こんにちは。
『基本英文700選』(駿台文庫)
東大受験向けということで、ずいぶんもてはやされた時期もあったようで、その頃は、あまり700選を叩く人が少なかったのですが、だいぶ変わりましたね。私は、受験の神様といわれる和田秀樹さんも推薦するので、新と旧を手に入れて、その変遷を比較しながら調べてみました。
この本の驚くことは、初版は、1968年ともう50年間近く、多少は単語などは直したものの、ずっと同じ内容を続けているということです。ところが、他の方の調査だと、元の引用された文章は、1952年にもあったというのだから、いったい、どのように使い続けているのだろうか、不思議に感じます。少なくとも、私には、内容的にも語彙的にも、奇妙な英文で、いつの時代であっても、通じないだろうなって思うものが数多く目立ちます。特に、句動詞が的確ではないように思われます。基本動詞の使い方すら変な所もあります。おそらく、著者は、ちゃんとした英語は出来ない人だろうということは想像つきます。
別にその例文を覚えたから、ダメだったとは言わないまでも、あの文章を暗記できる労力があるのなら、もう少し別な覚え方もあるだろうに、と思うのです。東大生に好まれた理由は、英作文が減点方式による採点だと、こういう書き方でもよいのかもしれません。でも、もうこの書籍は、辞めたほうがよいですね。
お礼
大変貴重な御意見誠に有難う御座居ます。 そうですね。 暗記としては使うのをよしましょ。 使い方としては、総合英語Forestを読み込みましたから、Forestの内容を700選から確認する程度にいたします。 本当に有難う御座居ます。