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国債の利払い費について
財務省の試算を見ました。現在10兆円弱の利払いが10年弱で25兆円まで増える見込みになっています。 http://www.huffingtonpost.jp/2013/08/09/abenomics_n_3735061.html これはやはり税金を値上げしたいからメチャクチャ見積もっているのでしょうか? それとも構造的に増える要因があるのでしょうか? アベノミクスでインフレ率が2%上がるとして、それを新発及び借換債の金利に一律で乗っけてるという事でしょうか?
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日銀が買い取った分の国債については、 支払ったは利息はすぐに国庫に戻ってくるので、 実質的には利払いは生じないはず。 そのことが、考慮されていないように感じます。
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- karaokeppp
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4月23日の日銀レポートでは 「日銀は23日、金融システムの現状を分析した「金融システムリポート」を公表した。金利が全ての年限で1%上昇した場合の影響について、大手銀行と地方銀行をあわせた国内銀行全体で保有している債券の時価損失が5兆6000億円になると試算した。」 http://www.nikkei.com/article/DGXNASFL230O0_T20C14A4000000/ となっています。 本当に銀行がそれを心配するなら、物価連動債への乗り換えを進めるでしょう。そういった急激な動きがないということは、金利が上がるのはずっと先だと考えているのだと思います。持っている国債も、最悪日銀に売れば損をしないという考えではないでしょうか。 本日の新聞には大手銀行5グループの2014年3月決算で、税引き利益の合計は2兆8669億円だった。それは株高などの一時的な要因が大きいとなっています。
お礼
ご回答ありがとうございます。
- karaokeppp
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>しかしなかなかそううまくはいかないのでは。チカラづくで金利を下げて民間の債券投資資金を追い払うのはいいとして、金融緩和をやめた時には無理やり下げた分の金利は戻るので日銀が保有国債の評価損をかぶります。 その評価損と株の上昇分の比較の問題だと思いますが、なかなかうまくはいかないと思いますが。 それはたいした問題ではないと思いますよ。国債は満期まで持っていれば確実に利子だけは稼げます。巨額の国債を保有するのですから利子も巨額です。また、ETFやリートも買っています。これらの値上がりで巨額の利益を得ることができます。日銀はタダで幾らでも資金を運用することができるので、長期的には確実に利益が出てきます。倒産はしません。
お礼
日銀にとって評価損は痛くもかゆくもないというのはその通りですね。引当金当てる必要は無いでしょうから。問題は民間金融機関の評価損でした。東京三菱だけでも38兆円とか持っているので、10年債の金利が2%上がったら8兆円近い評価損で自己資本の大半が吹き飛ぶんじゃないかしら。株の含み益なんでせいぜい数千億の世界でしょうから。
- karaokeppp
- ベストアンサー率26% (6/23)
例えば2011年1月21日に発表された内閣府の計量モデルの成長戦略シナリオでは2023年度の税収は67.5兆円なのに対し、国債費は68.6兆円ですから、税収のすべては国債費に消えることになっています。「税収の全部を国債費に使うつもりか」と様々な形で政府を追及していましたところ、内閣府は計算を修正し2012年発表の試算では2023年度の税収は77.7兆円、国債費は59.4兆円となっていました。ご都合主義で、指摘されれば自分の都合のよいように変えてしまいます。これと同様なことは過去にもあり私の指摘で試算は変わっていっています。内閣府の試算も財務省の試算も同じようなものです。 今後利払いは増えるに決まっていますね。政府も日銀もこの問題を深刻に受け止めており、内部で議論は行われていますが、表に出すと市場に深刻な影響を与えますので極秘ですね。過去の景気対策だと公共投資を一時的に増やしても、内閣が変わると景気が回復する前に止めてしまっていて、デフレから脱却できていません。しかし、今回、大量に国債を日銀が買い始め金利が低下しているのに、2%のインフレ目標を高らかに宣言しましたから引くに引けない状態です。 