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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:個人事業主の仕訳(再))

個人事業主の仕訳、収入と経費の処理方法とは?

このQ&Aのポイント
  • 個人事業主としての仕訳について、工事代などの収入と経費の処理方法をまとめました。
  • 個人事業主の仕訳では、工事代金を受け取る際に現金と預金に分けて処理します。
  • 収入の処理や経費の使途など、個人事業主の仕訳について詳しく解説しています。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • gaweljn
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回答No.3

(1)納税額を誤らないことを目的とし他目的はさほど重要視しないのか、(2)現預金等の納税額計算に直接関わらない項目も含め事業用と家事用(いわゆる個人用)とをきちんと区別したいのか、いずれなのかによって必要不可欠な仕訳が異なってくる。 また、発生主義なのか現金主義なのかによっても、必要不可欠な仕訳が異なってくる。なお、青色申告であれば、現金主義を採用できる条件が定められているので注意されたい。 >先月分の工事代金を受け取り、10万円を普通預金に入れる 入金時に収入を計上する現金主義であれば、その仕訳でよい。 作業時に収入を計上する発生主義であれば、「売掛金」勘定を通す必要がある。作業時に (借)売掛金   300,000/ (貸)収入    300,000 とし、入金時に (借)現金   300,000/ (貸)売掛金    300,000 (借)普通預金100,000/ (貸)現金    100,000 とする必要がある。(科目は一例。以下同じ。) >通勤用にバス等のカードを、現金で買う >買ったバス等のカードは、個人用にも使います。 >追加で必要な仕訳、あるいは一日分の交通費×日数で仕分けるべきかも教えてください。 >(通勤費用は一日960円で、平均で月25日働いています。) 必要経費として残る額が「一日分の交通費×日数」となるように仕訳をする必要がある。「前払費用」等の流動資産科目を使うか、または最初に計上した費用科目の額を調整する必要がある。流動資産科目を使うのであれば、 (借)前払費用 30,000/ (貸)現金    30,000 (借)旅費交通費 一日分の交通費×日数/ (貸)前払費用  一日分の交通費×日数 (借)事業主借 30,000-一日分の交通費×日数/ (貸)前払費用  30,000-一日分の交通費×日数 となり、最初に計上した費用科目の額を調整するのであれば、 (借)旅費交通費 30,000/ (貸)現金    30,000 (借)事業主借 30,000-一日分の交通費×日数/ (貸)旅費交通費  30,000-一日分の交通費×日数 となる。 >工事用の道具を、現金で買う その仕訳でよい。 >仕事用に借りている駐車場の代金を、預金から振り込む(手数料315円)。 その仕訳でよい。月極など期間契約しているのであれば、「旅費交通費」は「地代家賃」がよりよいのだが、その金額なら「旅費交通費」に集約して構わない。また、振込手数料は「支払手数料」のほか「雑費」でも何ら問題ない。 >預金から電話代1万円が引き落とされ、そのうちの5割を経費とする。 (1)目的であれば、その仕訳でよい。(2)目的であれば、家事用分を仕訳に入れる必要がある。 >月末 家事用の給与相当額ということだろうか。そうだとして、(1)目的であれば仕訳は不要だ。(2)目的であればその仕訳でよい。 質問文の仕訳は、電話代が(1)目的、月末が(2)目的となっており、混在してしまっている。ただ、混在していても(1)目的である限り、納税額に影響しないので問題はない。 また、現金は事業用と家事用とで区別しておきたい(現金は(2)目的としたい)のであれば、現金については月末の仕訳のように家事用をきちんと仕訳し、普通預金からの電話代その他の経費の支払は家事用の仕訳をしない方法((1)目的)でも問題ない。 質問者さんは(1)目的か、または(1)目的で現金は(2)目的としたいのかのいずれかと感じたのだが、どうだろうか。なお、すべて(2)目的で通すのであれば、普通預金口座が家事用なのか事業用なのか併用なのかでも仕訳が異なってくる。

