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証券業界の今後
IT革命によって証券業界にもさまざまな変化がありましたが、この先はどうなっていくでしょうか?今後もネット証券に参入する会社は増え続けるのか?経済全体に及ぼす影響、投資家に及ぼす影響などさまざまな面で今後どう変化するか教えてください。またその変化の予測の根拠となるものも教えてください。
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ぼくは証券業界に対するIT革命の影響として、次のようなことを考えています。 1)ITによる取り引きは、劇的なコストダウンとなりますから、参入は非常に増えると思います。しかしITの活用法は、情報提供、情報のやりとり以外、差別化がむずかしいので、手数料(価格)競争が進んで、淘汰が起こると思います。 2)一方に置いて、対面取り引きでないと満足しない顧客もかなり居ると思います。なにしろ預ける金額が大きいですから。したがって1)と2)は、2極分化を起こしていくと思います。 3)2)のポイントは、情緒的なものより(あの人は安心だから、というような)、だんだんコンサルタント・サービスに長けたところに絞られていくと思います。これこそ対面取り引きの究極の姿ですから。銀行のプライベート・バンクに似たものになっていくと思います。この営業マン/ウーマン(?)は、旧態然とした従来の営業とは、ずいぶん変わっていくでしょう。取り引き手数料も、決してそう安くはならないはずです。付加価値を追求するからです。 4)問題はこれら2つの中間は存在するかと言うことです。いまはこの二つが同時並行というか、ネット取り引きが進むと同時に、旧来の営業も進められています。日本人は割り切りが悪いし、情緒的だし、世代による価値観もちがうので、この同時並行はなかなか止められないでしょう。しかしふくれあがると言うことはないと思います。 5)ただし一つの証券会社が、1)と2)3)を同時に行うことは、大いにありえます。もちろんどっちかに特化するところも出てくるでしょうが。 6)したがって消費者は、どちらを選択するかを迫られます。2)3)を選ぶ人は、金持ち、素人、忙しい人、年輩者といったイメージではないでしょうか。1)はその逆の人たちだと思います。