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哺乳類の色覚について
スペインの闘牛では、牛を引き寄せるのに赤い布を使いますが、どうしてですか?馬、犬、猫などの場合はどうかについても、教えて頂くと有り難いのですが…。
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視細胞には色(光の波長)によって感度のピークが異なり感度の鈍い錐体細胞と、感度は極めて高いが色の判別が一切出来ない桿体細胞があります。 祖先の魚や魚類のときに発生し引き継いできたものです。哺乳類も恐竜と発生は同じ頃なのですが、恐竜が昼間の世界を独占闊歩していた約2億5100万年前から約6,500万年前までの長い期間は寄るの世界に追いやられて桿体細胞を増やし錐体細胞鋪減らすことで夜行性に適応し、色覚を失いました。残ったのは短波長にピークをもつ青錐体、長波長にピークを持つ赤錐体のみです。いわゆる赤緑色盲状態で、緑・黄緑・黄色・橙・赤が区別できない。 その後、恐竜が滅びた後昼間の世界に活動時間を広げるに伴い、不完全ながらも色覚をいくつか復活させました。旧世界の霊長類の祖先は、約3000万年前に祖先のものには及ばないですが緑錐体を再獲得しました。当初は雌だけだったはずですが、その後遺伝子組替えによって雄も色覚を得ました。(赤緑色盲が男に多い)女性には第4の赤錐体をもつ人もいる。 私たち人の祖先は樹上で熟した果物などを見分けるために色覚が必要だったのでしょう。牛などは、赤や緑をどのように感じたいるかは分かりませんが、少なくとも草の緑との判別は容易ではないでしょうね。 赤は、観客に対するデモンストレーションの意味合いが強い。
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- ORUKA1951
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>ウシはただ黙々とクサ(何色?)を食む、でしょうか…。 これは絶対に分からない。なぜならあなたの青い魚のアイコン・・・色覚異常であろうと【なかろう】と、だれにも青ですが、実際にどのように感じ取っているかは分からないのです。 モンシロチョウ--雄も雌も真っ白ですが、彼らには雄と雌は明らかに異なる色で見えています。 まあ、牛達には彼らが言葉を持っていれば、花も葉っぱも緑に見えている。私たちが木の葉がみんな緑に見えているのと同じようにね。しかし、アゲハは柑橘の植物は違う色に見えている。 哺乳類より古い、爬虫類、両生類、鳥、魚達は私たちより進化しているのでね。
- DJ-Potato
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闘牛の赤い布は、牛ではなく闘牛士を興奮させるためも色だそうです。 多くの哺乳類は、赤と青の2色の色覚 ヒトを含めた一部のサルは赤と緑と青の3色の色覚 多くの爬虫類や鳥類は、赤と緑と青と、紫外線領域の4色の色覚があるそうです。
お礼
赤はヒトが興奮するため、とは知りませんでした。丁寧な御回答に感謝します。
お礼
色々と、面白いお話をして頂きました。花は紅、柳は緑、ウシはただ黙々とクサ(何色?)を食む、でしょうか…。