noname#196137
質問者

お礼

詳しいご回答を頂き、ありがとうございます。 指摘して頂いた通り、混在しているからわかりにくくなって、困っておりました。 そのこと自体、初めて理解することが出来、大変助かりました。 現金も預金も(1)目的で行きたいと思っています。 というのは、夫は一昨年まで給料を受け取って働いていた会社で、現在もそのまま働いており、実際の仕事内容・仕事量等は何も変わっていないからです。 サラリーマン時代との違いは、交通費や通信費の手当てが無くなり、給与控除もなくなり、すべて自分で計算して自己申告しなければならなくなっただけ、という訳です。 これまで引き落とされて来た固定資産税・水道光熱費・電話代等を、すべて事業用と家事用に分けて計算する必要がありますので、口座を分けても、ただ計算が複雑になるだけだと思っています。 そういうわけですので、月末の仕訳は不要であるほうが助かります。 ただ今年初めて確定申告して、サラリーマン時代より払う税金がかなり増えました。 控除などの計算の見落としは、それ程あるとは思えないんですが。 地方税もありますし、労災はなくなりましたので、これまでよりかなりの負担増となりますので、なんとか青色申告に挑戦する必要を強く感じています。 他者さんがおっしゃるように、商工会も考えてはいますが、これも負担増になります。 ですが、実際に必要な仕分けなどの計算量はかなり少なく、今回の確定申告も、取って置いた一年分の領収書や通帳から収支内訳書を作成するのに、初めての私一人で、丸一日もかからなかったという程度です。 ですので、初めての者でも何とか調べながら、青色申告(65万円の特別控除)が出来ないか?と試行錯誤しているところですなんですが、gaweljnさんはどう思われますでしょうか? 現在、確定申告用のソフトは、一応購入しています。 発生主義と現金主義の違いを、少しだけ調べてみたんですが、出来れば現金主義のほうがやりやすいと思いました。 と言いますのも、駐車場も厳密にいえば前払いになりますし、光熱費等も月末締めの請求ではないので、現金主義のほうが単純計算しやすい(明解で間違えにくい)と思うのですが、いかがでしょうか?

その他の回答 (19)

  • chayamati
  • ベストアンサー率41% (260/624)
回答No.20

>所得税の青色申告承認申告書はすでに出していますが、 >簿記方式・・・複式簿記 >備付帳簿名・・・総勘定元帳  No.18 gaweljn様の仰るやり方で、複式簿記、総勘定元帳が作成可能ならば  よろしいかと思いますが、 >銀行預金等の移動記録の付表は、通帳のコピーでは出来ないのでしょうか?  総勘定元帳に銀行預金勘定が含まれていなければ、銀行預金またはコピーは必要ないでしょう >ソフトは買っただけで、まだ手を付けていないのですが。  ソフトは複式簿記ですよね、  一度試して下さい。  どのようなソフトか分かりませんが、PCにインストール後、準備作業が必要かと  ・最初は使用可能な勘定科目のチェック  ・勘定科目の追加、削除 多分事業主貸、事業主借の追加  ・繰越残登録現預金勘定を使用しなければ必要ないかも >事業主貸・事業主借の勘定で入力すれば、現金出納帳や預金出納帳には記載されませんし。  質問にある仕訳  (借)現金  300,000/ (貸)収入    300,000  (借)普通預金100,000/ (貸)現金    100,000  は現金出納帳と預金の出納帳が出来上がりますが  どのように仕訳しますか

noname#196137
質問者

お礼

(借)事業主貸 300,000/ (貸)収入  300,000 仕訳なし。 ありがとうございました。

noname#196137
質問者

補足

あ、訂正します。 月末 (借)売掛金 300,000/ (貸)収入(売上)300,000 翌月10日 (借)事業主貸300,000/ (貸)売掛金 300,000 以上です。

