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ELISA 96穴?
ELISAには全くの素人です。 ELISAは何故96穴なのですか? 96の異なる検査対象を一度に検査するためですか? それとも、一つの検査対象に対して、96種類の異なる検査をするためでしょうか? いずれにしても、なぜ96という数字なのでしょうか? ばかばかしいしい質問だと思いますが、宜しくお願いします。
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ELISAというか、細胞生物学に用いる培養容器は、6, 12, 24, 48, 96, 386, ...の規格のプレートが一般的なだけです。その上で、通常キットとして販売しているものでコストパフォーマンスとハンドリングのしやすさ、試験の定量性などが一番いいのが96 well plate formatなだけでしょう。ドラッグスクリーニングとかではいスループットでやるなら386とかそれ以上のものも当然あると思いますが、そのへんになってくるとピペット操作で誤差が生じるので機械で行います。 つまり、「別に96でなくてはいけない理由はあまりないが、48とかそれ以下だとコストが高いし、それ以上だと現実的に使いづらい/検出機が一般的に対応していない場合もある」ということで、一番需要が高いのが96 well plate formatなんではないかとおもいます。
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- larme001
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あまり補足解答することはないんですが、具体的に聞かれたので答えます。 >多数の穴で、穴の数の検査対象に同一の種類の検査するのですか? それとも、一つの検査対象に対して、穴の数だけ異なる検査をするのでしょうか? たとえばなにかの健診とかである疾患にかかっているか否かを評価するならそのような使用方法があると思います。総合病院の臨床検査や企業の場合、特定の試験をまとめて行ったりもするでしょうからそういう意味では同じ検査に対して異なるサンプルをまとめて測定して、その中で基準値を超えるものだけを取るといったことは多分やられていると思います。一般的に研究目的の場合はこっちが圧倒的に多いです。薬剤を処理したものとそうでないものとか、実験動物で異なるライン(ノックアウトとそうでないもの)とか、ノックダウンサンプルで変動するかなどをそれぞれ重複サンプルやコントロールをとってそくていするとすぐに96wellぐらいなら使い切ってしまいます。もっとも一度に使い切らなくても余ったwellだけ別の日につかったりしますが、厳密な条件が必要な臨床検査とかでそういうのがやられているのかはちょっとわかりません。 後者の言いたいことが少しよくわかっていないのですが、サンドイッチELISAとかは通常抗体反応ですから、要するになんでもいいんですが、液体中にそのELISAで見たいタンパク質の量がどれくらいあるかを各wellで測定するだけで、そんな用途でそれぞれのwellが使われるだけです。 通常異なる抗体が異なるwellに入ってるわけではないので、測定するものは同じです。
補足
丁寧なご回答、有難うございました。 96穴というその数字自体には特段の意味がないとのこと、良く判りました。 ところで、後半部分の質問(下記)についても、お教え頂けますか? 多数の穴で、穴の数の検査対象に同一の種類の検査するのですか? それとも、一つの検査対象に対して、穴の数だけ異なる検査をするのでしょうか? 全くの無知にてお恥ずかしいのですが、お教え頂ければ幸甚です。 宜しくお願いします。