リプシッツ連続でない 2) 定数c≧0に対して y_c:R→(R≧0) x≦c→y_c(x)=0 x>c→y_c(x)=(1/4)(x-c)^2 と関数y_cを定義すると 0≦c→y_c(0)=0 x>c→(y_c)'(x)=(1/2)(x-c)=√{y_c(x)} x≦c→(y_c)'(x)=0=√{y_c(x)} だからy_cは(*)の解である (3) f,g,uは区間I上の連続関数で x∈I→g(x)≧0 {x_0,x}⊂I x_0<x u(x)≦f(x)+∫_{x0~x}g(t)u(t)dt とする x_0≦t≦s≦xに対してg(s)≧0 ↓ ∫_{t~x}g(s)ds≧0 ↓ exp{∫_{t→x}g(s)ds}≧1 ↓ ∫_{x0~x}g(t)u(t)exp{∫_{t→x}g(s)ds}dt≧∫_{x0~x}g(t)u(t)dt ↓ f(x)+∫_{x0~x}g(t)u(t)exp{∫_{t→x}g(s)ds}dt≧f(x)+∫_{x0~x}g(t)u(t)dt≧u(x) ↓ u(x)≦f(x)+∫_{x0~x}g(t)u(t)exp{∫_{t→x}g(s)ds}dt f(x)=0 u(x)=1 x0=0 g(t)=1 x=1 とすると u(x)=1≦1=f(x)+∫_(x_0→x)g(t)u(t)dt u(x)=1≦e-1=f(x)+∫_(x_0→x)g(t)u(t)exp{∫_(t→x)g(s)ds}dt は成り立つけれども u(x)=1>0=f(x)exp{∫_(x_0→x)g(t)dt} だから u(x)≦f(x)exp{∫_(x_0→x)g(t)dt} は成り立たない (4) dy/dx=y y0(x)=a yn(x)が定義されたらy(n+1)(x)を次式で定義する y(n+1)(x)=a+∫{0~x}yn(x)dx から y1(x)=a+∫{0~x}adx=a+ax y2(x)=a+∫{0~x}(a+ax)dx=a+ax+ax^2/2 y3(x)=a+∫{0~x}(a+ax+ax^2/2)dx=a+ax+ax^2/2+ax^3/6 … だから yn(x)=aΣ{k=0~n}x^k/k! だから y=lim_{n→∞}yn(x)=aΣ{k=0~∞}x^k/k!=ae^x ∴ y=ae^x

関連するQ&A