  • hata79
  • ベストアンサー率51% (2555/4940)
回答No.19

NO18さんの答えで結論が出たようです。 自分のも含めて後は不毛では。

noname#196137
質問者

お礼

現在夫が受け取っている工事代は、純粋に現場の作業料です。 必要な部品や道具、現場にそれを持っていくための車にかかる費用や、遠距離の場合の宿泊費等は、すべて会社負担です。 これが、他社からの依頼も受けて仕事をするようになると、もろもろの費用+作業料を請求して、自分で振り分けなければならないだろうと思います。 工事代金も、銀行振込になる場合もあるでしょうし、仕入れが発生する事も考えられますし、作業用の車も、自分で購入することになるかもしれません。 そうなると、今私たちが考えているようなやり方では、とてもやれないだろうと思います。 また、hata79さんのご意見は、自分で稼いで所得を算出し、自分で申請して税金を払うという、いわば働き方の基本だろうと思います。 きちんと基本がわかってないと、後々困ることも起こり得ると思えます。 実は、質問した時はこうしたことは全くわかっていない状態でした。 いろいろなご意見を聞いて初めて分かってきて、きちんと分かっておく必要性も実感しています。 今までは何もかも会社任せで、本当に呑気に暮らして来たと思います。 夫が個人事業主になったのは60歳で、つまりは定年退職して、新たなスタートを切ったわけです。 いろいろなご意見を伺い、それを見比べて考えることが出来たお蔭で、私たちが今選択すべき方法を、間違えずにつかめてきているという実感が持てています。 未熟で世間知らずな私どもに、詳しく具体的にご意見を聞かせて下さったhata79 さんには、大変感謝しています。 本当にありがとうございました。

  • gaweljn
  • ベストアンサー率57% (116/202)
回答No.18

質問者さんの解決のための回答というよりは、我を通したいがための回答が目立ってきたような気がする。俺も我を通すのなら、すべてが事業主借・事業主貸だなんてとんでもない!と回答するところだ(笑)経営に資する現預金や債権債務の動きが見えなくなってしまうからな。 ただ、質問者さんやだんなさんは、少なくとも仕訳や帳簿で現預金や債権債務の動きを見る必要性に乏しいのだろう(事業についてはシンプルな取引が多いことがうかがえるため、その点は十分に理解できる)。そうであれば、質問者さんの意向を汲みつつ、税務上認められる範囲で回答するのが回答者の努めと思う。「言わせる」のがミソである点に気付いてもらえたのは何よりだ。質問者さんにおかれては、仕訳や帳簿で現預金や債権債務の動きを見る必要性が出てきたら、または別の何らかの理由が出てきたら、順次切り替えていけばいいと思う。 参考に、俺が質問者さんの意向をもって臨むならば、期中はすべて事業主借・事業主貸で仕訳をし、期末に月跨ぎの「売掛金」と「買掛金」をこれは正確な金額で、「現金」と「預金」をこれは適当な金額で、事業主借・事業主貸から振り替えてしまう。こうすればそれなりの貸借対照表ができあがる。税法上グレーな対応ではあるが(人によっては違法と言うかもしれないが裁判所に任せればいい)、まま見られる対応であり、これを理由として65万の控除が否定されることはない。この方法も推奨しておく。質問者さんやだんなさんにとって経営上の優先度が低い作業に時間を割くこともないだろう。 これも参考に、1は事実を述べたものに過ぎず欠点ではない、2はそのとおりだが現金出金の大半を構成する家事用(日常)の買い物等もすべて現金出納帳に記帳することを前提にしておりその前提がナンセンス、3は事業用の現金を持たないのであれば一般的には正常、4は税務署からの質問には真摯に答えれば足りるところ質問を受けることが欠点だとする理由が不明、5は意見をこちらから述べることを前提にしているが誰も書いていないその前提をいきなり持ち出した理由が不明でありまた説教をされることが欠点だとする理由も不明、6は例示もせず単に鬱陶しいことが待っているとするのは欠点への言及でなく脅しでしかない、7は真摯に対応すれば足りる、8は売上と入金が対応している限り何ら問題なくむしろノルマのある調査官に調査したという実績を与えるのだから好都合、9は8で調査をしたという実績が生じるのであってきっかけではない、というひとりごとを述べておこう。

noname#196137
質問者

お礼

事業主借・事業主貸で仕訳をすることが、事を複雑にせず、不必要な作業を無駄に増やさず、今の私たちにもっとも適した方法であることが、はっきりわかりました。 この方法で青色申告に臨むことにしよう、後は状況に応じて考えて行こうと、夫と決めたところです。 この度は、大変お世話になりました。 お目にかかってお礼が言えないことを、残念に思います。 本当にありがとうございました。

