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他国が攻めて来たらどうなるの?
よくわからないのですが、例えば他国が日本に軍事的に進行してきたら、その時点で日本は他の国のものになってしまうのですか? 国際法みたいな国際間の取り決めでは、そのように軍事的に他国の領土を占有したら、その時点でその国のものになるのでしょうか? 普通に考えると、軍事的に、相手国の意に反してやったら国際社会では認められないような気がするのですが、どうなのでしょうか?
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ケースバイケースですね。 例えば、湾岸戦争では、クウェートがイラクに占領されましたが、主にアメリカが中心になって、国連でイラクの軍事制裁を提案。 国連軍の結成にまでは至りませんでしたが、アメリカ軍を中心とした有志連合軍がイラクを攻撃し、クウェートを奪還しています。 一方、今のウクライナ情勢に見られるように、ロシアが事実上ウクライナからクリミヤ共和国を切り離して併合しても、今のところ経済制裁以上のことは、実現していません。 まあ、ロシアもいろいろうまく立ち回って、ロシア軍兵士を民兵として潜入させているなど、あからさまなロシア軍による占拠は行っていませんが。 同様に、南沙諸島でも、中国軍が圧倒的な軍事力差を背景に、じわじわと領土を侵食しています。 こちらについても、とうとうフィリピンが国際司法裁判所に提訴するようですが、ベトナムなど他の国は同じく手をこまねいています。
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- Ganymede
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侵略は国際法上の犯罪です。有名な東京裁判の判決も、「侵略戦争は、ポツダム宣言の当時よりずっと前から、国際法上の犯罪であったのであって」と判示しています。東京裁判の法理論は、先行するニュルンベルク裁判のそれと共通しており、のちに国連で追認され、「ニュルンベルク諸原則」として国際法の原則になっています。 国連憲章第39条により、安保理は侵略行為の存在を決定する権限を持っている。また、侵略を強制的に止めさせるために兵力を使用する決定もできる。 国連は世界政府ではないし、United Nations という名前(ルーズベルト大統領が提案)には第二次大戦の「連合国」の名残りもあるとしても、今やほとんどすべての国が加盟している。創設以来、除名された国はない。インドネシアが1962年に脱退したが、翌年には復帰して、それ以外に脱退した国はないらしい。 第一次大戦(1914-18年)まで、国際社会は「砲艦外交」や「棍棒外交」の時代だった(棍棒を携えて穏やかに話せ)。いわば、体(てい)のいい暴力団的思考だったかもしれない。 しかし、第一次大戦を画期として時代は変わり、国際連盟規約(1919)、不戦条約(1928年)によって戦争は違法化された。ただし、自衛戦争の権利は留保された。知識人層が理想主義、平和主義を愛好する時代になったが、わずか二十年後に第二次大戦が勃発して、もろもろ灰燼に帰した。 それでも、戦後は暴力団的思考に逆戻りすることなく、再び平和が希求された。二度に及んだ世界大戦の苦い反省に基づき、「軍事力の裏付けを考慮した平和主義」を話し合って約束し、今に至る。 そのようにして発足した組織が国連であり、国連憲章には、軍事力の裏付けを考慮した平和主義が表れている。 国連憲章(国際連合広報センター) http://www.unic.or.jp/info/un/charter/text_japanese/ 〔引用開始〕 第51条 この憲章のいかなる規定も、国際連合加盟国に対して武力攻撃が発生した場合には、安全保障理事会が国際の平和及び安全の維持に必要な措置をとるまでの間、個別的又は集団的自衛の固有の権利を害するものではない。この自衛権の行使に当って加盟国がとった措置は、直ちに安全保障理事会に報告しなければならない。〔中略〕 第52条 1.この憲章のいかなる規定も、国際の平和及び安全の維持に関する事項で地域的行動に適当なものを処理するための地域的取極又は地域的機関が存在することを妨げるものではない。但し、この取極又は機関及びその行動が国際連合の目的及び原則と一致することを条件とする。〔中略〕 第53条 1.安全保障理事会は、その権威の下における強制行動のために、適当な場合には、前記の地域的取極または地域的機関を利用する。〔中略〕 第39条 安全保障理事会は、平和に対する脅威、平和の破壊又は侵略行為の存在を決定し、並びに、国際の平和及び安全を維持し又は回復するために、勧告をし、又は第41条及び第42条に従っていかなる措置をとるかを決定する。 第41条 安全保障理事会は、その決定を実施するために、兵力の使用を伴わないいかなる措置を使用すべきかを決定することができ、且つ、この措置を適用するように国際連合加盟国に要請することができる。〔中略〕 第42条 安全保障理事会は、第41条に定める措置では不充分であろうと認め、又は不充分なことが判明したと認めるときは、国際の平和及び安全の維持又は回復に必要な空軍、海軍または陸軍の行動をとることができる。