車の相続手続きは必ずしなくてはならないのですか？

質問

自動車の所有者がなくなった場合、
その自動車についての相続手続きは必ずしなくてはならないのでしょうか？

・車の所有者と使用者が異なっていても問題はないと思っていたのですが、
　相続手続きは必ずしなくてはならないのでしょうか？
　亡くなった者をずっと所有者にしておくことについて、何か罰則や不都合はありますか？

・自動車保険が関係してくる場合、
　故人の名義だった保険については契約者を変更しなくてはならないと思うのですが、
　その場合は車の名義変更も必要でしょうか？
　車の名義変更をしないまま、保険の契約者だけを変更してもよいのでしょうか？
　それとも、保険契約者と車の所有者は一致させないとならないでしょうか？
　車の相続手続きをしない場合、故人が所有者の車に対してでも保険契約は有効なのでしょうか？
　（保険会社にもよるのでしょうか？）

・故人が所有していた車を廃車にする場合には、
　廃車手続きをする者に名義変更をする必要があるということでよいのでしょうか？

よろしくお願いします。

回答No.1

pasocom · ベストアンサー

車も土地や貯金と同じ『財産』です。したがって所有者が亡くなれば相続人が相続するのが原則ですね。
しかし、土地などの名義が死んだ方のままということがままあるように車も名義変更が義務ということはありません。
ただ、所有者は自動車税を毎年払わなければならないので、相続人が変わって払い込む必要があります。
保険契約上は「保険契約者と車の所有者は一致させないとならない」ということはまったくありませんから、現実に乗っておいる方の名義で契約すればよろしい。ただし契約名義を換えると保険等級は下がってしまう、つまり保険料金が上がるでしょうね。

また2年ごとに車検が必要です。この時には自賠責も所有者（故人）名義のままでは効力が出ないので、名義変更が必要になりますね。

車を廃車にするのは面倒です。故人に代わって廃車手続きはできないので、まず車を相続する人の名義に換える必要があります。
これは遺産相続と同じですから、故人の死亡証明や戸籍謄本、法的相続人全員の同意書などが必要です。
名義を変更した後で相続人の名前で廃車手続きをします。
詳しくはディーラーで聞くか、やってもらった方が簡単ですが。

廃車にした後も税金（自動車税）や保険の残金の還付があり、個人名義で還付されます。
個人名義の銀行口座がない場合は、相続人がまた故人の死亡証明や戸籍謄本、法的相続人全員の同意書などを税務担当部署（普通自動車税は県税、軽なら市町村税ですが）に送って還付請求することになります。
これも税担当部署に聞いた方が早いですよ。

お礼

とても詳しくありがとうございました。
大変わかりやすかったです！