  • chayamati
  • ベストアンサー率41% (260/624)
回答No.17

>・現金も口座も一つずつのままで、事業用は持たない >・現金や預金の勘定は使わない 「事業用は持たない」 これは問題ないでしょう 青色申告ですよね 現金や預金の勘定は必要です 会計処理のソフトは取得されたとか そのソフトに青色申告に対応していると思いますが 青色申告の前提条件が次の2件です。 ・複式簿記による記帳 ・損益計算書と貸借対照表 複式簿記と単式簿記 単式簿記の典型が現金出納帳です 単式簿記とは現金を出金したときその使途も記録する事です 例 1.電気工事の仕事を請け負い、翌月まとめて現金を300,000受け取る   「現金を受け取った」と「仕事をした」の対 2.食材を買った5,000で買った   「食材を取得した」と「現金を支払った」の対 3.現金100,000を銀行へ預けた   「貯金した」と「現金を支払った」 4.奥様が仕事の記帳、電話応対等のため、毎月月末に50,000専従者報酬として受け取る   「専従者報酬の計上」と「現金を支払った」 以上を発生順に記帳したものを仕訳帳、科目別に記帳したものを元帳と呼びます 上記4通の取引の元帳は次のようになります。 現金 1.300,000 2.     5,000 3.    100,000 4.     5O,OOO 収入 1.    300,000 事業主貸 2. 5,000 銀行預金 3.100,000 専従者報酬 4. 50,000 元帳の差引残高を計算して一覧表にしたものを損益計算書、貸借対照表と呼びます 損益計算書:収入、専従者報酬 貸借対照表:現金、銀行預金、事業主貸 所得税の計算は損益計算書だけで可能ですが、 青色申告にするには 現金、銀行預金等の財産の移動記録 も付表として提示しなさい。ということです 長々とすみません。ご不明な点は何度でもどうど。

noname#196137
質問者

お礼

度々すみません。 ソフトは買っただけで、まだ手を付けていないのですが。 ソフトでは、工事代を事業主貸の勘定では入力できないのか? 経費を入力する際、事業主借の勘定での入力は不可能なのか? それが出来ないとは思えないのですが。 事業主貸・事業主借の勘定で入力すれば、現金出納帳や預金出納帳には記載されませんし。 また、銀行預金等の移動記録の付表は、通帳のコピーでは出来ないのでしょうか?