この行動は、国際連合加盟国の空軍、海軍又は陸軍による示威、封鎖その他の行動を含むことができる。 第46条 兵力使用の計画は、軍事参謀委員会の援助を得て安全保障理事会が作成する。 第47条 1.国際の平和及び安全の維持のための安全保障理事会の軍事的要求、理事会の自由に任された兵力の使用及び指揮、軍備規制並びに可能な軍備縮小に関するすべての問題について理事会に助言及び援助を与えるために、軍事参謀委員会を設ける。〔後略〕 〔引用終り〕 というわけで、国連加盟国が武力攻撃を受けた場合、個別的自衛権、集団的自衛権、集団安全保障の3つを駆使して防衛することになる。 集団的自衛権は、地域的取極又は地域的機関などによって担われる。例えばNATOが有名である。 集団安全保障を担うのは国連、なかんずく安保理だが、第42条に基づく正規の国連軍が組織されたことはないそうだ。朝鮮戦争のときの国連軍は、通称らしい。安保理は常任理事国の拒否権により、しばしば麻痺状態に陥った。 それでも、国連平和維持活動(PKO)が頻繁に組織され、軽武装の兵力が現地に投入されて、紛争の激化を押しとどめている。 まとめると、侵略は確実に防止されているわけではないが、国際社会の決まりに反する犯罪である。侵略を詳しく定義しようとする国際的な努力は、長い年月を要し、まだ十分安定していないようだが、それでも国連安保理は侵略行為の存在を決定する権限を与えられている。
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たくさん引用も頂きましてとても勉強になりました☆ありがとうございます!
- hekiyu
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”例えば他国が日本に軍事的に進行してきたら、その時点で日本は 他の国のものになってしまうのですか?” ↑ 攻めて来ただけではなりません。 占領され、その状態が永く続き、世界がそれを 認めて、初めてその国のものになります。 ウクライナなどが現在進行形ですね。 ”軍事的に、相手国の意に反してやったら国際社会では認められないよう な気がするのですが、どうなのでしょうか? ” ↑ 本当は認められないはずですが、国際関係に 善悪などありません。 あるのは力関係だけです。 事実、イスラエルがそれをやって、国連の承認を 得て、建国に成功しています。
お礼
わかりやすい説明ありがとうございます☆
- あずき なな(@azuki-7)
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まぁ戦わずに日本が降伏すればそうなるでしょう しかし日本は戦います 侵略には徹底抗戦です 1億玉砕してでも中国と韓国は叩きのめします
お礼
ありがとうございます!
- keyaki4
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軍事的に攻めて来たら、自衛隊が反撃して相手の軍隊を撃破するでしょう。
お礼
ありがとうございます!
- key00001
- ベストアンサー率34% (2878/8340)
> 普通に考えると・・・国際社会では認められないような気がするのですが、 仰る通りです。 言わば泥棒ですから、国際社会は泥棒を認めませんよ。 ただ、そもそも法律違反者の泥棒に対しては、「法律を守れ!」と言うのはナンセンスでしょ? また警察でも、泥棒の方が屈強だと、逮捕出来ないです。 歴史を振り返ると、侵略国が強大であった場合、占領された国や地域は返還されず、被害国は泣き寝入りするしか無いと言うのが事実です。 仮に日本が中国と言う泥棒に侵略されたとして、泥棒より強い国は、アメリカとロシアくらいしかありませんが、アメリカとかでも泥棒を退治するのには、かなり苦労します。 どれくらい苦労するか?と言うと、第三次世界大戦を覚悟する様なレベルです・・。 それと何より、日本やアメリカなどと、ロシアや中国などとでは、「法律そのものが違う」と考えれば良いですよ。 日本やアメリカでは「泥棒してはいけない」ですが、ロシアとか中国では、「場合によっては泥棒しても良い」と言う法律であると考えれば、大きく間違っていません。 なぜか?と言うと、日本やアメリカなど資本主義国は、現在の状況で、ソコソコ潤っているからです。 逆にロシアや中国は、日本やアメリカほどに豊かではありません。 従い日本やアメリカとしては、「今のまま」が良く、現在の体制とか枠組みを守りたいのですが、ロシアや中国は「今のままではマズい」で、これを何とか変えたいワケですよ・・。
お礼
ありがとうございます!とても勉強になりました☆
- wakaranyo2
- ベストアンサー率8% (81/940)
>他国が攻めてくる 理由は、何なのでしょう。やはり、略奪しかありませんかね。良くあるのは、お金ですか。ゴールドラッシュもそんなものですかね。遺跡なってしまう危険性があります。しかし、金本位制で無くなった現在では何が目的なのでしょう。生産物なら殺して手に入りません。気が触れている行為でしょうか。人災ですから、秋葉の歩行者轢き殺しのようなものでしょうか。災害は、地震も津波も対応する対策を建てるしかありません。
お礼
ありがとうございます!
