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増血にはレバー。骨にはイリコ。グルコサミンは?

こんにちは。 血を増やすにはレバーが良い。 骨を強くするには牛乳やイリコ。 タンパク質には肉とか・・。 なんだか、イメージといいましょうか。 鉄分を多く含む食べ物を摂ると血が増える、 カルシウムが含まれている食べ物は骨を強くする。 何となく理解は出来ます。 加齢により減ったグルコサミンを摂取するのに グルコサミンのサプリメントや美肌にコエンザイムなど。 同じ系列で考えれば、これもアリだと思うのですが、 吸収できる大きさまで分解され、アミノ酸かなにかに 変わってしまうとも聞きます。 だからグルコサミンを摂取しても 体内のグルコサミン量は増えないなんて話を聞きます。 では、レバーや牛乳なんかも、 吸収できる大きさまで分解されれば どれもこれもみな一緒で、 レバーを食べたからって血は増えないのでは? タンパク質を多く含む肉を食べたって、 体内のタンパク質量は増えないのでは? なんて考えてしまいます。 レバーや牛乳、肉を摂取すると、 それなりに栄養が吸収されるのは、 経験上、理解出来ますが、科学的根拠は何でしょうか? なぜ健康食品のサプリメントは効くとか効かないとか 意見が分かれるのでしょうか? 食べ物と体に吸収される栄養の関係を 科学的に説明頂けませんか? ご存じの方、よろしくお願いします。

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  • ORUKA1951
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回答No.1

>血を増やすにはレバーが良い。  無機塩類の鉄が必要だからです。 >骨を強くするには牛乳やイリコ。  無機塩類のカルシウムの摂取   ただ牛乳が良いのかそうでないかは色々意見があります。 >タンパク質には肉とか・・。  他の固体のタンパク質は、アミノ酸まで分解されて吸収され、体内で必要なアミノ酸に転換されたりして、それを再構成してタンパク質を作ります。  さすがにこれは、小中の理科や家庭科で学んだ常識ですよね。  タンパク質はアミノ酸に、糖質はグルコース(ブドウ糖)やフルクトース(果糖)に分解されて吸収 >加齢により減ったグルコサミンを摂取するのに >グルコサミンのサプリメントや美肌にコエンザイムなど。  これはまったくないといって良いでしょう。 >だからグルコサミンを摂取しても体内のグルコサミン量は増えないなんて話を聞きます。 大雑把に言うと、三大栄養素(糖質・脂質・タンパク質)は、それぞれバラバラにされて吸収されて、 体内で必要な形に転換され、それを組み立てて色々な組織などになります。  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  科学的根拠と言うほど大げさなものではありません。牛のテールを食べたって尻尾は生えないし、角も生えません。ジャガイモ食べたって体内にデンプンできません。 ★大事な事は、植物と異なり動物は体の維持や活動、生長に必要な物質は食餌から摂取して、自分の体に必要な物に作り変えて利用しますが、食餌にふんだんに含まれているもの(有機化合物)は体内で再合成しない。これが動物と植物の根本的に異なる部分。・・・無機物質は元素(Fe,Ca,Mg・・)の転換なんて出来ませんから植物も動物も食餌などから取ります。  例えばビタミンCは木の葉や果物をたくさん食べていた人類の祖先は、体内でビタミンC を合成しなくてもふんだんに得られますから、体内で合成できなくても生き残れました。しかし、犬や猫の肉食動物は食餌からはえられないために体内で合成できなければなりません。ビタミンCは人には必須栄養素ですが、犬や猫にはまったく必要ありません。  グルコサミン、コンドロイチン硫酸・・・。体内で必要ですし、食餌に常に含まれているわけではありませんから、 必要になれば、体内で他の原料からいくらでも合成できます。  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ >なぜ健康食品のサプリメントは効くとか効かないとか意見が分かれるのでしょうか?  分かれてなんかいません。効くと明記できる医薬品や薬ではないでしょ!!  摂取しても害がない、薬として効果もないものがサプリメントなのですよ!!  CMを注意深くお聞きなさい!!。一言も効くとは言っていません。言ってはならないのです。  しかし、グルコサミンを飲んで効くと信じて動き回れば、【体はグルコサミンが必要と判断して】他の物質からせっせと合成します。単純にそれだけです。なら、はじめから運動すれば良いですよね。  肉をいくら食べても、マッスル体型にはなりません。日々の鍛錬が必要です。いくらカルシウム摂ったって、ISS(国際宇宙ステーション)で数ヶ月暮らせば骨はスカスカになります。いくら鉄分を摂ったって酸素の豊富な平地でゴロゴロしてたら赤血球増えません。  ⇒「健康食品」の安全性・有効性情報〔独立行政法人 国立健康・栄養研究所〕( https://hfnet.nih.go.jp/ )  の基礎知識( https://hfnet.nih.go.jp/contents/index2.html )にある 「はじめにお読みください」 「サプリメントと子どもの食事 (Ver.100107)」 「健康食品は薬の代わりにはなりません (Ver.100705)」  などは読んでみてください。  偏食をしない。運動する。これに勝るサプリメントはありません。  

circlekaz
質問者

お礼

ありがとうございました。 お礼の返事が遅くなり申し訳ありません。 明快なご説明のおかげですごく良く理解出来ました。 サプリメント類はあくまで「栄養補助食品」 のようなものであり、動物の基本としては 体が必要な物は体で合成される。 必要度は生活によって変わるので、 バランスの良い食事をして、運動をすれば、 骨や血、筋肉などは体が必要と判断して 体内で合成するということですね。 また知識をひとつ増やすことが出来ました。 ありがとうございました。

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