noname#196137
質問者

補足

すみません。 所得税の青色申告承認申告書はすでに出していますが、 簿記方式・・・複式簿記 備付帳簿名・・・総勘定元帳 となっております。

  • hata79
  • ベストアンサー率51% (2555/4940)
回答No.16

NO.8,NO15です。リクエストに応えて回答しましたが、 「「私が備えてる帳簿には、現金勘定がない」という事業主がいたら、ノーベル賞ものです。 「どうやったら、現金勘定なくして帳簿が作成できるのか」を授賞式で発表し、やんやの喝采を浴びることができます。」 の記述については、個人事業主だけに関しては「できうる」処理ですね。 ノーベル賞はもらえません(残念)。 すべての出金を「事業主借」で処理してしまう方法です。これは他の回答者がシンプルになると推奨されてます。 確かに簿記をよく知っていて、かつ事業主勘定について精通してる方ですと、なしうるシンプルな芸当だと思います。 「目から鱗」的な発想です。 現金が減っても、預金が減っても、とにかく「事業主借」を貸方にして仕訳をします。 例、ボールペンを108円で一本購入した。 事務用消耗品費  108円  / 事業主借  108円 事業主のポケットマネーから108円出して、事業用のボールペンを買ったというわけです。 この芸当の長所はシンプルなことです。 この芸当の欠点といえば 1、現金出納簿がない。 2、そのため領収書のない出金について、忘れてしまった場合に、忘れている事自体がわからない現象が起きる。   これは、現金出納簿のチェック機能(前回既述)をあえて不要としているためです。 3、貸借対照表に、期首期末に現金が「ゼロ」という、一般的には異常な計数が出る。  損益計算が正なら、一向にかまわない状態です。 4、万が一、税務当局に「現金出納簿はつけてないのか?」尋ねられたときに「すべて事業主借で処理してる」と回答する必要が出る。  当局は頭が固いと想像するので「なぜ」「どうして」と質問責めにあう可能性が高い。  特に現金出納簿の作成による売上計上漏れや、経費の二重計上への対処方法を聞かれると思う。 5、「損益計算に誤りはないので、税務申告には特に問題はないと考えてる」という意見を述べると、「決算書はそういうものではない」とお説教をされる可能性がある。 6、シンプルで良い芸当ではあるが、それなりに簿記の基礎と勘定科目の知識がないと、うっとうしい事がまっている。 7、公認会計士や税理士などの職業会計人が、個人事業主の記帳代行をしてるなどで、税務当局が「こいつらが、あえてやってることならしょうがねぇな」と理解してくれるならいいが、普通の人が「事業主借勘定にてすべて処理」芸当をすると「ひとつ、いじめてやるか」という気を起こさせかねない。 8、「ひとつ、いじめてやるか」とは「現金売上を計上してなくてもわからない」ので「売上が全部通帳に入金されていることを証明しろ」となる。  つまり売上を証明する請求書と通帳の入金との照合をいやでも調査官にさせてしまう。 9、調査官は「きっかけをつかめば、そこから調査が始まる」と考えてるので、妙なきっかけは与えないほうがお利口。 というわけで、事業主勘定、特に事業主借にてすべての経費出費を処理する「シンプル芸当」は、私は「よく考えついた。考えついた人は偉い」と思いますが、反面「当局になにか聞かれても、自前で回答できるだけの能力がある人用」だとも思います。 初めて旅行に行った先では、やはりメインとなる道を覚えて、その後に裏道小道を覚えていくと思いますが、上記の「シンプル芸当」は、果たして裏道中の裏道でして、数年以上経過しても「メインとなる道の歩き方がわからない」事になりかねません。 また、会計処理について不明な点を精通者に尋ねるときも「すべて事業主借りでやってる」事を伝えないと、相手が正答をくれない可能性が大。 仕訳の勉強をしようと本を購入しても「裏技」仕訳はまず載ってないので、「本を紐解いて回答を得る」ことが難しくなります。 「いっそ、すべて事業主借勘定でしてしまえ」は、良いアイデアだと思いますけどね。

