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この意味の慣用句の使い方って合ってますか?
こんにちは。 つい今しがた、友達とメールしている中で使い方のあやしい文章を書いてしまったので質問させていただきました。 「あいつは何かあるとすぐ『きもい』と言う」「壊れた目覚まし時計の様に同じ言葉しか使わない」 といった意味の文章を作る時に 「あいつは一も二もなく『きもい』としか言わない」 と書いたのですが、この際の「一も二もなく」って使い方合ってますか? どうも違ってたんじゃないかと睨んでいます。 調べてみると「一も二もなく」は相手に同意するという臭いが込められているらしい。 別に今回、相手に対する同意、心を寄せるといったハートフルな意味合いは含めず、ただ単調に無機質機械的に「きもい」としか言わない様を表現したいのでこの場合は不適切なんじゃないかな、と思いました。 そこで 1、この使い方は合っているのか間違っているのか 2、他にどんな表現があったのか 3、意味、ニュアンスから言葉を探し出す方法(検索の仕方とか) を教えて頂ければと思います。 よろしくおねがいします。
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- fxq11011
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確かに、無条件で、・・・ですが。 自分自身に向かって無条件で・・・・?。 無条件で引き受ける、等受動的な行動。 とすれば、無条件で「きもい」という言葉を返す、受動的ともいえない気もします。
- hakobulu
- ベストアンサー率46% (1655/3578)
1、この使い方は合っているのか間違っているのか : はい、間違いです。 「一も二もなく」は、 提示されたことに対して、とやかく言うまでもなく。即座に。「―引き受ける」 という意味なので。 http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/12282/m0u/ 2、他にどんな表現があったのか : ・二言(ふたこと)目には ・何かというと 3、意味、ニュアンスから言葉を探し出す方法(検索の仕方とか) : たとえば、下記excite辞書で、「即座」と入力し、「全文検索」を選択して検索すると、辞書説明文に「即座」が含まれる言葉が検索できるようです。 goo辞書でも以前はあったようですが、現在、この機能は休止中のようですね。 http://www.excite.co.jp/dictionary/japanese/?search=%E5%8D%B3%E5%BA%A7&match=contains&itemid=DJR_inagara_-020
お礼
ありがとうございます。 そうですね、多分「二言目には」がイチバン近い気がします。「何かというと」も出てこなかったろうと思うので、今後積極的に使って自分の中に落とし込んでいきたいです。 excite辞書の詳しい使い方は知りませんでした! 便利な物があるようです。本当にありがとうございます!
- kine-ore
- ベストアンサー率54% (808/1481)
#2です。 >そのうえでもう一つ質問なのですが、ネットでいちおう質問前に調べた結果、「無条件で」という意味があると書かれていました。「こちらがどんな言葉を入力しても同じ言葉しか返ってこない」という意味ではこの「無条件で」には当てはまらないのでしょうか? : 当てはまりません。 本来は「~とは、いやはや一も二もない。」という述語用法で、次の2種があります。 1)逡巡の余地もない/明白である/頭抜けている 類語:「一といって二とない」、「一無かるべからず、二あるべからず」「一あって二なし」 2)身も蓋もない/妥協の余地もない/駄目になる 類語:「一も二も食わぬ」「一と言ったら二と悟れ」 このうちの1)が意味としては「無条件」が籠りますが、述語的には使いづらいでしょう。 一方、この変化形としての副詞用法では単純に「無条件に」ではなく、「否応なしに」「たちどころに」「すぐさま」という「回答(イエスかノーか)」の素早さの強調形なので、単に「同じ言葉しか返ってこない」だけでは平仄が取れません。 「きもい」は単に様態を表す形容詞での相手の言葉を無視した一方的な「感想」「主張」でしかなく、そもそも「回答」「返答」ではないのですから。 どだい、「きもい」しか言えないような相手の形容のためにこそ「馬鹿の一つ覚え」という、より一層適合し親和性の高い言葉があるのですから。あとは「壊れた蓄音機のように「きもい」ばかりを垂れ流すあいつ」「針飛びしたレコード並みに「きもい」を繰り返すだけのあいつ」「頭のネジが外れたように「きもい」としか言えないあいつ」あたりでしょうか。 >この「一も二も無く」に似た語感で「その次には」みたいな言葉があったような気がするのですけど、どんな言葉かわかりますかね? : さあ、何を求めたいのか例文でも挙げていただかないと何とも…。 あてずっぽうですが、「一にも二にも」「一引き二引き」「一と言えば二、二と言えば三の順送り」ナド。 そんなときには「研究社 日本語コロケーション辞典」などいかがでしょう。 https://webshop.kenkyusha.co.jp/book/978-4-7674-9110-3.html
お礼
さらに詳しい解説ありがとうございます。 述語用法に副詞的用法……普段意識しない分考え出すと中々むずかしいですね。 まだ少し釈然としない部分がありますので、もう少しご教授いただけると幸いです。 では次の場面にすると「一も二も無く」は使って大丈夫になるのでしょうか。 A「アイツは嫁さんにぴったりだとおもうぞ。お前との掛け合いなんて、夫婦漫才みたいで実に面白い」 B「あれは、ダメだ。よくよく聞いてみろ。実のところ同じ単語を繰り返してるだけなんだ。俺がアイツにどんなに練った皮肉をかけたところで、一も二も無く『きもい』で済ませる。手ごたえがありません。ありゃ、壊れたレコードだよ」 ……一応、「感想」「主張」より「回答」に近い文脈にしてみたのですけど、いかがでしょうか。 「馬鹿の一つ覚え」だと、何て言うか、普通すぎるかなぁと思って、一風変わった文句を考えてみたくなったんです。それでまちがえてちゃ世話ありませんけど。
