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個人の確定申告について
個人(個人事業主ではありません)の確定申告について教えて下さい。 個人でサイトを運営しています。 確定申告が必要になる額に届くか分かりませんが少しずつ収益が上がるようになってきました。 そこで疑問なのですが、確定申告の際経費で落とせるものがありますが、それは過去一年分なのでしょうか。 情報系サイトを運営しているため、個人的に記事作成ために商品を買い利用しています。 例えば継続して一年経った今記事にした商品があり、購入時点では確定申告の必要がなかったためその商品は単純に自腹している。 これが前年度分の確定申告期間中の領収書であったら、今年度の経費に乗せる事はできないのでしょうか? 出来る場合、過去どれくらいまで遡れるのでしょう。 (初歩的で申し訳ないですが、その年度の確定申告というのは1~12月のものですか?) また、インターネットのプロバイダなどをクレジット払いにしているのですが、これはネットの明細をプリントアウトしたものとかではダメでしょうか…。 確定申告についてこれからきちんと勉強する予定ですが、 ざっといくつか検索に引っかかったものを読んでも難しいところがあり分かり辛かったので質問させていただきました。
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- hinode11
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簡明に回答しますね。 (^ ^; >確定申告の際経費で落とせるものがありますが、それは過去一年分なのでしょうか。 まず、 〔a〕所得税の確定申告は、1年ごとに収支を計算して所得を算出します。ここで1年とは、暦年(1月から12月まで)であり年度ではありません。 〔b〕収支の計算では、その年の収入からその年の支出を差引いて、その残額が所得になります。その年の収入から前年の支出を差引くのは所得税法違反です。 〔c〕原則として、所得税の確定申告には期限がないので、何年前の確定申告でも行うことができます。 〔d〕ただし、所得税の還付を受けるための確定申告に限っては期限があり、5年です。6年以上遡って所得税の還付を受けるための確定申告を行うことはできません。 〔e〕所得税の還付を受けるための「更正の請求」にも期限があり、やはり5年です。 ですから、本年の収支の計算で「前年の経費」を利用することはできませんが、 ・前年の確定申告が済んでいないのであれば、前年の確定申告を行う際に「前年の経費」を利用することができます(⇒期限後申告という)。 ・前年の確定申告が済んでいるのであれば、「更正の請求」をすることによって「前年の経費」を利用することができます。 >インターネットのプロバイダなどをクレジット払いにしているのですが、これはネットの明細をプリントアウトしたものとかではダメでしょうか…。 プロバイダ料金を支払った証明になるものならOKです(領収書でなくてもよい)。
長いですがよろしければご覧ください。 >…経費で落とせるものがありますが、それは過去一年分なのでしょうか。 はい、「1月~12月の一年分」という意味であればそういうことになります。 厳密なことを言えば「その年において債務の確定した金額」ということになりますが、「ざっくりとした考え方」としては「1月~12月の一年分」という理解で問題ありません。 『やさしい必要経費の知識|国税庁』 http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/2210.htm >>2 必要経費の算入時期 >…前年度分の…領収書であったら、今年度の経費に乗せる事はできないのでしょうか? はい、「個人的に記事作成ために商品を買い利用しています。」という支出については(業務内容が明確ではないので断定的なことは言えませんが)無理であろうと【思います】。 おそらく、「取材費」のような名目(勘定科目)で必要経費に計上することになると思いますが、翌年には繰り越せません。 『取材費|WEBNOTE』 http://kanjokamoku.k-solution.info/2006/07/_1_355.html 「アフィリエイト」のような事業内容であれば「広告宣伝費」ということにしてもよいかもしれませんが、翌年に繰り越せないのは「取材費」と同様です。 『広告宣伝費|WEBNOTE』 http://kanjokamoku.k-solution.info/2006/07/post_100.html ※「名目(勘定科目)」については「税務署(の職員さん)」が納得すればそれでよいものですから、「第三者に対して合理的な説明ができる」のであればあまり神経質になる必要はありません。 >…過去どれくらいまで遡れるのでしょう。 残念ながら上記の通り遡れないと思います。 なお、数年にわたって必要経費として処理する支出もあります。 「減価償却」「繰延資産」というようなものですが、詳しくは「最寄りの税務署」「税理士」にご確認下さい。 ※税務署は異動が多い役所ですから、相談したら名刺などをもらうなどしておいたほうがよいです。 『減価償却|SOHO・確定申告ガイド』 http://www.tax-soho.com/gennkasyoukyaku.html 『繰延資産|SOHO・確定申告ガイド』 http://www.tax-soho.com/kurinobesisann.html >…確定申告というのは1~12月のものですか? はい、「所得税」は、「1月~12月」の「暦年」がそのまま「一事業年度」ということになります。 ですから、「○○年分の所得税の確定申告」というように区別しています。 『事業年度⇒個人事業と会社との違い|浮浪雲行政書士のブログ』 http://ameblo.jp/humanstart/entry-10598784590.html 『年度|kotobank』 http://kotobank.jp/word/%E5%B9%B4%E5%BA%A6 >…クレジット払いにしているのですが、これはネットの明細をプリントアウトしたものとかではダメでしょうか…。 いえ、問題ありません。 「領収書があれば必要経費になる」のではなく、「業務に必要な支出であることが証明できれば(税務署の調査で)必要経費が否認されることはない」と考えます。 実際、「領収書」は「納税者が自主的に保管しておく」だけで確定申告書に添付するわけではありません。 あくまでも、「税務調査の対象になったときの証拠」として必要なだけです。 当然ながら、「必要経費であることを証明する証拠」としては、「領収書」が一番説得力があるわけです。 『税務調査って怖いの?』(2009/08/29) http://moriri12345.blog13.fc2.com/blog-entry-373.html ***** (備考1.) >個人(個人事業主ではありません)の確定申告… とのことですが、「個人」以外の確定申告は、「法人の確定申告」ということになります。 『申告と納税|国税庁』 http://www.nta.go.jp/shiraberu/ippanjoho/pamph/koho/kurashi/html/06_1.htm また、「個人事業主」というのは「商売をしている個人」というような意味ですから、「商売を始めた人」はすべて「個人事業主」ということになります。(「利益が出ないから、赤字だから事業ではない」ということはありません。) 別の見方をすれば、「(赤字にしろ、黒字にしろ)事業所得を申告している人は(税法上は)個人事業主である」と言えるでしょう。 「開業届を出しているかどうか?」はまた別の話ですからご留意下さい。 『事業所得と雑所得の違い|丹羽総合会計事務所』 http://niwa-tax.com/596.html 『雑所得の金額のデメリット・短所・弱点・不利な点|WEBNOTE』 http://shotokuzei.k-solution.info/2007/05/_1_437.html 『個人事業の開廃業等届出書は、出さないと怒られる?』 http://kojinjigyou.columio.net/ ***** (備考2.) 「必要経費の家事按分」について 「(法人ではなく)個人の事業者」の場合は、「仕事とプライベートの区別」が重要になります。 「税務調査」でもその点が指摘されることが多いので、(個人の行なう事業では)「家事按分」という考え方が重要になります。 『家事按分|SOHO・確定申告ガイド』 http://www.tax-soho.com/kajiannbunn.html 『必要経費になる?ならない?「必要経費」の考え方|All About』(更新日:2012年10月16日) http://allabout.co.jp/gm/gc/14618/ 『第1回 税務署に疑われない「必要経費」の区分|@IT』(2009/2/4) http://jibun.atmarkit.co.jp/lcareer01/rensai/kakutei/01/01.html ***** (備考3.) 「赤字の繰り越し・繰り戻し」について 「事業所得」を申告する納税者は「青色申告の特典」が利用できますが、その特典の中に「赤字の繰り越し・繰り戻し」というものがあります。 つまり、「必要経費」は繰り越せなくても、「赤字(損失)」ならば繰り越したり、繰り戻したり(≒遡ったり)できるということです。 