次のように大雑把に流れに即して仕訳してみました。
A.国語系
1.国訓「も」…接頭語「最」(「真」と同源か)
1)まことの。第一番の。「最(も)寄(より)」「最(も)中(なか)」
2)さらに。また。「最(も)一度(いちど)」
2.雅語「もとも」…接頭語「最」の反復形
「…最(もとも)今(いま)社(こそ) 恋(こひ)者(は) 為(す)便(べ)無(な)寸(き)」万葉集2781
B.漢文訓読系
1.国訓「もっとも」…「尤」
1)形容動詞…当たり前。当然。
「皆尤尤(もっとももっとも)」(「平家物語-1」)
2)接続詞…ただし(但)。とはいえ。
「尤(もっとも)給銀は…段々取しが」(「好色一代女-5」)
3)副詞…(1)いかにも。本当に。(2)非常に。とりわけ。(否定で)決してない。
2.国訓「もっとも」…「最も」
1)副詞…(10)理に合っている。全くその通り。(2)もともと。本来。
お礼
勉強いたします。ご教示ありがとうございます。