補足
kine-oreさんの仰る「即座に」「すぐさま」のニュアンスが含まれるというのはなんとなく納得できたような気がします。 「一寸の考慮も挟まない、右から左へ直結させるような機械的なやり取り」をする相手に「一も二もなく~する」が使えるようになるのだと理解しています。 ということは当問題はさしあたり「どうやって相手の『即答』感を表現するか」に平行移動するように思います。使う場面ですね。下の「お礼」欄に作ってみた場面が果たして「一も二も無く」を使うに相応する場面なのかについて検討していただきたく存じます。 また、下の文章はkine-oreさんに教えて頂いた検索方法でみつけた、青空文庫の漱石からの引用なのですが、僕の作った例が誤用ならば、なぜ漱石の文章で「一も二も無く」を使っていいのかについてもご教授していただけませんか? ところが丁度その時分(高等学校)の同級生に、米山保三郎という友人が居た。 それこそ真性変物で、常に宇宙がどうの、人生がどうのと、大きなことばかり言って居る。 ある日此男が訪たずねて来て、例の如く色々哲学者の名前を聞かされた揚句あげくの果はてに君は何になると尋ねるから、実はこうこうだと話すと、彼は一も二もなくそれを却しりぞけてしまった。 其時かれは日本でどんなに腕を揮ふるったって、セント・ポールズの大寺院のような建築を天下後世に残すことは出来ないじゃないかとか何とか言って、盛んなる大議論を吐いた。
- kine-ore
- ベストアンサー率54% (808/1481)
1、間違っています。 この場合のような副詞用法としては「否応なしに」「たちどころに」「すぐさま」を意味します。 例)一も二もなく・走り去る/否定する/謝る/飛び付くナド 2、 馬鹿の一つ覚えのように/判で押したように/専(もっぱ)ら/なんでもかんでも 3、 ネットの類語辞典 http://thesaurus.weblio.jp/content/%E5%88%A4%E3%81%A7%E6%8A%BC%E3%81%97%E3%81%9F%E3%82%88%E3%81%86%E3%81%AB 「てにをは辞典」三省堂 http://dictionary.sanseido-publ.co.jp/dicts/ja/tenioha/ 「青空文庫」検索 "一も二もなく"site:aozora.gr.jp
お礼
ありがとうございます。 なるほど、青空文庫検索というものがあるのですね。 「一も二も無く」の正しい意味も分かりました。 そのうえでもう一つ質問なのですが、ネットでいちおう質問前に調べた結果、「無条件で」という意味があると書かれていました。「こちらがどんな言葉を入力しても同じ言葉しか返ってこない」という意味ではこの「無条件で」には当てはまらないのでしょうか? もうひとつ この「一も二も無く」に似た語感で「その次には」みたいな言葉があったような気がするのですけど、どんな言葉かわかりますかね? シソーラスは便利でよく使っているのですがちょっと言葉が堅いんですよね……
- bakansky
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たしかに、「一も二もない」 というのは、相手の提案などに対して 「あぁだこうだとうるさいこと (条件など) を言わない」 といった意味を持つ表現です。だから 「一も二もなく」 というと 「無条件で」 というのと同じ意味になります。 1. については、何らかの提案を受け入れるかどうかという状況を述べた文でない以上、「一も二もなく『きもい』としか言わない」 という文は自然な文とはいえません。 2. については、「一も二もなく」 という部分を削る、ということしか思い浮かびません。すなわち、「あいつは『きもい』としか言わない」 と書くのが一番だという気がします。 3. については、私の場合は国語辞典を引くくらいがせいぜいです。そもそも文章を書く機会がほとんどありません (ブログを書いてるので、そこに書くのが文章を書く唯一の場所です)。だから、答えられるような立場にはありません。 * なお、質問内容から外れますが (もしも目障りでしたら、ここから先は無視して下さい)、「壊れた目覚まし時計の様に同じ言葉しか使わない」 という比喩は、ちょっと珍しいものだなという気がしました。目覚まし時計は 「鳴る」 ものではないでしょうか(言葉を発する目覚まし時計だってあるかもしれませんけれども、一般的なイメージとしてはです)。壊れた目覚まし時計だと、鳴りっ放しか、全く鳴らないか、そのどちらかではないでしょうか。「繰り返す」 というイメージとは違うような気が ・・・ 現今の若者にはなじみがないかもしれませんが、昔のレコードというのは、盤面にキズがつくと、針が何度も同じ場所を行きつ戻りつして、同じところを 「繰り返す」 なんてことがありました。そこから 「壊れたレコードみたいに」 という言い方は聞いたことがあります (これも理屈をいえば、レコードは器械ではないから 「壊れる」 はずもないのですが、お笑い方面の人なんかが、そのような言い方を使ってたような記憶があります)。
お礼
ありがとうございます。 このときの文脈としては 「私がどんな言葉をどんな切り口で投げかけても『キモい』としか言わない」という流れだったんですが、まあどう好意的に解釈しても適切な言葉使いだったとは言えませんでしたね。 レコードの例え、たしかに聞きますね。よくよく考えると目ざまし時計は変でした。 この場合「壊れた電卓のように同じ答えしか返ってこない」と言った方が良かったかも。 友達と捻くれてどこかズレた悪口を言いあう、という遊びをしていたので妙な言い回しになってしまったのだと思います。 「あいつに何言っても二言目にはキモい、キモい。壊れた電卓といっしょ。」 って文章だとどうなんでしょう? 合ってますかね。
お礼
ありがとうございます。 このあたりは重要な部分でありながら説明される側も理解する側も苦しいところだと思います(笑) そうですよね、返答だと受動になるので合っている様な気もしてきます。けれど使う文章の中で湧きたってくる独特の臭いと言うか、何となく「違う」ってことは分かるんですけど、それが何で違うのかが分からないんです。