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ラインドライバの入力に対するノイズ対策
お世話になります。 当方、電子回路初心者です。 AM26LS32ACNを使用しているのですが、入力側にノイズが乗らないようにする為には プルアップ及びプルダウンするのは有効なのでしょうか? ラインドライバ自体はノイズに対して強いと言うのは認識しているのですが、あくまで 強いだけで絶対にノイズが乗らないとは言い切れないと考えています。 ちなみに、会社の先輩からはプルアップ等をしたらICが壊れると言われてしまいました。 良い悪いの決め手になる文章もネットを探していたのですがなかったので、詳しい方が いらっしゃいましたら、ご教授願いませんでしょうか。 よろしくお願い致します。
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#2です。 >同じ用途の回路でオープンコレクタで作成した 順序が逆になりますが、まずオープンコレクタの件からご回答します。 オープンコレクタタイプでは、 オープンコレクタトランジスタがオフになった状態では、 出力線にはどこからも電圧が印加されず電位が定まりません。 外来のノイズでどんな値になるかも分かりません。 ですからオープンコレクタ出力は元々プルアップして使うものです。 プルアップして使っていなかったとしたら、間違った使い方です。 もし受け側がCMOSみたいな入力インピーダンスが極端に高いものだと 簡単に誤動作します。 それどころかスレッショルド近辺の電位が長く続けば 貫通電流が流れ続け最悪壊れてしまいます。 まあ、受け側がTTLかなんかならそれでもいい場合はあるのでしょうけど、 ノイズには弱くなりますね。 どこからもドライブしていないのですから。 >基板の電源(5V-GND)はPCから取っているので、共通にはなっています。 PCと基板間で通信するなら、 短い距離であれば共通電位ということでいいと思います。 まあそれならプルアッププルダウンしても、たぶんですが壊れはしないと思います。 (でも内部でプルアッププルダウンはされているようですけど)。 しかし差動入力ですから必ず両方+-もしくは-+で駆動しているんじゃないでしょうか? 電圧モードでドライブするなら、ドライバの能力範囲なら、 プルアッププルダウンしても動くと思いますけど、 個人的には動作中、特別ノイズに強くなるような気はしません。 またレシーバは、少くとも差動入力に関しては、 内部でプルアッププルダウンされているように見えます。 これは何も接続されていない状態で給電されると、 電圧が定まらなくなって、 オープンコレクタの時生じたのと同じような問題が起きるかもしれないので これを回避するためだと思います。 ただ回路を見る限り貫通電流で壊れるようなことは無いようにも思います。 もし電流モードでドライブするなら、 適当な抵抗値で適当にプルアッププルダウンすると、 終端で振幅が取れず動作しなくなったり、 逆にノイズマージンが削れてしまうこともあり得ます。 しかし最初から内部でプルアッププルダウンされているので、 推奨品種を使い、何もしないのがいいと思いますね。
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- Donotrely
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ノイズに強くなるという理屈は分かりませんけど、 プルアッププルダウンした場合、ちゃんと動作するかどうか何とも言えません。 この石自体より、ドライブ側との組み合わせや使用条件が問題となります。 壊れるかどうかは絶対最大定格を超えなければ壊れません。 超えるかどうかはやはり使用条件次第で頂いた情報からだけでは分かりません。 レシーバだけ見てみましたが、 レシーバ自体は電流モードでも電圧モードでも 使えないことはないと思いますけど ドライブ側はどっちで使うのでしょう? ドライバ側とレシーバ側のグランドレベルは 安定した共通電位ですか?それとも共通電位は期待できませんか? まあ普通は電流モードで共通グランドレベルは期待できないものとして 使うのだと思いますが、 その場合は作動信号間で終端抵抗で反射を抑えると同寺に 作動振幅電圧を得るような回路形式になっていると思います。 その場合プルアッププルダウンで動作しなくなる可能性はあります。 ノイズに強くなるかどうかは、 強くなると予想する根拠を説明して頂ければ、 何等かのコメントはできるかもしれませんけど、 そうでなければちょっと分かりません。
お礼
ご回答有難うございます。 基板の電源(5V-GND)はPCから取っているので、共通にはなっています。 ノイズに強くなるというのは、会社の先輩からプルアップするとノイズによって波形が崩れても、釣りげられることによってHI/LOWがはっきりするからと言うのを鵜呑みにしている部分もあります・・・ また、同じ用途の回路でオープンコレクタで作成した基板も有るのですが、その場合は入力側をプルアップしたことにより、実際にノイズにより暴走していたモーターが安定したという事もあり、ラインドライバでも同じことが期待できるかな?と思った次第です。
- tadys
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ラインドライバの入力にノイズが乗るというから、プリント基板の設計がよほど変なのかと思ったんですが。 AM26LS32Aはラインドライバではなくてラインレシーバです。 しかも、差動のレシーバですから、よほどまずい使い方をしないとノイズの影響は出ません。 まずい使い方の例としては、 ドライバ側の回路のグランドとレシーバ側の回路のグランドを接続していない。 (同相電圧がレシーバの許容範囲を超える恐れがあります) 伝送路の終端をしていない。 (終端で信号の反射が発生し、波形が崩れてしまう) 伝送路を二股に分けている。 (分岐部分で信号の反射が発生し、波形が崩れてしまう) AM26LS32Aのレシーバ入力は±25Vまで大丈夫ですから、プルアップしたぐらいでは壊れません。 ただし、ドライブ回路の動作に不具合が出る可能性はあります。 プルアップやプルダウンは必要があって行うもので、ノイズ対策を主とした目的ですることは余りありません。 プルアップをしないことでノイズに弱くなることはありますが、それは必要なことをサボった為です。 前述の「伝送路の終端」のためにプルアップ等を行うことはありますが、AM26LS32Aは差動入力なので当てはまりません。 何か具体的に問題が出ているのですか? 問題があるのならそちらの問題を示してもらわないと答えが得られません。
お礼
早い回答、有難うございます。 型式からして、レシーバーでしたね。 ご指摘ありがとうございます。 PCのモーターボードからステッピングモーターのCW/CCWの信号入力で使用している状態で、パルスを出していなくても動いてしまうという現象が発生していました。 かなり昔に設計した基板で、設計者もすでにおらず、電子回路に詳しい人もいない状況でしたので、質問次第です。
お礼
何度も有難うございます。 IC内部でプルアッププルダウンされているのですね。 そこまで確認していませんでした。 他の可能性も含めて、再度考えてみようかと思います。