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アイヌ語の表記を教えて下さい。
はじめまして。 アイヌ語に興味のあるものです。 曲がりくねった道と言う意味で”ノイケル”というアイヌ語があるのですが、 もともとはどのように表記していたのでしょうか? ご存知の方、よろしくおねがいします。教えて下さい。
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先の方のご回答にあるように、アイヌは文字を持たない民族でしたので、民族固有の文字表記はありません。 現在、アイヌ語表記で書かれた専門書や学術書はローマ字(ラテン文字)が主流で、日本国内での出版物はローマ字に次いでカタカナ表記のものが多いです。 なお、国内で出版されているアイヌ語辞書のほとんどが、ローマ字とカタカナ表記の併用になっています。 そういった流れで考えると、現状としてアイヌ文字がない以上、カタカナ表記以外でということになると「ローマ字で表記する」ということになります。 お求めの回答ではないかもしれませんが、ローマ字で構わないということでしたら、表記は可能です。 「ノイケル」ですけれど、これは「ノイケ」 (~をねじる、よじる・ねじれる、よじれる、曲がる) と「ル」(道) の二つの単語で構成されているということになります。 「ノイケ」 はローマ字で “noyke” と表記し、「ル」は “ru” と表記します。 ですから、「ノイケル」は “noyke ru” または “noykeru” となります。 ~※ローマ字表記の “y” は子音で、カナ表記するときは母音の “i” と区別せずに「イ」と書くのが一般的です。 アイヌ語のローマ字表記で “y” が出てきたら、ここにアクセントは来ませんので「イ」は弱めに発音するものと考えてください。~ *** 直接の回答は上記までで、ここからは専門的な話になります。 余談となりますが、参考にしていただければ幸いです。 なぜアイヌ語の「イ」のローマ字表記に “y” と “i” の違いがあるかというと、アクセントの位置で意味が変わってしまう言葉があるからです。 次に、アクセントの位置で意味が変わってしまう言葉の具体例を挙げます。 アイヌ語の「ヤイライケ」には意味が二通りあり、それぞれ発音も違います。 カナ表記では違いが分りませんが、ローマ字表記にすることで発音も意味も区別することが可能になります。 yayrayke(自殺する)の場合はアクセントは語頭の「ヤ」に来ますが、 yairayke(感謝する)の場合のアクセントは「ヤ」のすぐ後ろの「イ」に来ます。 ~このように、アクセントの位置で意味がまるで違ってしまう言葉があるのです。~ 長くなるので、ここでは「イ」に着目した、ほんの一部だけの説明となりますが、アイヌ語では日本語にはない発音がいくつもありますので、上記のように日本語では単純に「イ」と書けば済むところを 、“y” や “i” などといった使い分けを必要とする単語が幾つも存在します。 このように、ローマ字とカナを併用することには、発音と意味の両方を正確に伝えるという目的があります。
- maiko0318
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http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%8C%E8%AA%9E%E4%B8%80%E8%A6%A7 近代化以前の伝統的アイヌ社会においてはアイヌ語を文字表記しなかったが、現在では北海道アイヌ協会が教科書で使用したラテン文字表記がある程度知られているため、基本的にこれを採用する。カタカナ表記は近似的な発音を表したものである。 文字はないようですね。