『青色申告の特典|知っておきたい個人事業の税金・簿記』 http://www.abcde1.com/sub/index012.html ***** (参照したサイト・参考サイトなど) 『申告納税制度|kotobank』 http://kotobank.jp/word/%E7%94%B3%E5%91%8A%E7%B4%8D%E7%A8%8E%E5%88%B6%E5%BA%A6 『税務署はいくらから来る?』(2010/12/06) http://moriri12345.blog13.fc2.com/blog-entry-760.html --- 『腹が立つ国税局の税務相談室』(2009/07/15) http://moriri12345.blog13.fc2.com/blog-entry-365.html 『税務署が親切』(2007/03/11) http://blog.livedoor.jp/stock_value/archives/50363449.html 『税務署は意外と親切』 http://dorobune.chips.jp/?p=155 『納税者支援調整官を設置している国税局・税務署のご案内|国税庁』 http://www.nta.go.jp/soshiki/kokuzeicho/kiko/nozeishashien/index.htm --- 『「税理士」というお店にはちゃんとした商品を並べなあかんやろ』(2012/ 03/23) http://moriri12345.blog13.fc2.com/blog-entry-1264.html 『リンク集|日本税理士会連合会』 http://www.nichizeiren.or.jp/link.html --- 『起業・独立開業の相談相手は、商工会議所・商工会が一番!!』(個人サイト) http://www.shoko-navi.com/kaigyou/soudan ※「民主商工会(民商)」は【別団体】です。 --- 『Q8 住民税や事業税の申告はどうなるのですか。|国税庁』 http://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinkoku/shotoku/qa/02.htm#q08 『住民税とは?住民税の基本を知ろう|All About』(更新日:2013年05月13日) http://allabout.co.jp/gm/gc/14737/ 『「事業税の納税義務者」とは?|All About』(更新日:2007年02月19日) http://allabout.co.jp/gm/gc/295911/ ※間違いのないよう努めていますが、最終判断は各窓口に確認の上お願い致します。 ※なお、ご紹介したサイトの信頼性についてはご自身でご判断ください。 ※同じ方の記事が多いのは「参考になるから」で他意はありません
お礼
ご丁寧に教えて下さりありがとうございます。 バカなので普通にサイトを見てもそもそもが分からなかったので分かりやすく教えて下さり嬉しかったです。 リンクして下さったサイトもしっかり拝見し勉強します。 ありがとうございました。
- mukaiyama
- ベストアンサー率47% (10402/21783)
>個人(個人事業主ではありません)の… 個人事業主でないって、なに? >個人でサイトを運営… 金儲けのためのサイトで、他人に雇われているのでなければ、個人事業主以外の何者でもないでしょう。 >経費で落とせるものがありますが、それは過去一年分なの… その売上を得るために直接要した費用と、その年のうちの間接費用。 http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/2210.htm >例えば継続して一年経った今記事にした商品があり、購入時点では… 前述の定義に当てはまらず、アウト。 >これが前年度分の確定申告期間中の領収書であったら… 個人の税金は 1/1~12/31 の「1年分」がひとくくりで、「年度」4/1~3/31 ではありません。 >これはネットの明細をプリントアウトしたものとかではダメでしょうか… その事業に直接必要なものかどうかです。 税金について詳しくは、国税庁の『タックスアンサー』をどうぞ。 http://www.nta.go.jp/taxanswer/index2.htm
お礼
開業届を提出していないので個人事業主というのではないと思ってました。 …違うんですね、すみません。 そういう基礎から分かっていないのでしっかり勉強します。 ありがとうございました。
お礼
簡潔に分かりやすく教えて下さりありがとうございます。 疑問だった事が分かりました。 ありがとうございます!