- habataki6
- ベストアンサー率12% (1182/9781)
なってみないとわかりませんよ、はっきりといえることは、負けることは有っても勝つことはありえません なぜなら周辺国の多くは核を保有している。つまり防ぐことはできるかもしれませんけど、他国の攻撃 能力を破壊するだけの配備はされていません。 <国際社会では認められないような気がするのですが 強いのが正義であり、正しいと評価されます 負けの主張なんて誰にも相手にはされませんよ。 国は永遠に継続されるという、国際的な取り決めは 存在していません。
お礼
ありがとうございます!
- lv4u
- ベストアンサー率27% (1862/6715)
>>よくわからないのですが、例えば他国が日本に軍事的に進行してきたら、その時点で日本は他の国のものになってしまうのですか? 幸福の科学では、そういう日本が軍事的に侵攻を受けた状況を描いた「ファイナル・ジャッジメント」や、アニメ「神秘の法」の映画を作っています。 神秘の法では、敵の軍事力が強くて、米軍は日本を守る行動をとることができず、日本は、侵略、占領されてしまいます。 国家対国家の話しは、ちょっとわかりにくいかもしれませんが、イジメっ子集団とイジメラレっ子、暴力団と一般市民の戦い、あるいは、警察を恐れないストーカーと一方的につきまとわれる女性の関係をみれば、想像できると思います。 つまり、被害者たちが、自力で防衛しないとき、周囲の力(友人とか、警察とか、周辺国、同盟国の軍事力による助け)が無ければ、それがまかり通るってことです。 まあ、恩のある友人が被害にあったなら、自分の被害を恐れずに敵に立ち向かうこともあるでしょうけど、それでも、自分の命が危ない、その行為で、自らに大きな被害が予想されるとなれば、見捨てるって判断するのことも多いですよね? 大東亜戦争直後、どさくさに紛れて中国は、周辺諸国を軍事侵略しましたし、現在でも支配しています。それ以外にも、戦後に武力侵攻されて占領された国はあります。でも、日本は、憲法9条はあるとしても、それらの国を救うなんてこと、何もしてこなかったですよね? 北朝鮮に、一般市民を100人以上も拉致されたから、特殊部隊を北朝鮮に送りこむ奪還作戦を計画・訓練しながらも、実行する決断をリスクを恐れて日本はしません。 まあ、そんなもんです。
お礼
ありがとうございます!
- dragon-man
- ベストアンサー率19% (2711/13693)
今のクリミアを見ればよく分かりますね。それから60年前のチベットもそうです。あれがあなたのご質問の具体的な答えです。 他国が軍事的に占領支配したら、その時点で日本はなくなります。戦争は外交の延長であって、これを罰する国際法などありません。軍事占領した領土がその国のものになるかどうかは主観の問題です。そう言う現状認識が出来てしまったらその国のものです。チベットがいい例です。国際社会は渋々中国の領土だと認めてしまっています。ロシアが折れない限り、クリミアもやがてそうなるでしょう。北方領土もそれに近いです。国際社会の認識は軍事力には勝てません。その軍事力がない日本は危うい限りです。
お礼
とても参考になりました!軍事力が大事なんですね ありがとうございます!
- EFA15EL
- ベストアンサー率37% (2657/7006)
侵攻してきて、日本が敗れ、占領されたら、という事ですよね。 仰る通り、今それをやったら国際社会が黙ってはいないでしょう。 ただし、忘れてはいけないのは、その「国際社会」も結局利害関係で動いているという事です。 現実的には日本には同盟国アメリカが駐留していますので、 攻め込める国は無いと言っていいでしょう。 (あるとすれば後先考えない国だけです) しかし、日米関係が悪化してアメリカが攻めて来たらどうなるか? これは分かりません。アメリカは良くも悪くも世界最強国家ですから。 日本を悪役にして国際世論を封じ込めるなんて事ぐらいは普通にやります。 本当に日本を攻めるとすれば、開戦前にそういうムードを作っちゃうでしょう。
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勉強になりました☆ありがとうございます
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とても勉強になりました☆ありがとうございます!