  • hata79
  • ベストアンサー率51% (2555/4940)
回答No.15

NO8です。 「現金も口座も一つずつのままで、事業用は持たない」 これで良いです。 個人事業開始時には、気合をいれて事業用の口座を屋号入りで作って「個人と事業の金は別じゃ!」となさる方が多いですが、どっこい、簿記の学習をされた方でも、事業主貸とか事業主借という勘定科目が出て「やややっや!」となってしまうようです。 これは、日本商工会議所の簿記検定では3級で個人事業レベルの学習をするのですが、ここに事業主借・事業主貸勘定が登場しないのです。そして2級になると法人簿記になるのです。 ですから、2級認定者でも「実際に個人事業主の帳簿をつけると、ようわからん」という方がいるわけです。 「実は簿記3級も危うい」という方ですと、事業主勘定に戸惑うのは当然でして、加えて「事業用の口座」まで気合で作ってしまうと、その処理にてこずる羽目になり「青色申告なんてできるか、ばかたれ!!」となるわけです。 個人が給与を受け取っていた口座をそのまま事業用として何も問題はありません。 「事業主になったからね」「屋号がついてる口座に振り込んでもらう方が、仕事と言う感じが強いのでよい」という意味で「事業用の口座」を屋号をいれて作るのでしょうが、とにかく初めてじゃという方ですと、自ら作業処理を複雑化させて、精神的な不幸を呼んでしまうわけです。 会計処理になれるまでは、個人事業なら「事業専用の口座など、いらない」が私の意見です。 「現金や預金の勘定は使わない」 これは、現実的には無理な話しです。 近くのコンビニにてボールペンを一本買うのには、99%の人が現金で買います。 自動販売機でコーラを買うのも現金です。 経済活動をする以上、個人事業主であろうと無職の幼稚園児であろうと、現金は必要です。 「私が備えてる帳簿には、現金勘定がない」という事業主がいたら、ノーベル賞ものです。 「どうやったら、現金勘定なくして帳簿が作成できるのか」を授賞式で発表し、やんやの喝采を浴びることができます。 現金勘定を使わないのは「不可能」です。 無理です。 そこで、現金出納帳を作成する目的を確認して、その目的にあうように調理すればよいではないかという話しになります。 現金出納簿をつけていると、残高照合により、売上計上もれ、経費つけ忘れを見つけることができます。 例 現金出納簿上では、3,000円なのに財布の中の現金が2,700円しかない。 「なんで?」と一日の行動を思い出してみたら、市役所で印鑑証明を取った際にもらった領収書がポケットに突っ込まれていた。 現金出納簿では、3,000円なのに、財布の中には8,000円ある。 「なんで?」と考えたら、昼間取引先から、「先日支払い漏れした5,000円を現金で受け取った」ことがわかった。 などなどです。 そのような機能がある現金出納簿ですが、これを作るために頭が痛くなってしまっては、本末転倒なので「ま、適当に」作るわけです。 「それじゃ、あかん!」と言われそうですが、売上は預金に入金されるという方ですと、残高が合わない原因は「支払ったけど、領収書があらへん」という状態に限られます。 領収書がないというなら、思い出せばいいのですが、思い出せない場合もありますし、事業用の現金と個人用の現金の区別をつけてないというならば、照合するものがないわけです。 しかし、青色申告で青色申告特別控除を受けようとすると「貸借対照表」を作成する必要があります(※)。 貸借対照表では「1月1日の現金有り高」と「12月31日の現金有り高」を記載する必要があります。 さて、これは困った、、です。 ここで「個人事業主会計の奥の手」を出します。 現金出納簿での残高が、30,000円なのに、実際の事業用現金は3,000円だわねという場合には、差額の27,000円を事業主貸として処理してしまいます。 事業主貸   27,000円  /  現金  27,000円 これで、とりあえず現金出納簿と財布の中身が合ったことになります。 「現金が、27,000円なくなってるけど、経費にはしてない」という意味の仕訳です。 所得税の計算は損益計算、つまり「いくら儲かった」が正しければよいので、現金が少ないけど、経費計上はしておりませんという上記の仕訳でオッケーなのです。 実は個人事業主の貸借対照表は「本当にこれが真性かつ誤りが一分もない」というものは、そうそうお目にかかることができません。 夫が事業主で、妻が夫がしらない預金をもっている場合がいくらでもあるからです。 「あんたが知らない預金をわたしゃ知ってるんだよ」てなもんです。 また、現金残高にしても、厳密に貸借対照表であわせて「これで間違いないぜ!!」という状態になったとします。 では、事業主の机の引き出しから5円玉が出てきたら、どうしましょ。 「ややややや!貸借対照表が5円違ってしまった」と大騒ぎになるようですが「ま、ええて」が実際のところです。 つきつめると「あまり、真面目に考えこむと、どうにもこうにもならん」です。 しばらくは、わからないままやって、わかるようになったら手の込んだことをしましょう。 なお、青色事業専従者に支払った給与についてです。 市販の会計ソフトですと個人事業用には「専従者給与」という勘定科目が、まずあります。 「給与」で処理して摘要欄に「専従者給与」とする必要はありません。 また、青色申告決算書まで自動的に作ってくれるソフトですと「給与」で処理をするのでなく、専従者給与で処理しないと、青色申告決算書の「専従者給与」欄に計数が載りませんので、注意が必要です。 ※ 青色申告特別控除額65万円を受けようとするなら「貸借対照表は必須」です。 青色申告特別控除額は10万円でええわ!という人でしたら、貸借対照表は要らないです。 つまり「事業用だ個人用だと現金や預金を分ける能力がない。精神的に拒絶する」ような人は、貸借対照表の作成をあきらめればいいのです。 しかし市販の会計ソフトでは初期設定をキチンとすれば、いやでも貸借対照表が作成されます。 「いやでも、、、、」とは、その内容があってるかあってないか検証するまでもなく、でたらめな状態でも作成されてしまうという事です。

