お尋ねの件で回答します。
>そのままこげ茶色、黒っぽい土を、作物を植え込む場所に敷きつめても堆肥ににはならないのでしょうか?
それは少し勘違いされています。
腐葉土は畑などに入れる事で成分の補給、物理性や化学性の改善などを図ります。
そしてその最終目的は腐植を増やす事で、落ち葉の積もった場所の断面を上から書くと
乾いた落ち葉
湿った落ち葉・・・腐葉土になりかけ
腐葉土
湿った地表・・・腐葉土から腐植を多く含んだ土になってくる
その下の土・・・一般に地表から離れて、より深くなると、腐植が少なくなります
腐植の多い土の厚みは、その土地の地勢で大きく異なり、数cmから何十cmも
ある事もあります。
元の土の色の違いもありますが、腐植が多いと段々黒くなります。
すなわち、色々な作物などを作ると、この大切な腐植を消耗していきますので、
その補給を腐葉土や堆肥で行っているわけです。
簡単に書くと、落ち葉→腐葉土→腐植。または(藁など+鶏糞など+水)→堆肥→腐植。
乾いた落ち葉と地表面の土は大きく違います。
それは乾いた状態では、各種微生物は動けず水分が適度にある事で活発に動き、
発酵などが促進されます。
ただ水分が多すぎるのも、微生物が動き難くなるようです。
一般に強く握りしめた時に、指の間から水分がにじむ程度が良いとされています。
一面から見ると落ち葉は窒素分をあまり含んでいませんので、穏やかな発酵となります
ので早く発酵を進めるために、米糠や鶏糞を足すことで時間の短縮などができます。
他の方が書かれているシートを被せたり、積み上げるのは密着することで
微生物が動きやすい環境や温度の保持を行ない、発酵の促進をはかる方法です。
お礼
bhojiさん、再び本当にご親切な詳しいアドバイスありがとうございました。 結論は山の表面に積もった落ち葉だけあつまても、又その下の黒っぽい土だけ集めても堆肥にはなるには条件不足って言う事ですね。 特に人工的に速く堆肥を作りたいと思うところから、早合点が生まれているのだと深く反省しました。 ありがとうございました。 この一夏の内に見事な堆肥を作ってみたいと思います。