出口戦略で一種のジレンマに追い込まれています。2%のインフレ目標が達成されても金利を上げないのかということです。国債を日銀が買うのを止めれば、当然金利は大きく上がるでしょう。たくさんの国債を持つ金融機関が多額の損害を被り、金融が一気に不安定化するでしょう。だから日銀はインフレ目標が達成されても国債を買い続けるしか無い。そうするとインフレが進みすぎるのではないかという懸念が出てきます。でもそう簡単にこのデフレから脱却できるとは思えず、結局最初上がるのは株や土地だけではないかと思われます。インフレが進んできても当分の間は政策金利を上げられず、結局金融抑制ということになるかと思います。 そうしたとき、インフレを抑えるには預金準備率を引き上げてお金が動きにくい状態を作り出すこともできますが、そのときは銀行は不利益を被るので預金金利を低く抑えるしかありません。そうなると、インフレが進むのに銀行預金にはほとんど利子が付かないという異常事態が続くでしょう。このとき人は銀行にお金を預けるのが馬鹿馬鹿しいと感じ、投資信託や外債等への投資が盛んになり、バブルが発生するのではないでしょうか。銀行は株保有に制限がありますがある程度株を持っており、それによる利益が発生すれば、国債価格の下落にも耐えられるようになるわけで、株の値上がり益が銀行を助け、ソフトランディングが可能になります。 なお、日銀が国債を買い進めると利払いも日銀にかなりの部分を払うことになり、そのほとんどが日銀納付金として国庫に戻ってきます。私は日銀は国債を買うスピードを加速すべきだと考えています。
お礼
ご回答ありがとうございます。 >ソフトランディングが可能になります。 しかしなかなかそううまくはいかないのでは。チカラづくで金利を下げて民間の債券投資資金を追い払うのはいいとして、金融緩和をやめた時には無理やり下げた分の金利は戻るので日銀が保有国債の評価損をかぶります。 その評価損と株の上昇分の比較の問題だと思いますが、なかなかうまくはいかないと思いますが。
- potatorooms
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これまでは、金利を押さえ込む政策を取っていましたが、インフレ&賃金上昇を実現できたとした場合は、当然、それ以上に金利は上がることになります。 貸し出し金利を考えるとすぐに分かりますが、貸し出している期間に実質の金額がこれまでの貸し出しよりも目減りするような金利で貸し出すわけがないですよね。 国債も同様で、銀行が国債を買う際に、インフレ率以上の利回りを求めるのは当然なわけです。 今の国債の金利が http://www.mof.go.jp/jgbs/reference/interest_rate/jgbcm.htm で、これが仮に、年2%の上乗せになると、その分、利払いが増えます。仮に年2%をそのまま適用すると、10年金利だと金利は元本の2割以上になります。年利が0.8%だと、8%ですから、利払いの差は倍以上になるわけです。 今の国債金利は長期なほど年利を大きく設定しているので、その比率で大きくすると、差はもっと大きくなります。 25兆円の予想は、この利率の算数的な計算をそのまま適用した、私にはかなり甘い予測に思えます。 経済状況や金融状況を相当楽観的に考えないと、この値にはならないかと。 だって、インフレが2%なんでしょう? 10年経てば物価は22%くらい上がるんですよ。1000兆円の実質額はその分目減りするんです。15兆円しか利息分が上がらないんじゃ、借り手は大損だってこと、分かります?
お礼
>金利を押さえ込む政策を取っていましたが、 これはどういう政策の事ですか? 白川前総裁以前の事を言っていますか? >10年金利だと金利は元本の2割以上になります。 >25兆円の予想は、この利率の算数的な計算をそのまま適用した、私にはかなり甘い予測に思えます。 新発及び借換債の年限が全て10年ならおっしゃるとおりでしょうが、実際には短い年限のものも多く、それらはゼロ金利です。仮に長期国債が全体の半分なら平均では2割の半分ではないでしょうか。 >だって、インフレが2%なんでしょう? 10年経てば物価は22%くらい上がるんですよ。1000兆円の実質額はその分目減りするんです。15兆円しか利息分が上がらないんじゃ、借り手は大損だってこと、分かります? 貸し手が大損だというのならわかります。
お礼
ご回答ありがとうございます。それはその通りですね。今の需給ギャップが存在する状況ではインフレになるのは日銀の国債買入による金融緩和によるのであって、それであれば買入分の利払いが入っているのはフェアではない。 ただし今後需給ギャップが解消する前提であればその限りではありませんが。