noname#196137
質問者

お礼

hata79さんは「やややや~のや~」です。 No.16拝見しましたが、とりあえずこちらで。 貸借対照表があるため、現金と口座の(あるいは現金のみでも?)出納帳がなければならない(あるほうが良い)と言うことですよね? 必ず現金や口座の取引が発生するから。 するとどんな仕訳になるか、考えてみたんですが・・・。 <例1> (1)2月分の工事代が、30万円。  (借)売掛金  300,000/(貸)収入(売上)300,000 (2)3月10日に工事代を現金で受け取り、10万円を事業用として普通預金に入れ、5万円を事業用の現金、15万円を生活用とする。  (借)現金   300,000/(貸)売掛金  300,000  (借)普通預金 100,000/(貸)現金   100,000  (借)事業主貸 150,000/(貸)現金   150,000 (3)バス等のカードを、2万円チャージする。  仕訳なし(生活用からだし、月末に勘定する)。 (4)工事用の道具を、現金で買う (借)消耗品    10,000/(貸)現金    10,000 (5)仕事用に借りている駐車場の代金を、預金から振り込む。 (借)地代家賃    6,000/(貸)普通預金   6,315    支払手数料  315 (6)預金から電話代1万円が引き落とされ、そのうちの5割を経費とする。 (借)通信費    5,000/(貸)普通預金   10,000    事業主貸   5,000 (7)バス等のカードを、1万円チャージする。  仕訳なし。 (8)チャージ料金のうち、2万円を経費とする。 (借)旅費交通費 20,000/(貸)事業主借   20,000 (9)月末の事業用預金残を、生活用とする。 (借)事業主貸  83,685/(貸)普通預金   83,685  月末の事業用現金残 40,000円 <例2> 事業用の現金残高 50,000円 (1)(借)売掛金  300,000/(貸)収入(売上)300,000 (2)3月10日に工事代を現金で受け取り、生活用の財布と預金に入れる。  (借)現金   300,000/(貸)売掛金  300,000  (借)事業貸主 300,000/(貸)現金   300,000 (3)仕訳なし (4)(借)現金    10,000/(貸)事業借主  10,000  (借)消耗品   10,000/(貸)現金    10,000 (5)(借)普通預金   6,315/(貸)事業借主   6,315  (借)地代家賃   6,000/(貸)普通預金   6,315    支払手数料   315 (6)(借)普通預金  5,000/(貸)事業借主   10,000  (借)通信費   5,000/(貸)普通預金   10,000 (7)仕訳なし。 (8)(借)旅費交通費 20,000/(貸)事業主借   20,000 (9)月末の事業用の現金残高 50,000円 >貸借対照表では「1月1日の現金有り高」と「12月31日の現金有り高」を記載する必要があります。 有り高が0円ではいけない理由を教えてください。 >現金出納簿上では、3,000円なのに財布の中の現金が2,700円しかない。 財布一つですので、経費の計算に加えて家計簿をつけるなど、毎日必ず財布の中身を確認しないと、現金出納帳上と現金の差額は気が付くことが出来ないと思うのですが、どうなんでしょうか? よろしくお願いいたします。

  • hinode11
  • ベストアンサー率55% (2062/3741)
回答No.14

No.11です。 毎月75,000円ですと多額ですから発生主義で計上する方がいいですね。でも、毎月75,000円の定額なら、年間ベースで見れば、発生主義でも現金主義でも同じ金額になりますけど。 ◇3月分の給与を3月末日に支給する場合: 3月31日 〔借方〕従業員給与 75,000/〔貸方〕事業主借 75,000 【摘要欄】3月分専従者給与支給 ※これだけです。3月に発生する給与を3月に支給するのだから、発生するときの仕訳は必要ないわけです。 ◇3月分の給与を4月10日に支給する場合: 3月31日 〔借方〕従業員給与 75,000/〔貸方〕未払費用 75,000 【摘要欄】3月分専従者給与発生計上 4月10日 〔借方〕未払費用 75,000/〔貸方〕事業主借 75,000 【摘要欄】3月分専従者給与支給 ※青色事業専従者に給与を支払って、それを必要経費に算入する場合は、事前に税務署へ届け出なくてはなりません。

noname#196137
質問者

お礼

度々すみません。 「所得税の青色申告申請書」と「青色事業専従者給与に関する届出書」は、申請は済んでいます(平成26年1月から)。 末日支給でいたします。 ちょっと難しく考え過ぎて、質問してしまったようです。 ありがとうございました。

noname#196137
質問者

補足

事業主借・事業主貸で仕訳をすることが、今の私たちにもっとも適していて、現金・預金等の勘定は、今の私たちには不必要な作業を増やすだけだけだということがはっきりわかりました。 そのため、hinode11さんから教えて頂いた方法で青色申告に臨むことにしようと、夫と決めたところです。 今後状況に応じて考えていく必要性があることも、最初にご説明いただいた【個人事業の会計(経理)に関する基本情報】で理解でき、大変助かります。 最初に着目しておかなければならないことを指摘して、良い方向に向かっていると応援してくださり、最後に背中を押してくださったgaweljnさんをベストアンサーにさせて頂く心境をご理解いただけたら幸いです。 大変お世話になりました。 ありがとうございました。

