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メジャーリーガー、マー君とダルビッシュの比較
- メジャーリーガーのマー君とダルビッシュの共通点は、球種の多さとストライクを取れる能力です。
- マー君はスプリット、ダルビッシュはスライダーを持ち、キレがあります。
- 二人の比較では、防御率と奪三振率で勝敗を判断したいと思います。
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もし仮にチームの優劣を無視した上で防御率・奪三振率(ついでに与四死球率)を比較すると、かなり似たり寄ったりな数字が出てきます。 ちょうど両投手とも今シーズン5試合を投げているので比較は簡単なのですが、 (以下防御率・9イニングごとの三振数・同四死球数) ダルビッシュ:2.59・9.5・2.9 田中 将大 :2.27・11.6・1.5 この数字だけ見るとマー君の方が4月期に限ればいいように思います。三振数は多く、四死球は少ない。この5試合でダルビッシュが31イニング(31.1)、マー君が35イニング(35.2)を投げていますので、その分の率だけ見てもマー君の方が上だろうと。 ただこのマー君の4月の数字は、’13年シーズンのダルビッシュの通年成績と非常に似通っています。 ダルビッシュ(’13):2.83・11.9・3.4 ダルビッシュは209イニングを投げてこの成績です。さすがにサイヤング賞最終投票第2位といえるだけの成績ではあります。ダルビッシュはこれを1年の成績で上げてきました。果たしてマー君は@5~6ヶ月、今の数字を保つか、上げてくることが出来るか。それは疑問です。 マー君の登板5試合の最後の1試合、対エンゼルス戦で早くもマー君攻略の糸口になるであろう戦術が実行され、一定の効果を上げました。 「完全に直球待ち」 敵将ソーシアは試合前から一切の変化球はスルー、と命じていたようで。実際5安打のうち4安打は直球、それも打者側の狙い通りの打球を飛ばされています。ダルビッシュはマー君に比べ、試合中に相手の狙いを感覚的に見抜く能力が長けているという話もあります。そこでのある程度の融通が効くのもダルビッシュの強み。過去2年が比較的不運だったのは、とにかく受ける捕手が力勝負一辺倒の脳筋ばかりだったこと(初年度・ナポリ、2年目・ピアジンスキー)。過去2年は、2番手捕手のソトと組んで辛うじて勝ち負けの数字を出せたというのが実態。 今季ヤンキースの正捕手に座っている、ブレーブスから移籍のマキャン。これがまた本質的には一本調子の攻め大好きな脳筋タイプ。肩も平均以下。すべての評価は”人格”といわれる、いい人タイプ。マー君的には楽天時代の嶋を彷彿とさせる分、やりやすいかもしれませんが…打たれても配球を変えるタイプではない上、ランナーがいてもいなくても攻めを変えない。マー君の能力とは別の部分で、成績を左右する要素になる可能性があります。 直球で攻めたがるマキャンに直球待ちの相手チーム。もしこれがハマってしまうと、マー君○試合連続炎上!!…なんて記事が連続する、なんてことにも? 単純に防御率・三振数の数字に限れば、ルーキーのマー君と3年目のダルビッシュを今比較するのは酷な話で。しかも両チームともチーム状況は必ずしも良いとはいえない。ヤンキースは首位を走っているものの、開幕3週間でローテ投手2枚を失っているし、勝ちを計算できていたはずの黒田が今ひとつ勝ち星を伸ばせていない。レンジャーズにいたってはお金も戦力も雲泥の差であるはずのオークランドに今回3連敗食らってます。非常に雰囲気が悪い。 その中で、初物尽くしで相手も分かっていない中で3勝0敗のマー君と、病み上がりで1勝1敗のダルビッシュの数字が前述のとおりなら、まだダルビッシュ優位なのかも?と考えます。
お礼
おぉ、独自の分析付きの回答ありがとうございます。ためになります。マー君は4勝目を挙げましたが、予断は許さないということかな。今後もふたりの至宝を見守ろう。