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政治学の国民代表と地域代表という考え方
政治学の代表制度の考え方には「国民代表」と「地域代表」という 二つの考え方があるとのことですが、 それぞれの考え方に対応する選挙制度は どのようなものがあるか教えていただけませんか? この質問を補足する
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- fujic-1990
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考え方は2つではなくて、大きな所ではもうひとつ「職能代表」というのもありますよ。 というか、すべての代表は「国民代表」であって、「実態は"地域代表"であったり"職能代表"であったりする」という理解が正しいのではないでしょうか。 「国民代表」と「地域代表」が対立する概念なわけではないです。地域から選出された議員でも、地域の利益から離れて「一人一人が全国民を代表する」というのが建前ですから、全員が国民代表です。 むしろ、地域代表と職能代表が対立する概念だと言っていいのではないかと思いますよ。 それはともかく、制度・考え方の内容を知りたいのではなく、その考え方に対応する選挙制度をお知りになりたいわけですね。 地域代表制度というと、アメリカの上院が典型でしょうか。各州から2名選出されて、各州(ステート)の利益代表というか「大使」の役目を負っていると言われていますので。 邦名「ザ・ホワイトハウス」というおもしろい番組がありましたが、しょっちゅう、大統領が政策を支持してほしければ州内のどこそこに自分(議員)の名前が付いた公園を作れ、イヤだ、とかやりあっています。 はっきりした職能代表制議会は、いまの先進国にはないのではないかなと思います。 ワイマール憲法でのドイツ経済議会、戦前のイタリアはイタリア労働組合評議会などが有名で、今だと、中国の議会に、資本主義的な経済人というか企業人というか実業家というか、資本主義者よりも資本主義的な行動をしている人たちの代表が「全国人民代表大会」に議席を持たされていると記憶していますが、その団体の名前は失念しました。 ほかにも軍隊の代表などもいますので、全人代はまあ一部職能代表制議会・・・ ちょっと無理かな。