  • hinode11
  • ベストアンサー率55% (2062/3741)
回答No.13

No.6とNo.11です。 >一か所訂正します。 チャージするときは仕訳なしで(個人用としてチャージする) →チャージしたときは仕訳なしで(生活用としてチャージする) 訂正を了解しました。私のNo.11の回答には変更ありません。

noname#196137
質問者

お礼

ご丁寧に回答いただき、ありがとうございます。

  • gaweljn
  • ベストアンサー率57% (116/202)
回答No.12

全体の流れを見て、質問者さんにとっていい方向に解決できるようだと感じており、回答者のひとりとして嬉しく思う。 そのうえで、 >事業主貸=収入(売上) >事業主借の合計=経費の合計 >という認識でよろしいでしょうか? については、結論としてその認識でも構わない。ただ、単年度で見ると、発生主義では原則としてそうなるとは限らないので留意されたい。 例えば、現預金をすべて家事用にするとして、売上の仕訳は発生主義では次のようになる。 発生時  売掛金 / 売上 (得意先に対する債権のため「売掛金」を用いる) 入金時  事業主貸 / 売掛金 このとき、売上が12月中で入金が1月以降になると、事業主貸=売上とはならなくなる。この仕訳は発生主義の例外的な仕訳ではなく、これが原則となる。必要経費は、事業用のみか家事按分があるかで仕訳が異なってくる。要するに、原則どおり仕訳をすると、ややこしくなる。 (1)目的であれば、次のような仕訳でも構わない。税金計算に影響しないためだ。 発生時  事業主貸 / 売上 入金時  (仕訳なし) 必要経費も同様に考えてよい。 発生主義で仕訳をし、入金日・支払日を仕訳でも残しておきたいのであれば、前者の仕訳がよい。発生主義で仕訳をするが、入金日・支払日は通帳等を見れば分かるなどで仕訳に残す必要がないのであれば、後者の仕訳でも構わない。収入や必要経費のうち、入金日・支払日を仕訳でも残しておきたいものに限り前者の仕訳をし、それ以外は後者でも構わない。 できるだけ仕訳をシンプルにしたいのだろうから、後者で十分だ。税務署等から何か言われたら、税金計算に影響のないことを言わせたうえで、「来年からそうします」とでも答えてスルーすればいいと思う。

noname#196137
質問者

お礼

実は、こういう認識で良いかと聞いた後で、一年の売上の合計と事業主貸の合計が1ヶ月ずれることに気が付き、???と思っておりました。 gaweljnさんのご提案は、発生主義の苦手な私には、本当に助かります。 「税金計算に影響のないことを言わせたうえで」を、必ず忘れないようにします。 ご親切な回答に、感謝します。

  • hinode11
  • ベストアンサー率55% (2062/3741)
回答No.11

No.6です。 >事業主貸=収入(売上) 事業主借の合計=経費の合計 という認識でよろしいでしょうか? 原則としては、その認識で正しいです。しかし、もし例外的な仕訳が発生した場合は、その認識で正しいとは言えなくなるのでご注意ください。 >〇月〇日 18,000円チャージする。 〇月〇日 17,000円チャージする。 と言った具合に、出来る金額をチャージします。 これだとややこしくなりそうなので、チャージするときは仕訳なしで(個人用としてチャージする)、 月末に、 (借)旅費交通費 24,000/ (貸)事業主借 24,000 と仕訳できれば、間違えにくいと思うんですが、いかがでしょうか? 事業用の現金を持たないという前提ならば、たいへん結構です。シンプルで間違えにくいやり方です。

noname#196137
質問者

お礼

度々ご回答いただき、ありがとうございます。 ・専従者給与(75,000円)は、発生主義と現金主義のどちらで仕訳べきか? ・仕訳の仕方は? 以上について教えて頂けますと、助かります。 本当に度々で、すみません。